Windows 11
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ASUS、BIOSアップデートで第6・7世代プロセッサのWindows 11対応を実現へ

MicrosoftがWindows 11を発表した際、刷新されたUIとともに、かなり厳格なハードウェア要件も明らかにしました。セキュリティ面の最低ラインとして、すべてのWindows 11デバイスにTPMとSecure Bootを必須とするほか、一部の例外を除き、第8世代以降のプロセッサを搭載したPCのみをサポート対象としています。この要件に対し、非対応となる第6・7世代プロセッサでWindows 11をテストしてきたユーザーからは、「この要件にはあまり意味がない」といった不満の声が上がっていました。

そんな中、マザーボード大手のASUSが、BIOSアップデートによってこれら旧世代CPUへのWindows 11サポートを拡張する作業を進めていることを発表しました(WindowsLatest経由)。第6・7世代プロセッサ向けのZ270マザーボードは、「UEFI BIOSで設定を変更することなく、デフォルトでWindows 11をサポート」できるようになるといいます。さらに、ROG STRIX Z270F GAMINGマザーボードについても同様の対応が予定されていると予告しています。

ただし、今回の対応が、第6・7世代CPUに欠けている機能をマザーボード側で補完するものなのか、それともUEFI/BIOSの変更によってWindows 11の要件を回避するワークアラウンドなのかは、現時点で明らかになっていません。第8世代と第6・7世代プロセッサの主な違いの一つは、HVCI(Hypervisor-protected Code Integrity、別名「メモリ整合性」)の扱い方です。第8世代プロセッサではこの機能がCPU自体に組み込まれている一方、第6・7世代プロセッサではエミュレーションによってHVCIを実行します。そのため、HVCIを前提とした機能(今後提供が予定されているAndroid用Windowsサブシステムなど)は、旧世代CPU上では動作速度が低下する可能性があります。

もしASUSがファームウェアアップデートだけでMicrosoftのHVCI要件(およびその他の要件)を正当に満たせるのであれば、同社製マザーボードのユーザーにとって大きな朗報となるでしょう。一方で、実際には要件を満たしていないCPUをWindows 11に対応済みと認識させるような形でBIOSに手を加えた「ハック」である場合、Microsoftがどのような反応を見せるのか、今後の展開が注目されます。

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