Windowsメモリ診断ツールの使い方|RAMの問題をチェックしてBSODやフリーズを解決
RAM(ランダムアクセスメモリ)は、パソコンのハードウェアの中でも多くのシステムトラブルの原因となりやすい部分です。ブルースクリーン(BSOD)エラーが頻発する、パソコンが頻繁にフリーズする、ゲームや3Dアプリケーション、動画・グラフィック編集ソフトなどRAMへの負荷が高い作業中に勝手に再起動する——こうした症状は、すべてメモリのハードウェア障害の兆候である可能性があります。不良のメモリモジュールは、パソコンにさまざまな問題を引き起こします。そこで活用したいのが、Windowsに標準搭載されている「Windowsメモリ診断ツール」です。このツールを使えば、パソコンのRAMを含むメモリ上の潜在的な問題を簡単にチェックできます。
トラブルシューティングの最初のステップとしてメモリ診断を実行しておくのは非常に有効です。総合的なテストを実行して結果を表示してくれるため、メモリに問題があるかどうかを素早く判断し、すぐに対策を講じることができます。なお、このツールで検出できるのはRAMの問題のみである点に注意してください。
Windows 10でメモリ診断ツールを実行する方法
メモリ診断ツールは、以下のいずれかの方法で起動できます。
- コントロールパネルを開き、検索ボックスに「memory」と入力します。候補に表示される「Windowsメモリ診断」をクリックして起動します。
- スタートメニューの検索ボックスに「メモリ診断(Memory diagnostic)」と入力する方法も便利です。候補に「Windowsメモリ診断」アプリが表示されるので、クリックして開きましょう。
- また、「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、mdsched.exeと入力してEnterキーを押すことでも起動できます。
ツールを起動すると、次の2つの選択肢が表示されます。「今すぐ再起動し、問題を確認する」または「次回のコンピューターの起動時に問題を確認する」です。

再起動してすぐ診断を行う場合は、作業中のデータを必ず保存し、開いているプログラムをすべて閉じてから実行してください。次回の起動時に診断する場合も同様に、事前に作業を保存しておくことをおすすめします。
再起動後、メモリ診断ツールが自動的に起動し、メモリのテストが開始されます。診断にはある程度時間がかかるため、気長にお待ちください。テスト中は進行状況バーとステータスが画面に表示され、進み具合を確認できます。
メモリ診断ツールの詳細オプション
メモリ診断ツールの起動時にF1キーを押すと、詳細オプションにアクセスでき、ツールの設定を細かく調整できます。
設定できる項目は以下の3つです。
- テストミックス: 実行するテストの種類を選択します(基本/標準/拡張)。各選択肢の内容はツール内に説明が表示されます。
- キャッシュ: 各テストのキャッシュ設定を選択します(既定/オン/オフ)。
- パス回数: テストを繰り返し実行する回数を入力します。

詳細オプションの変更後、F10キーを押すと設定が適用され、テストが開始されます。メモリのチェック完了まで数分かかる場合があります。テストが終わると、パソコンは自動的に再起動し、通常どおりWindowsのデスクトップに戻ります。
ログオンすると診断結果がポップアップ表示されるのが一般的ですが、環境によっては自動的に表示されないこともあります。その場合は、イベントビューアーから手動で結果を確認しましょう。
メモリ診断ツールのテスト結果を確認する方法
メモリ診断の結果を確認する手順は以下のとおりです。
- 「Win + R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「eventvwr.msc」と入力してEnterキーを押します。
- Windowsイベントビューアーの画面が開きます。
- 左側のペインにある「Windowsログ」を展開し、「システム」をクリックします。
- ウィンドウ中央にシステムログの一覧が表示されます(件数が膨大な場合もあります)。
- このままでは目的の結果を探すのが困難なので、絞り込みましょう。右側の操作ペインから「検索」をクリックします。

- 表示された検索ボックスに「MemoryDiagnostic」と入力し、「次を検索」をクリックします。
- 同じウィンドウの下部にテスト結果が表示されます。
- 該当するイベントログのエントリをダブルクリックすると、詳細情報やエラーの有無を確認できます。

診断の結果エラーが検出された場合は、メモリモジュールの抜き差しや挿し直し、別スロットへの移し替えを試してみてください。それでも改善しない場合は、メモリ自体の故障が疑われるため、交換を検討しましょう。
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