Appleの「迅速なセキュリティ対応」アップデートとは?仕組みと有効化・無効化・削除の方法を解説

通常、Appleデバイスへの重要なセキュリティ修正は、OSのアップデート時にまとめて提供されます。しかし、「Rapid Security Response(迅速なセキュリティ対応)」アップデートの登場により、この仕組みが少し変わりました。本記事では、通常のOSアップデートとの違いをわかりやすく説明し、有効化の手順についてもご紹介します。
目次
- Appleデバイスの迅速なセキュリティ対応アップデートとは?
- 迅速なセキュリティ対応アップデートを有効化・無効化する方法
- 迅速なセキュリティ対応アップデートを削除しても安全?
要約
- 迅速なセキュリティ対応アップデートは、通常のiOSアップデートの合間に重大なセキュリティパッチを届けてくれる仕組みです。
- デフォルトでは、Appleデバイスに自動的にインストールされるように設定されています。
- インストール後に削除することも可能ですが、デバイスを保護するためには保持しておく方が安全です。

通常であれば、Appleデバイスの重要なセキュリティ修正を受け取るのは、OSをアップデートしたタイミングでした。しかし、迅速なセキュリティ対応アップデートの登場によって、この流れが変わりつつあります。ここでは、従来のOSアップデートとの違いを解説し、この機能を有効にする方法をご紹介します。
Appleデバイスの迅速なセキュリティ対応アップデートとは?

迅速なセキュリティ対応(Rapid Security Response)アップデートとは、標準的なiOSやmacOSのアップデートの合間に発見された脆弱性を修正するために、Appleが配信する小規模なセキュリティアップデートです。いわば、セキュリティ上の欠陥を素早くふさぐための「ホットフィックス」と考えるとイメージしやすいでしょう。この種のアップデートは、iOSバージョン名の後にかっこ付きの英字で表記されます。たとえば「iOS 16.5.1(a)」のような形式です。
では、通常のiOSアップデートと何が違うのでしょうか?主な違いは、ファイルサイズが非常に小さいこと、自動的にインストールされること、そしてほとんどの場合デバイスの再起動が不要であることです。大容量のアップデートファイルをダウンロードしなくても手軽にデバイスを保護できるため、ユーザーにとって大きなメリットとなっています。
迅速なセキュリティ対応アップデートを有効化・無効化する方法
迅速なセキュリティ対応アップデートは、iOS/iPadOS 16.4.1以降、またはmacOS 13.3.1以降がインストールされているすべてのAppleデバイスで利用できます。デフォルトでは有効になっているため、基本的には追加の設定は不要です。もしデバイスに配信されていないようであれば、以下の手順で設定を確認してみてください。
iPhone・iPadの場合
設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート > 自動アップデートの順に進みます。「セキュリティ対応とシステムファイル」のスイッチがオンになっていることを確認してください。
Macの場合
システム設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートを開き、「自動アップデート」の横にある (i) ボタンをクリックします。「セキュリティ対応とシステムファイルをインストール」がオンになっていることを確認しましょう。

手動でインストールする方法
何らかの理由で最新の迅速なセキュリティ対応アップデートがまだインストールされていない場合は、普段のソフトウェアアップデートと同じ手順で導入できます。iPhoneなら設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートを開き、アップデートが表示されたら「ダウンロードとインストール」をタップしてください。
Macの場合は、システム設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートを開き、新しいバージョンがあれば「今すぐアップデート」を選択します。
逆に、迅速なセキュリティ対応アップデートを無効にしたい場合は、上記と同じ手順で「セキュリティ対応とシステムファイル」のスイッチをオフにするだけでOKです。
迅速なセキュリティ対応アップデートを削除しても安全?
インストール直後に不具合が疑われる場合、迅速なセキュリティ対応アップデートを削除することは可能です。ただし、影響が深刻でない限りは、アップデートを保持しておく方が安全です。これらのアップデートには、デバイスを守るために不可欠なセキュリティ修正が含まれているためです。
たとえば、アップデート後にiPhoneのバッテリー減りが早くなったと感じたら、まずは自身の使い方を見直し、バッテリー健康状態を適切に維持するための対策を試してみるのがおすすめです。
それでも削除したいという場合は、以下の手順に従ってください。
iPhone・iPadの場合
設定 > 一般 > 情報 > iOSバージョンから「セキュリティ対応を削除」を選択します。
Macの場合
システム設定 > 一般 > 情報を開き、macOSバージョンの横にある (i) ボタンをクリックします。「最新のセキュリティ対応」セクション内の「削除して再起動」>「対応を削除して再起動」を選択してください。

アップデートを削除した後でも、後から再度インストールすることもできますし、Appleによる次回の標準ソフトウェアアップデートを待つのでも構いません。次回の標準アップデートには、迅速なセキュリティ対応アップデートも自動的に含まれるためです。
迅速なセキュリティ対応アップデートは、Appleが提供する数あるセキュリティ機能のひとつにすぎません。常に最新のセキュリティパッチを適用しておくことで、デバイスと大切な個人データをより確実に守ることができます。
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