Windowsでhostsファイルを編集する方法をわかりやすく解説
hostsファイルは、Windowsのすべてのバージョンにおいて同じ場所に配置されているテキストファイルです。通常、一般ユーザーが触れることはほとんどありませんが、いざ編集が必要になったときには、開き方や編集方法を正しく把握しておく必要があります。
ただし、Windowsのバージョンによっては、hostsファイルを直接編集することが許可されておらず、変更を保存しようとするとエラーが表示される場合があります。幸い、Windows 10、8、7、Vista、XPのいずれでもhostsファイルを編集できる簡単なテクニックがあります。本記事ではその手順を詳しく解説します。

hostsファイルの役割とは?
hostsファイルの本来の目的は、現在DNSサーバーが担っている機能、つまり「覚えやすいドメイン名」と「覚えにくいIPアドレス」を対応付けることにあります。
例えば、「172.217.1.238」のようなIPアドレスよりも、「YouTube.com」のようなドメイン名のほうがはるかに覚えやすいはずです。YouTubeの動画を見たいときに毎回IPアドレスを入力する代わりに、ドメイン名を入力するだけで、デバイスが使用しているDNSサーバーがその名前を正しいアドレスに変換してくれるため、簡単に目的のページへアクセスできます。
hostsファイルは、一種のDNSサーバーとして機能するため、同じ仕組みで動作します。ドメイン名をどのIPアドレスに解決するかを指定でき、つまりDNSサーバーが返すアドレスとは別のIPアドレスをコンピューターに読み込ませることが可能です。これにより、さまざまな便利な活用ができます。

hostsファイルを編集するメリット
hostsファイルを編集する理由のひとつは、コンピューター上で特定のウェブサイトへのアクセスを簡単にブロックしたい場合です。ブロックしたいサイトに対して無効な、あるいは誤ったIPアドレスを登録しておけば、そのサイトにアクセスしようとするたびに、hostsファイルに記載したIPアドレスが読み込まれます。設定内容によっては、サイトへのアクセスを完全に遮断できます。
同じ手法を使えば、悪意のあるサイトをブロックすることも可能です。数百もの悪質なサイトや広告をブロックできるhostsファイルのエントリリストが公開されており、それをダウンロードして自分のhostsファイルに取り込むこともできます。
また、ウェブ閲覧の速度向上にも役立ちます。利用中のDNSサーバーがダウンしていたり、応答が遅かったりする場合、hostsファイルにIPアドレスとドメイン名の対応を手動で登録しておけば、DNSサーバーに依存することなく、ほぼ瞬時に目的のアドレスへアクセスできるようになります。
ヒント:より快適なインターネット環境を求めるなら、代替DNSサーバーの活用方法も学んでおくとよいでしょう。
Windowsにおけるhostsファイルの場所
hostsファイルを編集するには、まずその保存場所を知っておく必要があります。Windows 10からWindows XPまで、hostsファイルは以下の場所にあります。
C:\Windows\system32\drivers\etc

hostsファイルの編集手順
hostsファイルはテキストファイルなので、編集にはテキストエディターが必要です。ただし、hostsファイルは非常にシンプルな構造で、ハイパーリンクや画像などを扱う必要がないため、基本的なテキストエディターがあれば十分です(Microsoft Wordのような高機能なエディターは不要です)。
hostsファイルを開く方法
まずはhostsファイルを開くところから始めましょう。ここでは、Windows 10からWindows XPまで標準搭載されている「メモ帳」を使用します。
- Windowsキーを押しながらRキーを一度押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「notepad」と入力し、Enterキーを押してメモ帳を起動します。

- 「ファイル」>「開く」を選択します。
- 下部のファイル名入力ボックスに、前述のhostsファイルの保存場所を入力(またはコピー&ペースト)し、Enterキーを押します。

- 入力ボックス右側のメニューで、「テキスト文書 (*.txt)」を「すべてのファイル (*)」に変更します。

- ファイル一覧から「hosts」をダブルクリックすると、メモ帳でhostsファイルが開かれ、編集できるようになります。
hostsファイルの編集方法
hostsファイルには、エントリの記述形式を示すサンプルがいくつか含まれています。記述のルールは、「IPアドレスを先に書き、その後にドメイン名を続ける」こと、そして両者の間に少なくとも1つのスペース(タブを使うと見やすく整形できます)を入れることです。
記述例は以下のとおりです。
127.0.0.1 www.google.com
13.249.79.104 www.bing.com

上の画像やhostsファイル内の説明文にもあるように、「#」記号はコメントとして扱われ、それ以降に書かれた内容は無視されます。そのため、先ほどの2行の例は「#」が付いていないため、実際に有効なエントリとして機能します。
関連記事:hostsファイルを編集してローカルDNSルックアップを追加する方法
YouTube、Amazon、Google、Reddit.comなどのサイトをhostsファイルでブロックしたい場合は、「0.0.0.0」のような無効なIPアドレスを指定します。

注意:特定のIPアドレスに関連付けるサイトのURLを入力する際は、先頭の部分(https:// など)を省略し、「www」などサイトのサブドメイン部分から入力するようにしてください。
hostsファイルの保存方法
ここでは、使用しているOSのバージョンやテキストエディター、Windowsの設定にかかわらず、確実に保存できる方法を紹介します。
- 「ファイル」>「名前を付けて保存」を選択します。
- 「ファイルの種類」を「すべてのファイル (*)」に変更します。
- ファイル名を「hosts.backupfile」に変更し、デスクトップに保存します。

- メモ帳を閉じ、デスクトップに作成したhostsファイルを探します。ファイル名の「.backupfile」の部分を削除し、「hosts」だけ(ピリオドもそれ以降の文字も付けない)にします。

- 名前を変更したら、ファイル以外の場所をクリックして、名前の変更確認メッセージが表示されたら承認します。
- hostsファイルをコピーします。
- 先ほど開いていたhostsファイルの保存場所(etcフォルダー)を開きます。
- デスクトップからコピーしたhostsファイルを貼り付け、上書き確認のメッセージが表示されたら承認します。

以上で、hostsファイルの編集と保存は完了です。この方法を使えば、管理者権限のエラーで保存できない場合でも、確実に変更を反映させることができます。
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