Windows PCでChrome OSを試す方法!VirtualBoxを使った導入手順を徹底解説
なぜChrome OSを選ぶのか?
毎日やることがメールのチェックとウェブサイトの閲覧だけなら、大掛かりで高性能なPCをわざわざ使いこなす必要はありません。本当に求めているのは、電源を入れればすぐにインターネットにつながり、やりたいことに集中できる「超シンプルなマシン」ではないでしょうか。本格的なPC向けOSがもたらす複雑な設定やトラブルとは無縁の、ストレスフリーな環境です。
まさにこうしたニーズに応えるために生まれたのがChromebook(Chrome OS)です。起動が非常に速く、動作も軽快で、中身は実質的にブラウザだけなので扱いやすくなっています。「手持ちのWindows PCにChrome OSをインストールして試してみたい」という場合は、いくつかの手順を踏む必要があります。本記事では、無料の仮想化ソフト「VirtualBox」を使ってChrome OSを動かす方法を解説します。
VirtualBoxでChrome OSをセットアップする手順
1. Chrome OS(Chromium OS)イメージをダウンロード
まず、chromeos.hexxeh.netからChrome OSのイメージを無料で入手します。ダウンロードしたファイルを展開し、VDIファイルをPC内の任意のフォルダーに保存しておきましょう。
注意:PCにVirtualBoxがまだインストールされていない場合は、公式ダウンロードページから入手し、公式マニュアルを参考に先にセットアップを行ってください。
2. 新しい仮想マシンを作成
VirtualBoxマネージャーを開き、「新規」ボタンをクリックして新しい仮想マシンを作成します。名前は分かりやすく「Chrome OS」とし、OSタイプは「Linux」、バージョンは「Other Linux」を選択してください。VirtualBoxには「Chrome OS」専用の項目がないためですが、問題なく動作するので安心してください。

3. メモリ割り当てを設定
次に、仮想マシンに割り当てるメモリ量を指定します。512MBまたは256MB程度で十分快適に動作します。

4. 既存の仮想ハードディスクを指定
仮想ディスクの選択画面では「既存のハードディスクを使用」を選び、手順1でダウンロードしたVDIファイルを指定します。

5. ネットワークアダプターの設定変更
作成した仮想マシンを右クリックし、「設定」→「ネットワーク」を開きます。「アダプタータイプ」をデスクトップ用アダプターに変更しましょう。

6. PAE/NXを有効化
続いて「システム」設定を開き、「拡張機能」の中にある「PAE/NXを有効化」にチェックが入っていることを確認します。これでセットアップ完了です。

VirtualBox上でChrome OSを起動してみる
仮想マシンを起動すると、初回のみ以下のようなウェルカム画面が表示されます。

画面中央のデスクトップ領域には、キーボードの調整やデバイスの同期など、OSを使いやすくカスタマイズするための各種ツールが並んでいます。

スタートメニューを開くと、アイコンはわずか3つ。ファイルエクスプローラー、Chromeウェブブラウザーの起動アイコン、そしてChromeウェブストアへのリンクだけという、驚くほどシンプルな構成です。

画面右下の時刻表示をクリックすると、音量設定、Gmailアカウントへのログイン、そして「設定」メニューへアクセスできます。


Chrome OSの本質は、とにかく「ウェブを快適に閲覧すること」にあります。たとえばファイルエクスプローラーの正体は、Googleドライブのアカウントへアクセスするための窓口です。また、ストアから「アプリ」を追加しても、それらは本格的なデスクトップアプリではなく、Chromeブラウザー上で動作するアプリである点に注意しましょう。
まとめ:手持ちのPCでChromebook体験を
以上が、VirtualBoxを使ってWindows PC上でChrome OSを試す方法でした。わずかな手間で、実際にChromebookを購入しなくてもその使用感を確かめられます。さらに嬉しいのは、自分で好きなハードウェアを選べること、そして今持っているPCをそのまま活用できることです。Chromebookの購入を検討している方は、ぜひ事前のお試しとして活用してみてください。
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