MSペイントでスクリーンショットを編集・加工する方法|切り抜きからぼかし処理まで徹底解説
スクリーンショットの撮影は、すべてのPCユーザーが身につけておきたい基本的かつ重要なスキルです。普段はお気に入りのツールで撮影・編集している方でも、友人のパソコンやソフトをインストールできない環境にいると、「MSペイントでスクリーンショットをどう編集すればいいのか?」と戸惑うことがあります。
MSペイントは高機能な画像編集ツールではありませんが、基本的な編集作業なら十分こなせます。ここでは、MSペイントを使ったスクリーンショットの編集方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。
Windowsでスクリーンショットを撮る基本
まずは、スクリーンショットの撮影方法から確認しましょう。最も基本的な方法は、Microsoftペイントと組み合わせて使うやり方です。
キーボードのPrint Screenキー(PrtScnなどと表記されている場合もあります)を押すと、デスクトップ全体の画面がクリップボードにコピーされます。マルチモニター環境で、現在表示中の画面だけを撮影したい場合はAlt + PrtScnを押してください。
次に、Microsoftペイントを開きます。スタートメニューを開いて「paint」と入力して検索すれば、簡単に起動できます。
ペイントが開いたら、Ctrl + V(貼り付けの共通ショートカット)を押すだけで、スクリーンショットがキャンバスに配置されます。編集が必要なければ、Ctrl + S(または「ファイル > 名前を付けて保存」)で保存ダイアログを開き、画像に名前を付けて保存するだけです。

もう少し便利な内蔵ツールを使いたい場合は、切り取りツールがおすすめです。スタートメニューで「snipping」または「切り取り」と検索して見つけられます。PrtScnで画面全体を撮影する代わりに、範囲やウィンドウを指定してキャプチャできるため、後の編集の手間が大幅に減ります。
Windows 10の新しいバージョンでは、従来の切り取りツールの機能は新しい「Snip & Sketch(切り取り&スケッチ)」アプリへ移行しています。Win + Shift + Sのショートカットで素早く呼び出せるので覚えておくと便利です。

MSペイントでスクリーンショットを編集する方法
ここからは、ペイントで知っておくべき定番の編集テクニックを紹介します。Windows 10での操作例ですが、以前のバージョンでも同様の方法が使えます。
スクリーンショットを切り抜く(トリミング)
ウィンドウ全体をキャプチャした場合、そのすべてを見せたいとは限りません。そんなときは切り抜き(トリミング)が手軽な解決策になります。
上部リボンの選択ツールを選びます。見当たらない場合は、ホームタブをダブルクリックすると固定表示されます。
初期設定では長方形選択になっており、下向き矢印をクリックすると選択形状を変更できます。残したい範囲をドラッグで囲み、上部バーのトリミングボタンをクリックすれば、選択部分だけに画像を切り詰められます。

端から切り取りたい場合は、キャンバスの下・右・右下にある白いハンドルをつかんでドラッグします。不要な部分を簡単に刈り取れます。逆に外側へ引っ張れば、キャンバスを広げることも可能です。
四角形で要素を強調する
スクリーンショットの特定の部分を目立たせたいときは、四角形で囲むのが手軽で効果的です。ペイントのリボンにある図形セクションに標準搭載されています。
まず、長方形または角丸長方形を選択します。次に塗りつぶしを塗りつぶしなしに、輪郭を塗りつぶし(単色)に設定します。線の太さをサイズで指定し、その右側で色を選びましょう。注目を集めたいなら赤色がおすすめです。

あとは好きな位置にドラッグするだけで枠を描けます。Shiftキーを押しながら描くと正方形になります。配置後は各辺の白いハンドルでサイズ調整が可能です。位置がずれたらCtrl + Zで元に戻してやり直しましょう。
矢印を追加する
四角形が合わない場面では、矢印を使うと指し示したい箇所を明確に伝えられます。矢印も図形メニューにあるため、操作方法はまったく同じです。
必要な方向の矢印を4種類から選び、線の太さと色を指定します。矢印を見やすくするには、塗りつぶしを塗りつぶし(単色)にするのがおすすめです。塗りつぶしには色2が使われるため、色1と同じ色に設定しておくと統一感のある矢印になります。

