Windows 11/10でWindowsメモリ診断ツールを使ってRAMをチェックする方法
Windows 11/10には、Windowsメモリ診断ツール(Windows Memory Diagnostic Tool)が標準搭載されています。このツールを使用すると、パソコンに搭載されているRAM(Random Access Memory)を含むメモリの問題を診断し、不良メモリや不具合の原因を特定できます。診断には通常20分程度かかります。
Windowsメモリ診断ツールとは
Windows 11/10/8/7/Vistaは、メモリに問題が発生している可能性を検出すると、通知を表示します。通知をクリックするとツールが開きます。任意のタイミングでWindowsメモリ診断ツールを実行したい場合は、以下の手順に従ってください。
- コントロールパネルを開き、検索ボックスに「memory」と入力します。「コンピューターのメモリの問題を診断する」をクリックしてツールを起動します。
- または、スタートメニューの検索に「mdsched」と入力してEnterキーを押すことでも起動できます。
- メモリ診断ツールをいつ実行するか、以下の2つのオプションから選択します。
- 「今すぐ再起動し、問題を検出する」:即座に再起動して診断を実行します。
- 「次回のコンピューター起動時に問題を検出する」:次回起動時に診断を実行します。
今すぐ再起動してツールを実行する場合は、作業中のデータを保存し、実行中のすべてのプログラムを終了しておきましょう。Windowsの再起動後、メモリ診断ツールが自動的に実行されます。診断では2回のテストパス(Test Passes)が実行されます。
メモリ診断ツールの詳細オプション
ほとんどのユーザーには、ツールを自動で実行させるのがおすすめです。しかし、上級者向けに設定を変更することも可能です。メモリ診断ツールが起動したら、F1キーを押すと以下の項目を調整できます。
- テストミックス(Test mix):実行するテストの種類を「基本」「標準」「拡張」から選択します。各内容はツール内で確認できます。
- キャッシュ(Cache):各テストのキャッシュ設定を「既定」「オン」「オフ」から選択します。
- パス数(Pass count):テストを繰り返す回数を入力します。
デフォルト設定は「標準(Standard)」で、基本テストすべてに加えて、LRAND、Stride6、WMATS+、WINVCなどのテストが含まれます。
「基本(Basic)」テストでは、MATS+、INVC、SCHCKRが実行されます。
「拡張(Extended)」テストには、基本テストと標準テストのすべてに加えて、Stride38、WSCHKA、WStride-6、CHCKR4、WCHCKR3、ERAND、Stride6、CHCKR8などが含まれます。
設定を変更した場合は、F10キーを押して保存し、テストを開始します。変更せずにデフォルトのテストを続行する場合は、Escキーを押してください。
メモリのチェックが完了するまで、数分かかる場合があります。テスト完了後、Windowsは自動的に再起動します。エラーが検出された場合は、メモリエラーは通常メモリチップまたはその他のハードウェアの問題を示しているため、パソコンの製造元に修理方法について問い合わせてください。
より高度なメモリ診断を行いたい場合は、Memtest86+などのフリーソフトを試したり、PCストレステスト用の無料ソフトを活用するのも良いでしょう。
Windowsメモリ診断ツールは信頼できる?
はい、RAMに異常がないかを無料で確認できる優れたツールです。問題の兆候が表示された場合は、別のソフトでさらに詳しく調査できます。標準的なチェックに加え、ERAND、Stride6、CHCKR8などの多彩なテストを利用して、搭載されているRAMの問題を検出できます。
なぜメモリ診断に時間がかかるのか
このツールは一度のテストで結果を出すのではなく、複数のテストプログラムを順番に実行して問題を検出します。そのため、搭載されているRAM容量が大きいほど、完了までにより多くの時間が必要になります。メモリに問題があると思われるとき、交換前に確実に原因を特定したい場合に使用するのに適したツールです。
メモリ診断ツールは途中で中断できる?
ツールはメモリのテストのみを行っているため、途中で終了してもパソコンに悪影響はありません。ただし、終了するにはPCの強制シャットダウンが必要です。できるだけ最後まで待つことをおすすめします。電源をつないだままにして、その間に他の作業をするのが良いでしょう。
RAMは突然壊れることがある?
どのようなハードウェアでも、経年劣化や製造上の欠陥によって故障する可能性があります。RAMも例外ではありません。一見正常に見えても、メモリテストを実行すればRAMに問題があるかどうかを確認できます。故障が判明した場合は、新しいRAMへの交換が最善策です。
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