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Macで複数モニターがうまく動かないときの対処法9選

人によっては、MacBookの内蔵ディスプレイ1つでも十分という方もいます。一方で、できるだけ広い作業スペースを求めて、複数のモニターを活用したい方も多いでしょう。しかし、マルチモニター環境には利便性の裏に、いくつかの落とし穴も潜んでいます。

多くの場合、複数モニターは問題なく動作しますが、ひとたびトラブルが発生すると、原因の特定に苦労することがあります。何が問題なのか分からないときは、まず以下の基本的なトラブルシューティングの手順を順番に試してみましょう。

1. 接続を再確認する

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、確認して損はありません。HDMI接続は特に不具合が起きやすいことで知られているため、すべてのコネクタがしっかりと奥まで差し込まれているかを確認するのは、最初に行うべき基本ステップです。

また、接続を確認すべき理由はこれだけではありません。例えば、HDMI to Thunderbolt 3ケーブルを使用している場合、差し込む順序が重要になります。必ずケーブルを先にモニター側へ接続し、その後Thunderbolt 3ポートに差し込んでください。逆の順序で接続すると、問題が発生することがあります。

2. ケーブルを点検する

接続と同じ要領で、ケーブル自体のチェックも有効です。すべて正しく接続されていても、ケーブルのどれかが故障していれば意味がありません。特に安価なケーブルを使用している場合は、念入りに確認することをおすすめします。

注意すべきは故障だけではありません。HDMIケーブルが正常に動作していても、規格が古すぎて目標の解像度に対応していないケースもあります。これはあまり多くありませんが、動作が確認されている別のケーブルで試せば、この可能性を簡単に排除できます。

幸い、新しいケーブルにそれほどお金をかける必要はありません。

3. Thunderbolt 3ドックを使わない

最近のMacBookモデルをお使いなら、Thunderbolt 3ドックは非常に便利です。外付けモニターを接続する際に、電源アダプタのほかに変換アダプタ(ドングル)を2〜3個も挿す代わりに、1本の接続だけで済みます。デスクで有線のマウスやキーボードを使いたい場合には特に重宝します。

ただし、MacBookの画面を開いたまま外付けモニターを1台使う分には問題ありません。一方、クラムシェルモード(画面を閉じた状態)で運用している場合は、ドックがトラブルの原因になりがちです。理想とは言えませんが、最も安定した結果を得るには、使用するモニターごとにThunderbolt 3ポートへ直接接続するのがおすすめです。

4. アダプタを確認する

同様に、アダプタを使用している場合は、すべての機器の互換性を確認しましょう。複数のアダプタを連結している場合、問題の原因はそこにある可能性があります。

例えば、「USB-C to HDMIアダプタ」+「HDMIケーブル」という構成なら問題なく動作します。しかし、「USB-C to DVIアダプタ」+「DVI to HDMI変換コネクタ」という組み合わせでは動作しません。コンピューターからモニターへの信号経路は、できるだけシンプルにすることが理想です。

5. 電源に接続する

これもMacBookユーザー向けのヒントです。Macのモデルや使用しているモニターによっては、バッテリー駆動ではモニターとの接続を維持するのに十分な電力を供給できないことがあります。

幸い、対策は簡単です。外付けモニターを使用するときは、必ずノートパソコンを電源に接続しましょう。接続するものが1つ増えますが、トラブルの予防につながります。

6. 別のパソコンでモニターを確認する

コンピューターからの信号経路に問題がないことを確認したら、次はモニター側の不具合を切り分けましょう。手元に別のパソコンがあれば、モニターをそこに接続して試すのが最も簡単です。

別のパソコンがない場合は、Apple TVなどのストリーミング端末で試せるかもしれません。それも難しければ、友人や家族にノートパソコンを持ってきてもらいましょう。少なくとも、モニター自体が正常に動作しているかどうかは確認できます。

7. 解像度を調整してみる

モニターが正常に動作するようになった後でも、別の問題に直面することがあります。最も多いのが、解像度の設定ミスによる文字のぼやけです。Macは適切な解像度を自動的に判断しようとしますが、常に正しいとは限りません。

解像度を手動で設定するには、システム環境設定(macOS Ventura以降ではシステム設定)を開き、ディスプレイを選択します。Optionキーを押しながらスケーリング済みオプションをクリックすると、選択可能な解像度の一覧がすべて表示されます。多少の試行錯誤が必要かもしれませんが、よりシャープな表示に改善できる可能性があります。

8. ディスプレイをキャリブレーションする

文字のぼやけはないものの、色味がどこかおかしいと感じる場合は、いくつかの対処法があります。まず、システム環境設定のディスプレイ設定にあるカラープロファイルを確認してみましょう。

それでも色が正しく表示されない場合は、モニターを手動でキャリブレーションできます。ブラウザから利用できる無料のキャリブレーションツールを活用するのも良い方法です。

9. SMCまたはNVRAMをリセットする

あらゆる手段を試しても解決しない場合、最後に残された手段があります。MacのSMC(システム管理コントローラ)のリセットは、さまざまな問題をまとめて解決できる万能策のひとつです。Macに何らかの異常があるものの、具体的な原因が分からない場合には、常に検討する価値のある選択肢です。

注意: SMCまたはNVRAMのリセットは、Intel製チップを搭載したMacでのみ実行できます。Apple Silicon搭載モデルではこの操作は行えません。

この方法はモニター関連の問題にも有効です。SMCのリセットにより、ディスプレイ管理やポートが正常に機能しない問題が解消されることがあります。また、NVRAMには解像度を含む多数の設定が保存されています。手動での解像度変更でも問題が解決しなかった場合は、NVRAMのリセットが効果的です。

もう一台モニターを買わなくても大丈夫

ここまで読んで、複数モニターの導入に二の足を踏んでしまった方もいるかもしれません。しかし、心配はいりません。ほとんどの場合、複数モニターの運用は「つなぐだけ」で完了します。また、複数モニターは不要でも現在のディスプレイが手狭に感じられるなら、別の選択肢もあります。物理的なモニターを増やす代わりに、macOSの「Mission Control」で仮想デスクトップを複数活用すれば、作業スペースを効率的に拡張できます。

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