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WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

Windowsのブルースクリーン(通称:ブルースクリーン・オブ・デス、BSoD)は、誰もが一度は遭遇するトラブルです。事前に予感がある場合もあれば、まったくの突然に襲ってくることもあります。いずれにしても、特に原因を素早く特定できないときは非常にストレスfullな体験となるでしょう。

幸いなことに、ブルースクリーンには必ずエラーコードが表示されます。しかし、そのコードが何を意味しているのか、どうやって調べればよいのでしょうか?そこで役立つのが、Windows Debugger(WinDbg)NirSoft BlueScreenViewといった便利なツールです。この記事では、ブルースクリーンエラーの解決方法をわかりやすく解説します。

ブルースクリーンエラーとは?

Windowsに深刻なシステムエラーが発生すると、システム全体がクラッシュします。このクラッシュ時に表示されるのが青色の画面です。ブルースクリーン(Blue Screen of Death、略してBSoD)には、クラッシュの詳細情報が大量に表示され、その中には「なぜ」「どこで」「どのように」クラッシュが発生したのかという手がかりが含まれています。

ブルースクリーンエラーの原因

ブルースクリーンエラーの原因は多岐にわたります。主なものとして以下が挙げられます。

  • ハードウェアの故障
  • ソフトウェアの不具合
  • 古い、または品質の低いドライバー
  • オーバーヒート
  • オーバークロック

これはほんの一例にすぎません。それぞれの中にもさらに具体的なエラー要因が数多く存在します。そこで重要になるのが、ブルースクリーンのエラーコードです。

エラーコードがあれば、問題を推測ではなく特定の切り口で切り分けられます。たとえば、「0x80240034 WU_E_DOWNLOAD_FAILED」というコードはWindows Updateのダウンロード失敗を示しています。これがそのままBSoDを引き起こすことは少ないですが、コードには具体的なエラー内容が含まれていることがお分かりいただけるでしょう。

ブルースクリーンエラーの直し方

ブルースクリーンエラーの対処法は、エラーの種類によって異なります。簡単なネット検索だけで原因が判明することもあれば、専用のデバッグツールが必要になることもあります。ここからは、WinDbgとNirSoft BlueScreenViewを使った具体的な修復方法を紹介します。

WinDbgでブルースクリーンエラーを解析する方法

WinDbgは、ブルースクリーンエラーの根本原因を突き止めるための強力なツールです。

Windows 10 SDKのインストール

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

まず、Windows 10 SDKのダウンロードページにアクセスします。Windows 10 SDKには、Windows Performance ToolkitやDebugging Tools for Windows、.NET Framework Software Development Kitなど、多数の開発ツールが含まれています。以下の手順でインストールしましょう。

  1. Download the Installerボタンをクリックし、ダウンロードしたインストーラーを実行します。
  2. Windows 10 SDKのインストーラーが起動したら、最初の選択肢であるInstall the Windows Software Development Kitを選択します。インストール先はデフォルトのままで構いません。
  3. 「Next」をクリックしてライセンスに同意すると、コンポーネント選択画面が表示されます。ここではDebugging Tools for Windows以外のチェックボックスをすべて外します。
  4. 最後にInstallを押せば完了です。

WinDbgの起動と設定

スタートメニューから「Windows Kits > WinDbg」を開きます。お使いのシステムアーキテクチャ(32ビットか64ビットか)に対応するバージョンを選んでください。64ビットシステムなら「WinDbg X64」を選びます。

次に、BSoDのメモリダンプファイルを見つける必要があります。ダンプファイルには、クラッシュの「原因」や「発生場所」といった重要な情報が記録されています。

BSoDのメモリダンプには主に2種類あります:フルダンプとミニダンプです。一般的に、ミニダンプの方がサイズは小さいながらも、フルダンプよりも有用な情報を多く含んでいます(意外に思えますよね)。

  1. ミニダンプのログは通常、ルートディレクトリのC:\Windows\Minidumpフォルダ内に保存されています。
  2. フルダンプはC:\Windows\memory.dmpに保存されます。

このチュートリアルでは、ミニダンプを例に解析を進めます。

注意: ダンプファイルが一切見つからない場合は、クラッシュ後のWindowsダンプ生成を有効化する設定を行ってください。

さて、WinDbgに戻りましょう。まず初めにシンボルソースを設定します。シンボルとは、プログラミング言語における特定情報の識別子のようなもので、ログやコードの解析を格段に容易にしてくれるものです。

