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WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

Webサイトをブロックしたい理由は人それぞれです。お子様をインターネット上の有害なコンテンツから守りたい、SNSなど気を散らすサイトへのアクセスを制限して仕事や勉強に集中したい、あるいは広告に埋め込まれたトラッキングサイトを遮断したい――どんな目的でも、Windowsに標準で備わっている「hostsファイル」を使えば、追加ソフトなしで簡単にブロックできます。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

この記事では少し技術的な内容も登場しますが、手順どおりに進めれば初心者の方でも問題なく設定できます。まずはhostsファイルの基本から見ていきましょう。

hostsファイルとは?

DNS(Domain Name System:ドメインネームシステム)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。DNSとは、helpdeskgeek.com のようなドメイン名を、実際のIPアドレスである 13.225.198.106 のような数値に変換(名前解決)するための仕組みです。これにより、コンピューターは「どのサーバーと通信すればよいのか」を把握できるようになります。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

実は、DNSが登場したのは1984年のこと。それ以前は、ドメイン名とIPアドレスの対応関係を、各コンピューター内の「hostsファイル」というローカルのテキストファイルで管理していました。当時は接続できるコンピューターの数も限られており、平文のテキストファイルにすべて書き記しておけば十分だったのです。そしてこのhostsファイルは、現代のWindowsにも引き継がれています。

hostsファイルの仕組み

hostsファイルには、localhost のようなコンピューター名や helpdeskgeek.com のようなドメイン名と、それに対応するIPアドレスが並んで記述されています。これはスマートフォンの連絡帳に例えると分かりやすいでしょう。電話番号を覚えたり入力したりしなくても、相手の名前が分かればすぐに発信できるのと同じです。

ここで押さえておきたいのが、「一部のIPアドレスはローカル(自分自身)用に予約されている」という点です。つまり、それらは自分のコンピューターや同一ネットワーク内の機器のみを指すために使われます。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

たとえば 127.0.0.1 は、常に「今操作しているコンピューター自身」(ローカルホスト)を意味します。ブラウザーのアドレスバーに入力してみると、空白ページが表示されるはずです。

また、www.website.comwebsite.com は厳密には別の存在であることも重要なポイントです。両方で同じサイトにアクセスできるようにするには、それぞれが同じIPアドレスに解決される必要があります。このため、後ほど紹介するブロック設定では、両方のドメイン名を追記することになります。

hostsファイルでWebサイトをブロックする手順

以下の手順は管理者権限が必要です。事前に管理者アカウントでログインしておきましょう。

  1. メモ帳を管理者として実行します。スタートメニューで「メモ帳」を検索し、右クリックから「管理者として実行」を選びます。
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法
  1. ファイル」>「開く」をクリックします。
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法
  1. パス欄に C:\Windows\System32\Drivers\etc と入力してそのフォルダへ移動します。
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法
  1. 画面右下のファイル種類を「テキスト文書 (*.txt)」から「すべてのファイル (*.*)」に変更します。
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法
  1. すると「hosts」ファイルが表示されるので、選択して開きます。
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法
  1. ファイルの最終行に移動し、新しい行を追加します。ここでは例としてFacebookをブロックしてみましょう。

まずローカルホストのIPアドレスである 127.0.0.1 を入力し、Tabキーを押してから facebook.com と入力します。Enterキーで改行し、今度は www.facebook.com を指定した同じ形式の行をもう1行追加してください。

127.0.0.1    facebook.com
127.0.0.1    www.facebook.com
WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

編集が完了したら上書き保存してメモ帳を閉じます。もし変更が反映されない場合は、コマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」を実行してDNSキャッシュをクリアしてみてください。

正しくブロックできているか確認する方法

コマンドプロンプトを開き、「ping facebook.com」と入力して実行します。続けて「ping www.facebook.com」も実行しましょう。どちらも宛先IPアドレスが 127.0.0.1 になっていれば、hostsファイルの設定は正常に機能しています。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

ただし、ブラウザーで facebook.com にアクセスしても、まだ普通に表示されてしまうことがあります。これはFacebookの本来のIPアドレスがブラウザーのキャッシュに残っているためです。ブラウザーのキャッシュを削除してから再度アクセスすると、エラーページが表示され、ブロックできていることを確認できます。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

エラーページを表示させたくない場合

ブロック時のエラー画面が気になる方は、対象サイトを別のIPアドレスへリダイレクトする方法も試せます。ただし、hostsファイルの不正な書き換えはかつてハッカーによる典型的な攻撃手法だったため、現在のブラウザーはSSL証明書のチェックを厳格化しており、この方法はうまく機能しないことがほとんどです。とはいえ、試してみる価値はあります。

WindowsのhostsファイルでWebサイトをブロックする方法

もうひとつの方法は、自分のPCにローカルWebサーバーを構築し、hostsファイルでそのサーバーを指すように設定することです。たとえば「さあ、仕事に戻ろう!」というメッセージや、自分の目標リストを掲載したページを表示させれば、SNSから離れるモチベーションづくりにもなります。

hostsファイルのその他の活用法

同じ要領で、マルウェア配布サイトや広告・トラッキング系ドメインをまとめて登録すれば、簡易的なフィルタリングツールとしても活用できます。有志によって公開・更新されている「マルウェアや広告サイトを網羅したhostsファイル」もあるので、その内容をコピーして自分のhostsファイルに貼り付けるだけです(執筆時点のリストは2020年3月更新版ですが、同種のリストは現在も複数公開されています)。なお、大量のドメインを登録するとブラウザーの動作がわずかに重くなる場合がある点には留意しておきましょう。

  1. Macでhostsファイルを編集する方法|サイトのブロックとリダイレクト設定ガイド

    Windowsパソコンと同様に、Macにもインターネット上のサイトへの接続方法を制御するための「hostsファイル」が標準で用意されています。このファイルにはサイトのドメイン名とIPアドレスの対応関係が記録されており、さまざまな用途に活用できます。 hostsファイルを編集する主な理由は2つあります。1つ目は、特定のサイトへのアクセスをブロックすること。2つ目は、自分のWebサイトをローカル環境でテストすることです。hostsファイルを使えば、指定したドメイン名をローカルストレージのネットワークパスへ振り向けることも可能です。 Macのhostsファイルの場所 hostsファイルの編

  2. Windows 10でhostsファイルを編集する方法を徹底解説!サイトのブロックも簡単

    インターネットは現代の生活に欠かせない存在です。ネットが突然使えなくなると、まるで世界が止まってしまったような感覚に陥ることもあるでしょう。デバイスでインターネット関連のトラブルが発生した際、「システムのhostsファイルを編集してみてください」とアドバイスされることがあります。hostsファイルはOS自体の一部であり、Windows、Mac、Linuxなど、どのプラットフォームにも必ず存在しています。 hostsファイルが破損すると、インターネットへのアクセスに支障が出ることがあります。この問題を解決するには、自分のPC上でhostsファイルを編集する必要があります。また、多くの人がhost