Windows XPの「iertutil.dll」エラーを修正する3つの方法
ITエンジニアとして日々業務にあたる中で、筆者は最近Windows XPマシンで「iertutil.dll」関連のエラーに頻繁に遭遇しています。Windows Vistaでも同様の症状が報告されているようですが、本記事で紹介する解決策はWindows XP環境でのみ検証済みである点にご留意ください。

そもそも「iertutil.dll」は、Internet Explorerのランタイム機能を担う重要なシステムファイルの一つです。このファイルが破損・欠落すると、IEだけでなくエクスプローラーや一部アプリケーションの動作にも支障をきたすことがあります。
もしInternet Explorer 8へのアップデート後にこの問題に見舞われたのであれば、OSを再インストールしなくても復旧できる可能性があります。まず最初に必要なのは、お使いのIEのバージョンに対応した「iertutil.dll」ファイルを入手することです。読者の大多数はIE8へのアップグレードを試みた直後かと思われますので、該当バージョンのDLLファイルをダウンロードしてください。これまで筆者が復旧させたすべてのマシンで、この方法が有効でした。
続いての課題は、入手したファイルを問題のPCにどう組み込むかです。「iertutil.dll」はWindowsフォルダ内のsystem32フォルダ、通常は「C:\WINDOWS\SYSTEM32」に配置する必要があります。以下、3つの方法を順に紹介します。
方法1:CDを使う(最もシンプルな手順)
- ダウンロードしたDLLファイルをCD-Rなどに書き込みます。
- Windowsを通常どおり起動し、「iertutil.dll」エラーダイアログが表示されたら「OK」をクリックし、続けてCtrl+Shift+Escキーを押します。タスクマネージャーが起動するはずです。作業中もエラーが繰り返し表示されることがありますが、その都度「OK」で閉じて進めてください。次にメニューの「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選び、「CMD」と入力してEnterキーを押します。
- コマンドプロンプトが開いたら、CDドライブのドライブレターを入力して移動します。例えばDドライブなら「D:」と入力してEnterキーを押します。
- 以下のコマンドを実行し、DLLファイルをハードディスクへコピーします(ドライブレターは各自の環境に合わせて読み替えてください)。
copy iertutil.dll C:\windows\system32
- PCを再起動すれば、エラーは解消されているはずです。

方法2:別のブラウザを使ってダウンロードする
CDドライブが使えない環境の場合は、タスクマネージャーからブラウザを直接起動する方法があります。ポイントは、Internet Explorer以外のブラウザ(Mozilla FirefoxやGoogle Chromeなど)がインストールされていることです。これらは「iertutil.dll」が欠落していても起動できます(エラーダイアログは表示され続けることがあります)。ブラウザでこの記事を開き、リンクからDLLファイルをダウンロードしましょう。なお「名前を付けて保存」を選ぶとクラッシュする恐れがあるため、デフォルトの場所に保存し、先ほどと同じ要領でコマンドプロンプトからその場所へ移動してコピーしてください。
方法3:Windows 7の起動ディスクと回復コンソールを使う
上記のいずれの方法も使えない事情がある場合は、Windows 7のセットアップDVDからPCを起動し、「コンピューターの修復」で回復コンソール(コマンドプロンプト)を開くという選択肢もあります。ここでUSBメモリを接続すれば、copyコマンドを使って同様にDLLファイルをsystem32フォルダへ転送できます。
すべての方法がうまくいかない場合や、不明な点があるときは、ぜひコメント欄からお知らせください。可能な範囲でサポートいたします。なお、最悪のケースではシステム修復インストール(上書きインストール)が必要になることもあるため、その点も頭に入れておいてください。
画像クレジット:Grunge Office Stamp – Error by Big Stock Photo
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