【OS X 31日間のヒント】Automatorで複数の画像を一括リサイズする方法
私はAppleScriptやAutomatorをヘビーに使うタイプではありません(正直に言えば、AppleScriptを本格的に学ぼうとしたことすらありません。なんとも情けない話です)。ただ、Automatorが自分のワークフローに確実に取り込まれた分野がひとつあります。それは画像の一括処理です。日頃から大量の画像を扱っているなら、このテクニックを覚えておくことで、複数の画像をまとめてサイズ変更する際の手間を大幅に減らせるでしょう。
Automatorの基本をおさらい
Automatorの仕組みは非常にシンプルです。「アクション」と呼ばれる個々のステップをつなぎ合わせることで、Macに一連のタスクを自動実行させます。Automatorのワークフローは、いわば「Macに何をすべきかを順番に指示する手順書」のようなものだと考えてください。

Automatorの画面は、左側の2つのサイドバーと中央の作業エリアで構成されています。左端の列には、Automator用のアクションを提供しているアプリが一覧表示され、その隣の列では選択したアプリに関連するアクションを確認できます。使いたいアクションを作業エリアへドラッグ&ドロップすれば、それがそのままワークフローの一部になります。さらに左下には、選択中のアクションの説明が表示されるため、そのアクションが具体的に何を行うのかを事前に把握できるのも便利なポイントです。
最初は少し取っつきにくく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば驚くほど簡単です。本題に入る前に、まずはいろいろとクリックして使えるアクションを眺め回し、Automatorにどんなことができるのか感覚をつかんでおきましょう。
ワークフローを作成する
まずAutomatorを起動し、新規書類を作成します(起動時に新規書類が自動的に開かない場合は、ファイル>新規を選択してください)。ワークフローの種類を尋ねられたら、一覧から「サービス」を選択して選択をクリックします。なお、macOSの新しいバージョンでは「クイックアクション」という名称になっています。他の種類を選んでも問題ありませんが、このチュートリアルではFinderの右クリックメニューから呼び出せるワークフローを目指すため、「サービス」を選びます。
次に、このワークフローが「Finder内の画像ファイル」を対象として動作するよう設定します。作業エリア上部にある「サービスは次の選択項目を受け取る」のポップアップメニューから「イメージファイル」を選択しましょう。続いて、隣のアプリケーション選択ポップアップメニューから「Finder」を選びます。以下のような状態になっていればOKです。

ここまでは順調ですね。
続いて、アクション一覧から「選択されたFinder項目を取得」を探して作業エリアへドラッグします。次に「イメージを拡大/縮小」を検索してみましょう。同名のアクションが複数見つかる場合がありますが、ここで使用するのはプレビューのアイコンが付いているものです。見つけたら、作業エリアの「選択されたFinder項目を取得」の下に配置してください。
この時点で、Automatorから「元のファイルを変更する前にコピーを作成しますか?」と尋ねられます。安全のためコピーを作成するステップを追加しても構いませんが、今回は元の画像を直接リサイズしたいので、追加しないをクリックして先へ進みます。

デフォルト設定では、「イメージを拡大/縮小」アクションは画像を幅480ピクセルにリサイズするようになっています。しかし、せっかくなので実行するたびに任意の幅を指定できるワークフローにしておきましょう。そのためには、「イメージを拡大/縮小」アクションの下にあるオプションをクリックし、「ワークフローの実行時にこのアクションを表示」にチェックを入れます。
以下のように表示されれば設定完了です。

それでは保存しましょう。ファイルメニューから保存…を選択し、ワークフローに名前を付けます。名前は自由につけて構いませんが、後で見てもすぐわかるように「元の画像ファイルを直接リサイズする(コピーは作らない)」ことが伝わる名前をおすすめします(筆者は「イメージを拡大/縮小(コピーなし)」と命名しました)。保存が完了したら、Automatorを終了して問題ありません。
新しいワークフローをテストするには、Finderで適当な画像ファイルを右クリックし、「サービス」にマウスカーソルを合わせて、リストから作成したワークフローを選択するだけです。実行時にダイアログが表示されるので、希望する幅の数値を入力すれば、選択したすべての画像が一括でリサイズされます。
Automatorの使い方に慣れてきたら、ぜひいろいろと実験してみてください。複数のアクションを組み合わせたり、画像以外のファイルタイプ向けのワークフローを作ってみたりするのも面白いでしょう。あなたが作ったオリジナルのワークフローが完成したら、ぜひ@macgasm宛てにツイートして教えてください!
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