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

メニューの「File > Symbol File Path」を開き、以下の文字列をコピー&ペーストしてください。

SRV*c:\websymbols*https://msdl.microsoft.com/download/symbols

入力できたら「OK」をクリックします。

WinDbgでのクラッシュダンプ解析

ダンプファイルをWinDbgウィンドウにドラッグ&ドロップします。あるいは「Ctrl + D」キーでファイルブラウザを開き、ダンプファイルを選択しても構いません。ファイルが読み込まれると、初期解析画面が表示されます。

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

この画面で注目すべきは「BugCheck」と「Probably caused by」の2つの項目です。拡大図は以下の通りです。

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法
  • BugCheck 1A:これがエラーコードです。
  • Probably caused by: memory_corruption ( ONE_BIT ):問題の概要が一目でわかります。

この例では、メモリ関連のエラーがBSoDの原因である可能性が高いと判断できます。

WinDbgのコマンドを使えば、さらに詳しい解析が可能です。「!analyze -v」コマンド(上画像で青くハイライトされている部分)を実行すると、BSoDに関する詳細情報が表示されます。Bugcheck Analysisヘッダーの下にコマンドリンクがありますが、表示されない場合はWinDbgウィンドウ下部のコマンド入力欄に直接入力してください。

このコマンドは大量の自動解析を実行し、結果を新しいBugCheck Analysisヘッダーの下に表示します。出力される情報量は圧倒されますが、注目すべきはごく一部の重要ポイントだけです。

BugCheck Analysisヘッダー直下のパラメータ群も有益な情報源です。たとえば下の例では、障害が「Memory_Management (1a)」であることが確認できます。さらに「Arguments」(引数)が補足情報を提供してくれます。

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

Arg1には「破損したPTEが検出された」とあり、「Parameter 2にはPTEのアドレスが格納されている」と説明されています。

PTEとはPage Table Entry(ページテーブルエントリ)のことなので、このエラーは仮想メモリに関連している可能性が高く、そこから修復作業を始められます。ただし、すべてのエラー内容を理解できるわけではありません。

未知のエラーに遭遇したら、インターネット検索が強力な味方になります。最初のエラーコードと引数情報を組み合わせて検索すれば、同じ問題に直面した他のユーザーの事例が見つかるはずです。あなたが抱えているシステムエラーは、決して特殊なものではありません。同じBSoDに悩まされた人は必ずいるのです。

BlueScreenViewでブルースクリーンエラーを解析する方法

WinDbgは強力な解析ツールですが、ダンプやファイルのあらゆる分析に対応できる反面、その全機能を必要としないユーザーも多いでしょう。そんな方にぴったりなのがNirSoftの「BlueScreenView」です。

BlueScreenViewはWinDbgと同じダンプ・ミニダンプファイルを解析しますが、情報を整理してシンプルに表示してくれるのが特徴です。整理された情報をもとにインターネット検索を行えば、すぐにBSoDの解決プロセスを始められます。

使い方は以下の通りです:

BlueScreenViewの公式ページからプログラムをダウンロードし、インストール後に起動してください。

BlueScreenViewの便利な点は、Minidumpフォルダ内のミニダンプファイルを自動的に読み込んでくれることです。ダンプを「Crash Time(クラッシュ時刻)」で並べ替えれば、最新のBSoDを簡単に見つけられます。下の画像は、WinDbgセクションで解析したものと同じダンプファイルをBlueScreenViewで表示したものです。

WinDbgとBlueScreenViewを使ってブルースクリーンエラー(BSoD)の原因を特定・解決する方法

最大の違いは、レイアウトの見やすさとBSoD情報へのアクセスの手軽さです。Bug Check String、Bug Check Code、Parametersといった情報は共通していますが、BlueScreenViewではntoskrnl.exeドライバーがBSoDの原因であることも自動的に特定してくれます。

あとはWinDbgの場合と同様に、表示されたBSoD情報を使ってインターネット検索を行うことで、解決策を探すことができます。

WinDbg vs. BlueScreenView:どちらを使うべき?

どちらのBSoD解析ツールが優れているのでしょうか?答えは「目的次第」です。

BlueScreenViewは間違いなくWinDbgより扱いやすいツールです。BSoDについて手早く簡潔な情報を得たいなら、BlueScreenViewが最適でしょう。設定不要で必要な情報を即座に、しかも見やすい形で提供してくれるため、大多数のユーザーにとっては十分な選択肢と言えます。

より深い解析が必要な場合は、Windowsのブルースクリーン対策に関する一般的なヒントも併せて参考にしてみてください。

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