macOSの音声入力(ディクテーション)機能の設定方法と使い方
私は文章を書くことが仕事であり、趣味でもあり、そして自分が得意なほぼ唯一のことです。記事を書いていないときは本を書いているため、キーボードを何度も壊すだけでなく、毎分130語というスピードで打ち続けるせいで、手や手首を痛めてしまうことも少なくありませんでした。
そんなわけで、最近は音声入力(ディクテーション)を試し始めました。もちろん、膝の上に美しい秘書を座らせて「口述筆記」してもらうという意味ではありません。それはさぞ心地よいでしょうが、妻が大反対することでしょう。私が言っているのはコンピュータによる音声入力のことで、実はmacOSにはこの機能が標準で搭載されているのです。
macOSで音声入力を設定する方法
まず「システム環境設定」を開き、「アクセシビリティ」を選択します。
補足: macOS Ventura以降では名称が「システム設定」に変わり、音声入力の設定は「システム設定」→「キーボード」→「音声入力」から行えます。
次に「音声入力」タブを開き、「音声入力」をオンにします。
オンにすると「拡張音声入力を使用」が有効になります。初めて音声入力を使う場合は、「拡張音声入力」用のファイルのダウンロードを求められるので、そのまま許可してください。それほど時間はかかりません。
「拡張音声入力」を使う価値は十分にあります。名前の通り、オフライン状態でも音声入力が利用できるようになるからです。
続いて、話す言語を選択します。これにより、コンピュータがあなたの発言を正確に認識できるようになります。希望の言語が表示されていない場合は、「言語」のプルダウンメニューから選択してください。
例えば英語だけでも、4種類のバリエーションが用意されています。
言語を選択すると、対応する言語パックが自動的にダウンロードされます。
次に、音声入力モードを起動するためのキーボードショートカットを選びます。「ショートカット」メニューを開くと候補が表示されるほか、独自のショートカットをカスタマイズすることも可能です。覚えやすい組み合わせを設定しておくと便利です。
最後に、音声入力に使用するマイクを選択します。デフォルトは「内蔵マイク」ですが、外部マイクを接続している場合(私の場合はYetiマイクを使用しています)は、メニューを開いて希望のマイクを選べます。
以上の設定が完了すれば、macOSでの音声入力の準備は整いました。早速試してみましょう。
macOSで実際に音声入力を使ってみる
まず、言葉を受け取るためのアプリケーションを開きます。ワープロ文書、メール、さらにはブラウザのURLバー(Webサイトのアドレスを音声で入力することも可能)など、何でも構いません。
今回は例として、空のTextEdit(テキストエディット)文書を開きました。話す準備ができたら、キーボードショートカットを押して音声入力ボックスを開き、話し始めます。
話していると、数秒ほどのタイムラグの後に、言葉が文書へと表示されていきます。
私は「This is a test of the Mac dictation feature(Macの音声入力機能のテストです)」と話してみました。結果は以下の通りです。
ご覧の通り、一単語だけ間違えてしまいましたが、これは私の強烈なスコットランド訛りのせいです。とはいえ、一般的にmacOSの音声入力は、どの言語でも非常に高い認識率を誇ります。
音声入力が終わったら、小さなボックスの「完了」をクリックして終了します。
音声入力をもっと快適に使うコツ
- 句読点も音声で入力できます。英語の場合は「period(ピリオド)」や「comma(カンマ)」と話すだけで、記号として反映されます。
- 静かな環境で、マイクから一定の距離を保ってはっきり話すと、認識精度が大きく向上します。
- 長時間の口述は思った以上に疲れるので、適度に休憩を挟みながら作業するのがおすすめです。
-
macOSのリカバリーモードを効率的に活用する方法【起動手順と使い方を解説】
「Macはこれまで使ってきた中で最も信頼できるマシンだ」と言われたら、あなたはどう思いますか?おそらく多くの方が同意してくれるでしょう。では、もう一つ質問です。それほど信頼性が高いなら、なぜMacでトラブルが発生するのでしょうか?答えはシンプルです。マルウェア感染、破損したmacOSのインストール、システムファイルの誤削除などが原因で、さまざまな問題が起こり得ます。そこでAppleが用意しているのが「Macリカバリーモード」です。この内蔵機能を活用すれば、Macに関する問題のほとんどを簡単に解決できます。Macのリカバリーモードとは?リカバリーモードは、Appleがユーザーのために組み込んだ緊
-
macOSでターミナル(コマンドライン)を使う方法|基本操作と便利なコマンドを解説
Windowsに「コマンドプロンプト」があるように、macOSにはコマンドの実行やシステム変更に使える「ターミナル」が標準搭載されています。ターミナルはmacOS専用のコマンドラインアプリケーションで、システム設定の変更、ファイルやアプリの起動、さまざまなタスクの実行などに活用できます。Appleが開発したこのアプリは、macOSの標準アプリとして最初からインストールされており、OSをアップデートしても常に同梱されています。ターミナルアプリはMacの「ユーティリティ」フォルダ内にあります。 つまり、ターミナルはMac版のコマンドプロンプトです。「Macでコマンドラインにはどうやってアクセスす