Windows 10がスリープから復帰しないときの対処法4選【初心者向け解説】
「本当に信じられません。Windows 10にアップグレードするまで、ノートパソコンは完璧に動いていました。ところがシステム更新をインストールした後、スリープモードから復帰できなくなってしまったのです」
Windows 10にアップグレードした後、多くのユーザーがスリープからの復帰に関する問題に直面しています。具体的には、PCがスリープモードに入った後、キーボードやマウスを操作しても反応せず、本体は稼働音がしているのに画面が真っ暗なまま戻らないという症状です。最終的には電源ボタンを長押しして強制終了するしかない状態になってしまいます。
この記事では、Windows 10がスリープモードから復帰しない問題を解決するための4つの方法をわかりやすく解説します。
方法1:高速スタートアップを無効にする
スリープからの復帰不良の原因として意外と多いのが「高速スタートアップ」機能です。この機能がスリープ状態と干渉し、正常な復帰を妨げているケースがあります。まずは高速スタートアップを無効化してみましょう。
手順は以下の通りです。
- 「Win」ボタンを右クリックするか、「Win + X」キーを押してメニューを開きます。
- 「電源オプション」を選択します。
- 左側のパネルにある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
画面を下にスクロールすると「シャットダウン設定」がグレー表示になっているはずです。このままでは設定を変更できません。そこで、一度上にスクロールして「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックしてください。すると「シャットダウン設定」が編集可能な状態になります。「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。その後PCを再起動すれば、スリープから復帰しない問題が解消されることがあります。
方法2:電源プランを既定の設定に戻す
電源プランの設定をカスタマイズした後にスリープ復帰の不具合が発生することもあります。設定内容によっては、スリープ移行時や復帰時の動作に悪影響を及ぼすためです。この場合は、電源プランを初期状態に戻してみてください。
「電源オプション」を開き、「コンピューターがスリープ状態に移行する時間を変更」をクリックします。次に「このプランの既定の設定を復元します」を選択し、変更を確定しましょう。これでスリープからの復帰問題が解決できる場合があります。
方法3:コマンドプロンプト(CMD)でスリープ機能を無効化する
どうしてもスリープ関連のトラブルが続く場合は、コマンドを使ってスリープ機能自体を無効にする方法もあります。スリープを使わない運用でよいのであれば、シンプルで確実な対策です。
「Win + X」キーを押し、検索ボックスに「cmd」と入力してEnterキーを押すと、コマンドプロンプト(コマンドコンソール)が開きます。そこに「powercfg /h off」と入力してEnterキーを押してください。これでWindows 10の休止状態(スリープ)機能が無効になります。次回PCを再起動した後は、スリープから復帰しない問題に悩まされることはなくなるでしょう。
方法4:Intel(R) Management Engine Interface(MEI)ドライバーを旧バージョンに戻す
Intel(R) Management Engine Interface(MEI)ドライバーの特定バージョンには、Windows 10の更新後にスリープからの復帰を妨げる不具合があることが知られています。該当するドライバーを使っている場合は、バージョンを戻すことで改善する可能性があります。
「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力して「デバイスマネージャー」を起動します。「システムデバイス」の一覧から「Intel(R) Management Engine Interface」を探して右クリックし、「プロパティ」を開いてください。
「ドライバー」タブにある「ドライバーのロールバック」をクリックすると、以前のバージョンに戻せます。ロールバックできない場合は「アンインストール」を選択しても構いません。一般的に、バージョン11.X系のMEIドライバーではスリープ復帰の不具合が発生しやすいとされているため、10.X系または9.X系のドライバーをインストールすることをおすすめします。
まとめ
スリープから復帰しない問題の多くは、高速スタートアップや電源プランなどのシステム設定に起因しています。上記4つの方法を順番に試せば、大半のケースは解決できるはずです。もしすべての方法を試しても改善しない場合は、メモリやグラフィックボードなどハードウェア側の状態を確認してみてください。また、システムのクリーンアップや高速化を行いたい方は、Windows Care Geniusなどの最適化ツールの活用も検討するとよいでしょう。
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