Windowsで「メディアは書き込み禁止です」エラーを解決する方法
書き込み保護(ライトプロテクション)は、ユーザーが誤ってディスクやその他のストレージデバイス上のデータを削除・変更してしまうのを防ぐための機能です。しかし、実際には書き込み保護されていないはずのドライブに対して、Windowsが誤って「書き込み禁止」と判断し、操作を受け付けてくれないことがあります。
幸いなことに、「メディアは書き込み禁止です」というエラーにはさまざまな解決策があります。ここでは、基本的な対処法から順番に見ていきましょう。
メディアの書き込み保護スイッチを確認する
USBフラッシュドライブやSDカードなどの外部ストレージのフォーマットや書き込みがうまくいかない場合、まず物理的な書き込み保護スイッチがないか確認してください。これは本体側面にあるスライド式のスイッチで、オン・オフを切り替えられるようになっています。
誤って書き込み禁止側にスイッチが入ってしまっていると、元に戻すまでフォーマットも書き込みもできません。スイッチを操作する前に、必ずドライブを安全に取り外しておきましょう。
ファイルやフォルダーの書き込み保護を解除する
問題がディスク全体ではなく特定のファイルやフォルダーに対する書き込み保護であれば、簡単に解決できます。
- エクスプローラーを開きます。
- 書き込み保護されているファイルやフォルダーがある場所へ移動します。
- 対象のファイルやフォルダーを選択します。
- 選択した項目を右クリックし、プロパティを選択します。
- 全般タブで、読み取り専用のチェックボックスがオフになっていることを確認します。
- 適用をクリックし、続いてOKをクリックします。
他のファイルやフォルダーを含むフォルダーを選択した場合は、その中身すべてにも属性の変更を適用するかどうかを確認するダイアログが表示されます。指示に従って適用してください。
ディスクスキャンを実行する
OSの内部設定に手を加える前に、まずは対象ドライブの物理的な状態をチェックしておくのがおすすめです。ディスクが破損していたり、データが壊れていたりすると、書き込み保護エラーの原因になることがあります。
Windowsでフルディスクスキャンを実行する手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開きます。
- スキャンしたいドライブを右クリックし、プロパティを選択します。
- ツールタブを開きます。
- チェックボタンをクリックします。
- ドライブのスキャンと修復を選択します。
スキャンによって問題が検出・修復されたら、再度ドライブを使ってみてください。
マルウェアのフルスキャンを実行する
一部のマルウェアは、自身が削除されるのを防ぐためにドライブに書き込み保護をかけることがあります。これがエラーの原因である可能性はそれほど高くありませんが、マルウェアスキャンは手軽に実行できるので、試してみる価値は十分にあります。
システムやディスクからマルウェアを除去しても問題が解決しない場合は、後述の方法でドライブを正常な状態に戻しましょう。
システムファイルの破損をチェックする
ドライブを再び書き込み可能にするための準備作業として、システムファイルチェッカー(SFC)の実行も重要です。SFCは、重要なシステムファイルを正規のオリジナルと照合し、改ざんや破損が見つかった場合には、まっさらな新しいバージョンをダウンロードしてインストールしてくれます。
SFCの使い方については、コマンドプロンプトで破損したファイルを修復する方法を解説した記事を参考にしてください。
高度なフォーマットツールを使う
単にドライブをフォーマットしたいだけなのに書き込み保護が邪魔をするなら、より強力なフォーマットユーティリティを使うという手があります。多くのユーザーが、書き込み保護された外部ディスクを強制的にフォーマットできる「HP USB Disk Storage Format Tool」を愛用しています。
このツールは、大容量ディスクをFAT32形式でフォーマットできる数少ないユーティリティの一つでもあります。FAT32フォーマットが必要になる場面は意外と多いものです。なお、このアプリは管理者権限で実行する必要がある点に注意してください。効果には個人差があると報告されていますが、以降の方法はやや複雑なので、まずはフォーマットツールを試してみるのも一つの選択肢です。
DiskPartで書き込み保護を解除する
DiskPartはWindowsに標準搭載されている強力なコマンドラインユーティリティで、ディスク全体または特定のパーティションから属性を削除できます。
- 該当する場合は、書き込み保護されたUSBドライブをPCに挿入します。
- スタートメニューを開き、「diskpart」と入力します。
- 検索結果からdiskpartコマンドの実行を選択します。
- 管理者権限を求められたら、はいを選択します。
- DiskPartのコマンドラインで「list disk」と入力し、Enterキーを押します。
- 表示されたドライブ一覧から自分のUSBディスクを見つけ、ディスク番号を控えておきます。この番号は次の手順で必要になります。
- 「select disk #」と入力します。「#」の部分は正しいディスク番号に置き換えてください。入力したらEnterキーを押します。
- 「attributes disk clear readonly」と入力し、Enterキーを押します。
- 確認メッセージが表示されたら、「exit」と入力してEnterキーを押し、DiskPartを終了します。
レジストリエディターで書き込み保護を解除する
Windowsのレジストリ内の該当する値が誤っていると、ドライブが書き込み保護としてマークされ、「メディアは書き込み禁止です」エラーが発生することがあります。可能であれば、レジストリの操作は避けるのが賢明です。どうしても最後の手段として行う場合は、何か問題が起きたときに備えて、事前にレジストリのバックアップを作成することをおすすめします。
その上で、WindowsでUSBドライブの書き込み保護を解除する手順は以下の通りです。
- 編集したいドライブをUSBポートに挿入します。
- スタートメニューを開き、「レジストリエディター」と入力します。
- 検索結果からレジストリエディターを選択します。
- レジストリエディターで「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「StorageDevicePolicies」へ移動します。
- WriteProtectをダブルクリックすると、DWORD値の編集ウィンドウが開きます。
- 値のデータ欄に「0」を入力します。
- OKをクリックし、レジストリエディターを閉じます。
- PCを再起動し、ディスクを再度確認します。
StorageDevicePoliciesキーが存在しない場合の作成方法
運悪く変更すべきレジストリ値が存在しない場合は、自分で作成するしかありません。心配いりません。以下の手順に従えば大丈夫です。
- 前述の方法でレジストリエディターを開きます。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」へ移動します。
- 右側ペインの空いている部分を右クリックし、新規→キーを選択します。
- 新しいキーに「StorageDevicePolicies」という名前を付け、Enterキーで確定します。
- 作成したStorageDevicePoliciesキーを選択します。
- 再び右側ペインの空いている部分を右クリックし、新規→DWORD(32ビット)値を選択します。
- 新しいDWORD値に「WriteProtect」という名前を付け、Enterキーで確定します。
- WriteProtectをダブルクリックすると、DWORD値の編集ウィンドウが開きます。
- 値のデータ欄に「0」を入力します。
- OKをクリックし、レジストリエディターを閉じます。
- PCを再起動し、ディスクを再度確認します。
お疲れさまでした! この最終手段によって、Windowsの「メディアは書き込み禁止です」エラーが解決することを願っています。
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