Windowsのログを活用して問題を解決する方法|イベントビューアの使い方を徹底解説
Windowsは、PC上で発生する重要なイベントをすべてログとして記録しています。そのほとんどにはプログラムの動作や設定変更といった日常的な操作の詳細が含まれていますが、同時に「うまくいかなかった出来事」も記録されています。このため、ログはトラブルシューティングの強力な手がかりになります。
Windowsでログファイルを確認する方法はいくつかあり、クラッシュ、フリーズ、操作の失敗などの原因を突き止めることができます。ここでは、目的の情報にたどり着くための最適な方法を順番に解説します。
エクスプローラーでログファイルを探す方法
PCに保存されているすべてのログファイルを確認したい場合は、エクスプローラーを開き、C:ドライブ(またはメインのドライブ)を選択します。検索ボックスに*.logと入力してEnterキーを押すと、ハードディスク全体からWindowsや各種プログラムのログが検索されます。ドライブの容量によっては数分かかることもあります。
検索結果は数千件に及ぶことがあるため、「更新日時」で絞り込むのがおすすめです。エクスプローラーのツールバーにある更新日時ボタンをクリックし、今日・昨日・今週などを選びましょう。
テキスト形式のログファイルをダブルクリックすると、メモ帳で開けます。多くのログは開発者向けの技術的なデータですが、中には「ファイルが見つからない」「値が不正」など、エラー内容が平易な英語で書かれていることもあります。
イベントビューアでログを確認する方法
Windows標準のイベントビューアを使えば、PC上で発生したすべてのイベントのログを閲覧できます。プログラムのクラッシュ、操作の失敗、ブルースクリーン(BSoD)の発生など、問題の診断に役立ちます。
起動するには、スタートメニューの検索バーに「event」と入力し、イベントビューアーをクリックします。重要な情報はWindowsログの下に保存されているので、フォルダーツリーでその項目をダブルクリックしてサブフォルダーを開きましょう。
問題がアプリケーションやサービスに関係している場合はApplication(アプリケーション)を、Windows自体の起動・シャットダウンエラーなどの場合はSystem(システム)をクリックします。どちらを選んでも、イベントの発生日時を含む長いログ一覧が表示されます。
警告(予期しないことが起きたことを示す)・エラー(何らかの失敗)・重大(緊急に対処が必要)のマークが付いたログを探しましょう。一覧全体をスクロールするのは大変なので、表示メニューから並べ替え > レベルを選ぶと、問題関連のログが上位に表示されます。
また、日付や重要度でフィルタリングしたい場合は、右側の操作欄にある現在のログをフィルターをクリックします。ログの期間メニューから「過去24時間」「過去7日間」などを選択し、エラーと重大にチェックを入れてOKをクリックしましょう。
さらに、フォルダーツリーのカスタムビュー > 管理イベントをクリックすると、すべてのログ種別にわたる警告・エラー・重大イベントを一覧表示できます。正常な操作を示す情報ログは含まれないため、素早く確認できるのがメリットです。
時間をさらに節約したいなら、特定のプログラムやWindows機能に関連するログだけを検索することも可能です。操作の一覧から検索をクリックし、ツール名を入力して次を検索を繰り返し押せば、関連するログを順に確認できます。
ログを選択すると、下のセクションにイベントの詳細が表示されます。ログをダブルクリックすると、イベントのプロパティウィンドウでさらに詳しい情報を確認できます。概要だけで原因が分かることもありますが、多くの場合は自分で調査が必要です。その方法は後ほど説明します。
SnakeTailでログを閲覧する方法
イベントビューアは、何を探せばいいのか正確に分かっていないと、動作が重く操作も複雑に感じられます。より高速でシンプルにログを閲覧したいなら、無料ツールSnakeTailのダウンロード・展開・実行がおすすめです。インストール不要で、ダウンロード完了後にファイルをダブルクリックするだけで起動できます。
ダウンロード: SnakeTail(Windows 10対応・無料)
File > Open EventLogから、開きたいログの種類(ApplicationやSystemなど)を選択します。SnakeTailはタブ式インターフェースを採用しており、複数のログ一覧を同時に表示できる点も便利です。
