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新しいCPUでWindows 7/8.1の更新が失敗!「プロセッサはサポートされていません」エラーの原因と対処法

Microsoftはユーザーを驚かせることがたびたびあります。数日前、ある知人が次のような問題を抱えて相談に来ました。Intel Core i3-7100(第7世代・Kaby Lake)を搭載した新しいPCを組み立て、Windows 7を問題なくインストールできたものの、Windows Updateですべての更新プログラムを適用した後、それ以上更新が取得できなくなり、次のエラーが表示されるようになったというのです。

表示されるエラー「サポートされていないハードウェア」

画面には以下のようなメッセージが表示されます。

サポートされていないハードウェア
お使いのPCは、最新バージョンのWindows向けに設計されたプロセッサを使用しています。現在お使いのWindowsのバージョンではこのプロセッサがサポートされないため、重要なセキュリティ更新プログラムを受け取れなくなります。

さらに、Windows Updateで更新プログラムを検索しようとすると、次のエラーが表示されます。

コード 80240037 Windows Update で不明なエラーが発生しました。

なぜ更新できなくなるのか

この現象の背景には、2016年にMicrosoftが発表したポリシーがあります。それは、最新のプロセッサを搭載したPCでは最新のクライアントOSであるWindows 10を使うことを前提とし、旧バージョンのWindowsでの利用を制限するというものです。

この制限の対象となるのは、以下の世代のプロセッサです。

  1. Intel Core 第7世代(Kaby Lake、2017年から製造)
  2. AMD 第7世代(Bristol Ridge、2016年第3四半期から製造)
  3. Qualcomm 8996(主にモバイルデバイス向け)

KB4012218 / KB4012219 パッチの役割

2017年4月、Microsoftは旧OS向けに特別な更新プログラムを公開しました。

  • KB4012218:Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 向け
  • KB4012219:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 向け

これらの更新プログラムの説明には、次のように記載されています。

Windows Update経由でスキャンまたはダウンロードを行う際に、プロセッサの世代およびハードウェア サポートの検出を有効にします。

つまり、これらの更新プログラムを適用すると、システムはCPUの世代を検出し、新しいCPU上で動作している旧OSに対して、新しい更新プログラム(MS Officeを含む)やドライバーのダウンロードをブロックし、エラー80240037を返すようになります。これは事実上、Windows 10への移行を強制する仕組みであり、その結果、新ハードウェア上の旧OSはセキュリティ更新を受け取れなくなり、脆弱性にさらされることになります。まるで脅迫のようにも見えます。

一時的な回避策:更新プログラムのアンインストール

もちろん、該当する更新プログラムをアンインストールし、再インストールをブロックすれば、一時的には回避できます。

wusa.exe /quiet /uninstall /kb:4012218 /promptrestart
wusa.exe /quiet /uninstall /kb:4012219 /promptrestart

ただし、これらの更新プログラムは翌月の月例ロールアップ(累積更新モデル)の一部として再度提供される可能性が高いため、恒久的な対策にはなりません。

グラフィックドライバーもインストール不可に

さらに、第7世代Intelグラフィックス(Intel HD Graphics 610〜650)用ドライバーのインストールもブロックされます。Windows 7 SP1では、このGPUは「標準VGAグラフィックスアダプター」として認識されます。

メーカーサイトからダウンロードした署名済みのビデオドライバーをインストールしようとすると、次のエラーが表示されます。

このコンピューターは、このソフトウェアをインストールするための最小要件を満たしていません。

ドライバーのインストールウィザードを確認すると、第7世代Intelプロセッサ搭載機では、ドライバーをインストールできるのはWindows 10(x64)のみであることが分かります。

回避パッチ「wufuc」

GitHubユーザーのZeffy氏は、最新のプロセッサを搭載したPCでもWindows 7/8.1のまま更新プログラムを受け取れるようにするパッチ「wufuc」を開発・公開しています(GitHub: https://github.com/zeffy/wufuc/releases)。どうしてもWindows 10へ移行できない環境では有力な選択肢の一つですが、非公式ツールである点や、今後のメンテナンスが続く保証がない点には十分注意してください。

なお、Windows 7自体の延長サポートは2020年1月に終了しており、現在ではセキュリティ面のリスクを考慮して、可能な限りWindows 10以降への移行が推奨されます。

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