マイクロソフト、「Windows 10 S」を廃止し「Sモード」へ一本化することを正式確認
ついに公式発表となった。マイクロソフトはWindows 10 Sを廃止し、代わりにWindows 10本体に搭載される「Sモード(S Mode)」へ移行する方針を明らかにした。同社がWindows 10 Sを切り捨てる計画であるとの報道は先月から浮上していたが、今回、マイクロソフトのジョー・ベルフィオーレ(Joe Belfiore)氏がWindows 10への「Sモード」導入を正式に確認した。
ベルフィオーレ氏がWindows 10 Sの終焉を認める
2017年5月、マイクロソフトはWindows 10 Sを発表した。これはWindows 10を軽量化・簡素化したバージョンで、Chrome OSに対抗するためのマイクロソフトの答えとなる製品だった。また、Windows 10 SはWindows RTの事実上の後継でもあり、その運命を予感させていたと言えるかもしれない。
今年2月には、マイクロソフトがWindows 10 SをスタンドアロンのOSとして提供するのをやめ、すべてのWindows 10エディションにSモードを組み込む計画であることが明らかになっていた。そして今回、マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデントであるジョー・ベルフィオーレ氏が、これらの報道を裏付ける発言を行ったのだ。
ベルフィオーレ氏は、米国でChromebookが好調な売れ行きを見せていることについてのツイートに返信する形でこの事実を認めた。Chromebookの躍進こそが、そもそもマイクロソフトがWindows 10 Sを投入した理由だった。しかし同氏は、来年からは「10Sは既存バージョンの『モード』となり、独立したバージョンではなくなる」と述べたのである。
混乱から、さらに別の混乱へ?
今回の確認がまだ単一のツイートによるものであるため、詳細については分かっていない。ただし、Thurrottの以前の報道によれば、ユーザーはSモードが有効になったデバイスを購入し、その後、フル機能版のWindows 10へのアップグレードに料金を支払うことができるようになるという。
一見すると、これは良い方向への変更に思える。現状のWindows 10 Sは、ユーザーにとって分かりにくい存在だからだ。残念ながら、この変更によって消費者がさらに混乱する可能性もある。特に、購入時点でアップグレード料金が明確に提示されない場合にはなおさらだ。
Windows 10 Sは死んだ、Sモード万歳
Windows 10 Sは当面は現役であり続けるが、2019年には他の多くの未完成のアイデアと同じように、歴史のゴミ箱へ送られることになりそうだ。それまでの間、マイクロソフトがWindows 10 Sモードの詳細をすべて明らかにするのを待つしかないだろう。
今となっては手遅れかもしれないが、それでもマイクロソフトの最新の失敗に興味のある方は、ぜひWindows 10 Sの概要記事をご覧いただきたい。あるいは、Windowsそのものにうんざりしているなら、Chromebookを1日使ってみた体験記を読んでみるのもおすすめだ。
追記: ベルフィオーレ氏はWindows Blogでの投稿により、先の発言を補足し、マイクロソフトのWindows 10 Sに関する計画についてさらに詳しい情報を提供した。大きなポイントは、Sモードが「次回のWindows 10アップデート」とともに登場すること、そしてSモードから切り替える際に料金は発生しないという2点である。
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