四角形と同様に、マウスでドラッグして矢印を描きます。Shiftキーを押しながら描くと、左右対称のきれいな形に保てます。
機密情報を隠す(ぼかし・黒塗り)
スクリーンショットには、シリアル番号や友人の写真など、共有前に消しておきたい情報が含まれていることがよくあります。ペイントにはワンクリックでぼかす機能はありませんが、手動で同様の効果を出せます。
最も手軽できれいに仕上げる方法は、選択ツールで隠したい範囲を囲み、選択範囲の隅にある小さなハンドルをつかんで極端に縮小してから離すことです。その後、同じハンドルでもとのサイズまで拡大し直します。

こうすることで、文字や画像が判別不能なほどピクセル化されます。縮小率が大きいほど強くぼかせます。仕上がりに満足できなければ、Ctrl + Zで元に戻してもう一度最初から行うか、少しぼかした状態にさらに同じ操作を繰り返して、より強くかき乱すこともできます。
この方法が好みでない場合は、図形ツールの長方形などで機密部分を直接上書きして隠すのも有効です。スポイトツールで背景色を取得し、同じ色で塗りつぶせば、自然で目立たない仕上がりになります。
テキストを追加する
補足説明などを加えたいときは、リボンのAアイコンで表されるテキストツールを使います。選択して、画像上の任意の場所をクリックしましょう。
クリックするとテキストボックスが現れ、すぐに入力を始められます。ただし初期状態では非常に小さいフォントサイズに設定されているため、リボンに表示されるテキストタブで調整が必要です。
ここではフォントやサイズの変更、背景の透過/不透明の切り替え、文字色の変更が行えます。既存のテキストのプロパティを変えるには、Ctrl + Aですべて選択してから調整します。テキストボックスをドラッグして移動したり、ハンドルでサイズを変更したりすることも可能です。

注意点として、テキストボックスの外をクリックすると、その時点でテキストが確定され、以後は移動できなくなります。位置が気に入らなければCtrl + Zで元に戻して、もう一度やり直しましょう。
サイズ変更と回転を行う
画像全体のサイズを調整したいときは、イメージセクションのサイズ変更と回転/傾斜ボタンを使います。
縦横比を維持するにチェックを入れておけば、画質を大きく損なわずに画像を縮小できます。割合(%)指定と絶対的なピクセル指定のどちらでも変更可能です。

回転と傾斜ツールはスクリーンショット編集ではあまり活躍しませんが、必要な場面があれば利用できます。
スクリーンショットの保存

編集が完了したら、最後に保存します。多くの画像エディタと同様、ペイントにも複数のファイル形式が用意されています。
基本的にはPNGかJPEGを選んでおけば間違いありません。PNGは高画質ですがファイルサイズが大きくなりがちで、JPEGは容量を節約できる反面、圧縮による画質劣化が起こりやすいという特徴があります。
特別な理由がない限り、最高品質を保つためにPNG形式での保存をおすすめします。共有用にJPEGコピーを後から作成することもいつでも可能です。
スクリーンショット編集をさらにレベルアップしよう
今回は、MSペイントを使ったPCでのスクリーンショット編集の基本を解説しました。他に選択肢がない状況では十分役立ちますが、頻繁にスクリーンショットを扱うなら、撮影・編集ともにより優れた専用ツールへの乗り換えをおすすめします。
高機能なスクリーンショットツールなら、画面キャプチャの方法が豊富なうえ、ぼかし処理などの定番編集も格段に簡単になります。
Windows向けのおすすめスクリーンショットツールや、無料で使えるMicrosoftペイントの代替アプリをチェックして、両方の面でアップグレードしてみてください。
画像クレジット: omihay/Shutterstock
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