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App Storeの払い戻し(返金)を受ける方法【iTunes・Web・iPhoneからの申請手順】

iPhoneやiPadのアプリが、宣伝されていた通りに動かなかったり、まったく動作しなかったりすることは珍しくありません。また、App Storeからアプリが削除され、「購入済み」タブからもダウンロードできなくなってしまうケースもあります。こうした状況に直面したユーザーは、支払ったお金の返金を求めることができます。では、具体的にはどのように申し込めばよいのでしょうか。そして、返金は実際に受けられるのでしょうか。

本記事では、App Storeでの払い戻し(返金)の申請方法と、その手続きに関するルールについて詳しく解説します。

「購入済み」タブから消えてしまったアプリ

Bejeweled 2やDead Space、Need for Speed ShiftといったEAゲームのファンは、2015年にこれらのタイトルがApp Storeから姿を消したとき、大きな衝撃を受けました。以前にもストアから削除されたゲームはありましたが、今回のケースは少し事情が異なりました。

それまで、開発者は何らかの理由でアプリをApp Storeから完全に削除しても、すでに購入したユーザーはiPhoneやiPadのApp Storeアプリにある「購入済み」タブから引き続きダウンロードできる仕組みでした。しかし、ストアの仕様変更により、開発者がアプリを完全に削除すると、「購入済み」タブからも同時に削除されるようになったのです。

Tweetbot 4の開発者であるPaul Haddad氏もこの問題に遭遇しました。iOS 9のリリース直後にTweetbot 4を公開した際、混乱を避けるためにTweetbot 3をApp Storeから削除することにしました。有料ユーザーは「購入済み」タブから引き続きアクセスできると考えていましたが、実際にはそうならず、多くの苦情が寄せられました。

調査の結果、Haddad氏はこの理不尽な新ルールを回避する方法を見つけました。「購入済み」タブからアプリをダウンロード可能にするには、世界の少なくとも1つの地域で販売が継続されている必要があるため、西アフリカのブルキナファソでは販売を続けることにしたのです。

では、開発者がHaddad氏のような対応をしてくれず、アプリをそのまま削除してしまった場合はどうすればよいのでしょうか。心配いりません。Appleに対して、App StoreおよびiTunesの購入分について返金を申請することができます。

Appleから返金を受けられるのか?

答えはイエスです。ほぼ間違いなく返金してもらえます。特にヨーロッパ在住の方にとってはその傾向が強く、法律上、Appleはデジタルコンテンツの購入から14日以内であれば理由を問わず返金請求に応じる義務があります。

ただし、同じユーザーが頻繁に返金を申請した場合にAppleがどう判断するかは不明です。99円程度の安価なアプリよりも、高額なのに自分の端末で動作しないアプリなど、返金申請は本当に必要な場面にとどめておくのが賢明でしょう。また、欲しいアプリの「無料お試し」として返金制度を悪用するのは避けるべきです。

英国・EU圏外にお住まいの方や、購入から14日以上経過した場合でも返金は可能ですが、手続きはやや複雑になります。EU内の14日以内の購入とは異なり、その他の返金申請では理由を記入する必要があり、Appleの担当チームが審査を行います。審査の過程で追加情報の提供を求められることもあります。

なお、Appleは過去に、誤って行われたアプリ内課金(親のiPadで子供が操作してしまったケースなど)についても返金に応じた実績があります。ただし、これは1人の顧客につき1回限りですので、こちらも多用しないようにしましょう。

それでは、App StoreやiTunesの返金は具体的にどうやって申請するのでしょうか。主な方法は以下の通りです。

iTunesから返金を申請する方法

1)MacまたはPCでiTunesを起動する。
まず、MacまたはPCでiTunesを開き、自分のApple IDでサインインしていることを確認します。上部のメニューバーから「アカウント」をクリックし、Apple IDのメールアドレスが表示されていればサインイン済みなので次のステップへ進めます。表示されていない場合は「サインイン」を選択してパスワードを入力してください。

2)アカウント情報にアクセスする。
サインインしたら、iTunesの再生バーの右側にある自分の名前をクリックし、ドロップダウンメニューから「アカウント情報」を選択します。その後、Apple IDのパスワードの入力を求められ、認証が完了するとアカウント情報にアクセスできます。

3)購入履歴を開く。
アカウント情報ページで「購入履歴」のサブメニューを見つけ、「すべてを表示」をクリックします。一覧から返金を希望する購入項目を探し、その横にある「問題を報告」をクリックします。

4)返金手続きを完了する。
「問題を報告」をクリックすると、Appleのウェブサイトに移動します。サインイン後の手順に従い、「返金オプション」をリクエストして理由を説明します。なお、英国/EUのユーザーが購入から14日以内に返金を申請する場合は、デジタルダウンロードに関する欧州法により、理由の説明は不要です。

※補足:macOS Catalina以降ではiTunesが廃止され、音楽はミュージックアプリ、デバイスとの同期はFinder経由で管理されるようになりました。Windows版のiTunesは引き続き利用できますが、Macユーザーは後述のWebブラウザからの申請がおすすめです。

Webブラウザから返金を申請する方法

何らかの理由でPCやMacのiTunesを使いたくない場合は、Webブラウザから返金を申請できます。

1)Appleの「問題を報告」ページにアクセスする。
まず、Webブラウザを開き、Appleの問題報告ページ(reportaproblem.apple.com)にアクセスします。アクセスしたら、Apple IDでサインインします。

2)返金したい購入項目を探す。
Appleの「問題を報告」ページにログインしたら、適切なタブ(すべて、ミュージック、ムービー、TV番組、App、ブックなど)を選択し、返金を希望する購入項目を見つけます。

3)返金申請を送信する。
返金したいアプリが見つかったら、購入項目の右側にある「問題を報告」を選択します。ここで返金を希望する理由を選択し、必要に応じて詳細を入力します。すべての情報を入力し終えたら、「送信」をクリックします。

iPhoneやiPadから返金を申請する方法

残念ながら、AppleはiOS向けのApp Storeアプリに問題報告へのリンクを組み込んでいません。そのため、iPhoneやiPadしか使えない環境では、少し異なる手順を踏むことになります。

1)メールアプリを起動する。
まず、メールアプリ(または普段使用しているメールアプリ)を開き、返金を希望する購入の請求書メールを探します。最も簡単な方法は「Your receipt from Apple」(Appleからの領収書)というキーワードで検索することです。この件名は請求書メールで常に使われています。

2)問題を報告する。
返金を希望するアプリの請求書メールが見つかったら(App StoreやiTunesでの購入頻度によっては時間がかかることもあります)、該当するアプリの横にある「問題を報告」をタップします。

3)上記の手順に従う。
「問題を報告」をタップすると、SafariでAppleの「問題を報告」ページが開きます。そこからは、前述の「Webブラウザから申請する方法」の手順に従ってください。

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