Windows 11/10のイベントビューアでカスタムビューを作成してログを効率的に確認する方法
Windowsでは、パソコンのトラブルを調査・解決する際にイベントビューア(Event Viewer)を活用します。イベントビューアは、システムイベントやセキュリティイベントの記録(ログ)を管理する強力なツールで、パソコン上のソフトウェアとハードウェア両方の問題を監視できます。
ただし、このアプリはシステム上で発生するあらゆる情報を記録するため、ログの量が膨大になり、目的の情報を探すのに多くの時間を費やしてしまうことがあります。大量のログの中から必要な詳細をひとつずつ確認するのは、非常に手間がかかる作業です。
そこで便利なのがカスタムビュー機能です。フィルターを設定して記録データを絞り込めば、関心のある情報だけを表示できます。たとえば、特定のハードディスクのトラブルを調査したい場合は、セキュリティログ内のハードディスク関連の警告だけを表示する専用のカスタムビューを作成することが可能です。
イベントビューアのログは、「Windowsログ」と「アプリケーションおよびサービスログ」の2つのカテゴリに分類されています。システムのトラブルシューティングを行う際には、日付やイベントIDなど、さまざまな条件でログにフィルターをかけられます。本記事では、イベントビューアでカスタムビューを作成し、保存して、自分が見たい情報だけを表示する方法を詳しく解説します。
イベントビューアでカスタムビューを作成する手順
1. イベントビューアを起動する
スタートメニューを開き、検索ボックスに「イベントビューア」または「Event Viewer」と入力します。表示された「イベントビューア」をクリックして起動しましょう。
2. カスタムビューを選択する
ウィンドウ左側のペインにある「カスタムビュー(Custom Views)」をクリックします。
カスタムビューの下には、Windowsが標準で用意している「管理イベント(Administrative Events)」が表示されます。独自のログビューを作成するには、まずこの管理イベントをクリックしておきましょう。
3. カスタムビューの作成画面を開く
ウィンドウ右側の操作ペインにある「カスタムビューの作成(Create Custom View)」をクリックすると、作成用のダイアログが開きます。
4. 期間(Logged)を指定する
「フィルター」タブには「ログの時間帯(Logged)」というドロップダウンリストがあります。あらかじめ用意された期間(過去1時間、過去24時間など)を選ぶことも、カスタムの日付範囲を指定することも可能です。
5. イベントレベルを選択する
次に、カスタムビューに表示するイベントレベルを選びます。選択できるのは以下の5種類です。
- 重大(Critical):即座に対処が必要な深刻なイベント。トラブルシューティング時にはまずここを確認しましょう。
- エラー(Error):重大ではないものの、問題を示唆するイベント。
- 警告(Warning):潜在的な問題を示すイベント。必ず発生するとは限りません。
- 情報(Information):通常の動作に関する情報。
- 詳細(Verbose):すべてのイベントの詳細な情報を確認したい場合に選択します。
6. ログ別かソース別かを選択する
イベントレベルを選んだら、イベントをどのようにフィルターするかを決めます。「ログ別(By log)」と「ソース別(By source)」の2つの方法があります。
「ログ別」を選択した場合は、「Windowsログ」と「アプリケーションおよびサービスログ」の2つのオプションから選べます。Windowsログでは、セキュリティ、セットアップ、アプリケーション、システムなどのイベントで生成されたログをフィルターできます。アプリケーションおよびサービスログでは、システムにインストールされたアプリケーションが生成したログを絞り込めます。
一方、イベントソースごとに情報を検索したい場合は、「ソース別」のラジオボタンを選択します。こちらでは、さまざまなアプリケーションやデバイスのイベントを詳細に表示できます。
7. 追加のフィルターを設定する
さらに細かく条件を絞りたい場合は、イベントID、タスクのカテゴリ、キーワード、ユーザー、コンピューターといった追加フィルターも利用できます。これらを使えば、特定のイベントID番号での絞り込み、キーワードによる検索、ユーザーアカウントの指定、ログを収集する対象コンピューターの選択などが可能になります。
フィルターの設定が完了したら、「OK」をクリックして変更を適用します。
8. カスタムビューに名前を付けて保存する
最後に「フィルターをカスタムビューに保存(Save Filter to Custom View)」というウィンドウが表示されます。ここでカスタムビューの名前を入力し、保存先のイベントビューアフォルダーを選択してください。デフォルトでは「カスタムビュー」というフォルダーに保存されます。
作成したカスタムビューをシステムのすべてのユーザーに表示させたい場合は、ウィンドウ左下の「すべてのユーザー(All Users)」チェックボックスにチェックを入れましょう。設定できたら「OK」をクリックします。
これで、ウィンドウ左側に自分のカスタムビューが表示されるようになります。クリックすれば、イベントビューア中央にフィルター済みのイベント一覧が表示されます。
カスタムビューのログをファイルとして保存する方法
作成したカスタムビューのログをファイルとして残したい場合は、次の手順で保存できます。
- 作成したカスタムビューを右クリックします。
- ドロップダウンメニューから「カスタムビュー内のすべてのイベントを名前を付けて保存(Save All Events in Custom View As)」をクリックします。
- ファイル名を入力し、保存先の場所を指定します。
- 「保存」ボタンをクリックします。
ログファイルは「.evtx」という拡張子で保存され、ファイルをダブルクリックすればイベントビューアで開くことができます。
本記事が、イベントビューアを活用したトラブルシューティングのお役に立てば幸いです。
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