ログを即座に読み込めるだけでなく、フィルタリングも簡単です。レベル(Errorなど)・日付・ソースを右クリックしてAdd Filterを選べば、関連する結果だけを表示できます。イベントを選択すると、下のセクションに詳細が表示されます。
FullEventLogViewでログを閲覧する方法
NirSoft製のFullEventLogViewも試す価値のあるツールです。すべてのログをシンプルなインターフェースで一覧表示でき、イベントの時刻・レベル・プロバイダー・キーワードなどの条件で並べ替えられます。
配布ページの下部にダウンロードリンクがあるので、ダウンロードが完了したらプログラムを実行してください。
信頼性モニターでログを確認する方法
長いログ一覧をスクロールする代わりに、Windows標準の信頼性モニター(Reliability Monitor)を使えば、重要なログを視覚的に確認できます。エラーや重大イベントがいつ発生し、何が原因だったのかをピンポイントで把握しやすくなります。
アクセスする最短ルートは、スタートメニューの検索バーに「reliability」と入力し、信頼性履歴の表示を選択することです。グラフは日単位と週単位で切り替えられ、両側の矢印をクリックして時間を行き来できます。
赤いエラーマーク(×)や黄色い警告マーク(△)を探し、クリックすると下のボックスに概要が表示されます。信頼性モニターはシステムの安定性に影響したハードウェア・ソフトウェアの問題だけを表示するため、イベントビューアよりも表示される項目は少なくなります。
技術的な詳細の表示をクリックすると、問題の説明文を読めます。また、すべての問題レポートの表示(信頼性モニターではこれが「ログ」に相当)を選べば、最近PCで発生した安定性に関する問題をすべて確認できます。
ログを使って具体的な問題を解決する
イベントビューアはエラーや重大イベントの原因を教えてくれますが、その解決方法までは提示してくれません。イベントのプロパティウィンドウにあるイベント ログ オンライン ヘルプリンクをクリックしても、ログ情報がMicrosoftに送信され、サポートサイトのトップページが開くだけです。
幸い、EventID.Netという優れたウェブサイトが助けになります。ここでは個々のWindowsイベントの意味を解説するだけでなく、その深刻度や必要なトラブルシューティングの手順まで確認できます。
イベントビューア(またはSnakeTail)からログのイベントIDをコピーし、EventID.Netのトップページの検索ボックスに貼り付けます。あわせてソース(プログラムやサービス名)も入力しましょう。例えばブルースクリーン(BSoD)が発生した場合、イベントIDは通常41ですが、ソースは環境によって異なり(Kernel-Powerが一般的)、さまざまです。
サイトの検索エンジンが一致するイベントを返し、EventID.Netコミュニティによる役立つコメントが添えられています。BSoDエラーについては、考えられる原因と解決策がいくつも明確に説明されているので安心です。
執筆時点で、EventID.Netの膨大なデータベースは11,588件のWindowsイベントID、638種類のイベントソース、19,234件のコメントを収録しています。サイトは無料で利用できますが、イベントの説明を平易な英語に言い換える機能など一部は有料サブスクリプションが必要です。
EventID.Netで解決しない場合や、ログにID番号がない場合は、イベントの概要をコピーしてGoogleやMicrosoftコミュニティサイトで検索するのが一番の近道です。同じ問題に遭遇した人がすでにいる可能性が高いでしょう。
ログの力を信じよう
PCの調子がおかしいと感じたら、Windowsのログは秘密兵器になります。ログの場所、確認方法、そしてそこから得られる情報の活かし方を知っていれば、問題の原因を素早く特定し、解決につなげられるはずです。
ログで答えが見つからない場合でも、Windowsの問題を診断できる無料ツールは他にもたくさんあります。ダウンロードが必要なものもあれば、OSに標準搭載されている便利なものもあります。
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