Windows 10のブラックスクリーンエラーを解決する10の対処法
Windows 10のブラックスクリーンは、Windowsパソコンで発生する深刻なエラーの一つです。この問題が起こると、PCを起動した直後に画面が真っ暗になり、アカウントにログインできなくなります。アプリや保存済みのファイルにアクセスできないため、パソコンがほぼ使用不能の状態に陥ってしまいます。
幸いなことに、ログイン後のブラックスクリーン問題には複数の解決方法があります。本記事では、この問題の主な原因を解説し、実際に試せる対処法を詳しくご紹介します。
- パート1:よくあるWindows 10のブラックスクリーンの症状
- パート2:Windows 10でブラックスクリーンが発生する原因
- パート3:ハードウェア面からの対処法
- パート4:ソフトウェア面からの対処法
パート1:よくあるWindows 10のブラックスクリーンの症状
ブラックスクリーンにはいくつかのパターンがあります。ここでは代表的な症状をご紹介するので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

1. ログイン後にブラックスクリーンが表示される
他のケースとは少し異なり、アカウントへのログイン自体はできるものの、その先へ進めない状態です。ログイン後の画面で操作が固まってしまいます。
2. 回転する円(スピナー)や白いドットとともに黒い画面が表示される
読み込み中を示す回転する円はおなじみですが、ブラックスクリーン問題でも表示されることがあります。画面上にローディングの円または白い点々が表示されたまま進まない場合は注意が必要です。
3. カーソルが表示されないブラックスクリーン
ブラックスクリーン発生時にマウスカーソルが消えてしまうこともあります。この状況でカーソルが見えなくなるのは珍しいことではありません。
4. Windows 10アップデート後にブラックスクリーンが発生する
アップデートは不具合の原因になることがあります。Windows 10の更新プログラムを適用した直後にブラックスクリーンが表示されるケースです。
5. スリープ復帰後にブラックスクリーンが発生する
長時間スリープ状態にしていたパソコンを復帰させた際に、ブラックスクリーンエラーが発生することがあります。
6. 起動時にブラックスクリーンが表示される
最も多いのがこのパターンです。パソコンの電源を入れた瞬間から画面が真っ暗になり、何も操作できなくなります。
パート2:Windows 10でブラックスクリーンが発生する原因
Windows 10でブラックスクリーンが発生する原因は大きく分けて2つ。「ハードウェアの問題」と「ソフトウェアの問題」です。
ハードウェアの問題

モニターを含む接続デバイスがシステムと互換性がない場合、ブラックスクリーンエラーが発生することがあります。これは、互換性の問題をユーザーに知らせるためのPC側の挙動です。
ソフトウェアの問題

システム設定の不備、誤った設定、古いドライバー、ウイルスやマルウェアへの感染、レジストリの破損などがあると、ブラックスクリーンが表示される可能性が高くなります。
パート3:ハードウェア面からの対処法
ハードウェアに原因があると思われる場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
1. USB機器などの周辺機器を取り外す

まず最初に、新しく接続したデバイスをすべて取り外しましょう。購入したばかりのUSBメモリや周辺機器がシステムと相性が合わず、不具合を引き起こしている可能性があります。
2. モニターケーブルの接続を確認する

モニターと本体をつなぐケーブルが緩んでいないか、ポートにしっかり差し込まれているかを確認してください。緩んでいる場合は、必要に応じて新しいケーブルに交換しましょう。
3. 別のモニターに切り替える

使用中のモニターがシステムと互換性がないことが判明したら、モニターの交換を検討しましょう。対応しているモニターに切り替えることで、ブラックスクリーン問題を解消できます。
4. バッテリーを一度取り外して再装着する
ノートパソコンなどバッテリーを搭載している場合は、一度取り外して数分待ってから再装着してください。バッテリーからの電力供給が不安定だと、正常に起動できないことがあります。
5. GPUファンのホコリを掃除する

ホコリの蓄積はさまざまなトラブルの原因になります。長期間掃除していない場合は、GPUファンに付いたホコリをきれいに取り除き、ファンが正常に回るようにしましょう。
パート4:ソフトウェア面からの対処法
ハードウェアに問題がない場合は、ソフトウェア側に原因がある可能性があります。以下の方法で、カーソルだけが表示されるブラックスクリーン問題などを解決できます。
方法1:SFC /ScannowコマンドでWindows 10を修復する
システムファイルの破損が原因の場合は、SFC(システムファイルチェッカー)を使って破損ファイルを検出・修復できます。このツールは壊れたファイルを自動的に検出し、正規のファイルと置き換えてくれます。手順は以下の通りです。
● PCを数回再起動すると、Windowsブートメニューが表示されます。「トラブルシューティング」>「詳細オプション」を選択し、「コマンドプロンプト」をクリックします。

● コマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sfc /scannow

スキャンと修復が完了するまで待ちます。完了したらPCを再起動すれば、問題なく起動できるようになります。
方法2:chkdskコマンドでディスクエラーやファイルシステムの破損をチェック・修復する
ファイルシステム全体が破損していたり、ディスクに問題がある場合は、チェックディスクコマンドを実行して修復しましょう。手順は以下の通りです。
● PCを数回再起動してWindowsブートメニューを開き、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」の順に選択します。

● コマンドプロンプトのウィンドウが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
chkdsk /f /r

このコマンドによりディスク関連のエラーが修復され、起動時のブラックスクリーンエラーを防げます。
方法3:セーフモードでブラックスクリーンを解決する
未適用のアップデートがある場合は、ネットワークありのセーフモードで起動すれば、インターネットに接続してアップデートをダウンロード・インストールできます。手順は以下の通りです。
● PCを数回再起動してWindowsブートメニューを開きます。「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」の順に進み、「ネットワークありのセーフモードを有効にする」を選択します。

● セーフモードで起動したら、「Windows + I」キーを同時に押して設定メニューを開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。

● 次の画面で「更新プログラムのチェック」をクリックします。

利用可能なアップデートが検出されると、インストールできます。完了したらPCを再起動すれば、アップデート後のブラックスクリーン問題は通常解決します。
方法4:システムの復元を実行する
システムの復元機能でもブラックスクリーン問題を解決できる場合があります。手順は以下の通りです。
● PCを数回再起動してWindowsブートメニューを開き、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「システムの復元」をクリックします。

● 次の画面で「次へ」をクリックします。

● 戻したい復元ポイントを選択して「次へ」をクリックします。

● 最後の画面で「完了」をクリックすると、復元処理が始まります。

復元が完了したらPCを再起動してください。ブラックスクリーン問題は解消されているはずです。
方法5:専用ツールでブラックスクリーンを確実に修復する
上記の方法で解決しない場合は、Windowsシステムのトラブルに特化した専用ソフトの活用をおすすめします。「Windows Boot Genius」は、さまざまなWindowsの問題を修復できるツールです。使い方は以下の通りです。
● 正常に動作する別のPCでソフトをダウンロードして実行します。空のCD/DVDまたはUSBメモリを挿入し、ソフト上で選択して「書き込み(Burn)」ボタンをクリックします。

● 作成したディスクまたはUSBメモリを問題のあるPCに挿入し、そこから起動します。起動したら「Windows Rescue」を選択し、左パネルの「Crash before loading bar」をクリックします。

あとは画面の指示に従うだけで、ブラックスクリーン問題を修復できます。
Windows 10でブラックスクリーンエラーが発生しても慌てる必要はありません。本記事で紹介したように、解決方法は多数あります。どうしても解決できない場合は、Windows Boot Geniusのような専門ツールに頼るのも一つの手です。
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