トレントが機能しないときにブロックを解除する5つの方法
現在、世界中でトレントをめぐる「戦争」が起きています。コンテンツ制作者や著作権者は、トレントホスティングサイトへのアクセス遮断に全力を挙げており、一部のISP(インターネットサービスプロバイダ)には、あらゆるトレント通信をブロックするよう圧力がかかっています。
海賊版サイトに頼らなくても済む時代になった今、著作権物の違法ダウンロードを阻止すること自体は当然の流れです。しかし、合法的な用途も多いトレントそのものを丸ごとブロックするのは、正しい対応とは言えません。
ここでは、ブロックされたトレント接続を解除する方法を紹介します。
注意: 本記事はトレントの違法利用を推奨するものではありません。以下の方法を違法な目的で使用した場合、すべて自己責任となります。万が一法的な問題が発生しても、当方は一切の責任を負いかねます。
簡単な裏ワザ:別の回線でスタートする
ブロックされたトレント接続への最初の回避策は、非常にシンプルな裏ワザです。「どうして最初に思いつかなかったんだろう」と思うかもしれません。
多くのISPやネットワークファイアウォール(オフィスや大学など)が行っているのは、ごく基本的なブロックだけです。これは、サイトやトレントへの「最初の接続ポイント」を制限するものなので、これさえ回避できればOKです。
つまり、スマホのテザリングなど、別の回線でトレントを開始すればいいのです。ダウンロードが始まったら「ブロックされている」Wi-Fiに切り替えても、ダウンロードはそのまま継続されます。
この方法は、ファイアウォールがある程度高度な場合は機能しません。しかし、そうでないケースが意外と多いことに驚くはずです。まず試してみてください。最も手軽な回避策になるかもしれません。
1. DNSサーバーを変更してウェブサイトのブロックを解除する
ISPによるブロックは、DNSレベルだけで行われていることがよくあります。DNS(Domain Name System)は、IPアドレスの数値をウェブサイト名に変換する仕組みです。デフォルトでは、あなたはISPが管理するDNSサーバーを使用しています。これをパブリックDNSに切り替えれば、問題は解決します。
人気の無料パブリックDNSサーバーは以下の通りです。
- Google DNS: 8.8.8.8 | 8.8.4.4
- OpenDNS: 208.67.222.222 | 208.67.220.220
- Comodo DNS: 8.26.56.26 | 8.20.247.20
DNSサーバーはネットワーク設定から変更できます。設定後まもなく、ブロックされていたウェブサイトにアクセスできるようになるでしょう。
- Windowsの場合: 「ネットワーク接続」を開き、対象の接続を右クリック→「プロパティ」→「IPv4のプロパティ」を選択し、DNSサーバーのアドレスを変更して「OK」をクリックします。
- macOSの場合: 「システム環境設定」→「ネットワーク」→「詳細」→「DNS」を開き、新しいDNSサーバーを追加して「OK」をクリックします。
- Linuxの場合: ネットワークアプレットをクリック→「接続を編集」→「編集」→「IPv4設定」→「自動(DHCP)アドレスのみ」→「DNSサーバー」を選択し、新しいアドレスをカンマ区切りで追加します。
2. 無料VPNを使ってウェブサイトのブロックを解除する
ネットワーク設定をいじるのに抵抗があるなら、VPNを使うという代替手段があります。VPN(Virtual Private Network/仮想プライベートネットワーク)は、IPアドレスの発信元を隠してくれる仕組みです。
要するに、そのサイトがブロックされていない別の国からインターネットにアクセスしているように見せかけられるため、ブロックされたサイトでも閲覧できるようになります。
この目的には、いくつかの信頼できる無料VPNサービスを利用できますが、月間データ容量に制限があるのが一般的です。無制限の無料VPNもありますが、それぞれに見えないコスト(リスク)が潜んでいます。
重要なのは、ここではVPNを「ブロックされたサイトにアクセスして、トレントファイルやマグネットリンクを取得するため」だけに使うということです。(これらの用語に馴染みがない場合は、infoハッシュをマグネットリンクに変換できるアプリを参照してください。)トレント本体のダウンロードまで無料VPN経由で行うのは避けましょう。
おすすめはProtonVPNです。同社はユーザーのアクセスログを一切保存せず、企業からのデータ開示要求への対応も透明性があります。
3. 有料VPNを使ってトレントをダウンロードする
ウェブサイトのブロック解除は、まだ簡単な部分です。しかし、ISPや組織のファイアウォールの中には、より巧妙なブロックを行うものもあります。そうしたネットワークでは、トレント自体が始動しません。そんなときこそ、切り札として有料VPNサービスの出番です。
有料VPNは制限が少なく、通常はデータの暗号化も行ってくれます。さらに、ネットワーク上のアクティビティをログとして残しません。PCまたはルーターに設定すれば、トレントへのアクセスとダウンロードが格段に楽になります。
おすすめはExpressVPNとCyberGhostです。どちらも実績豊富で、トレント用途に最適なサービスです。こちらのリンクからExpressVPNを1年契約すると、3ヶ月分が無料になります。
4. ZbigZまたは有料シードボックスを使う
シードボックスは、トレント界の最新トレンドです。シードボックスとは、トレントのアップロードとダウンロードを行える仮想サーバーのこと。自分のPCからシードボックスへトレントをアップロードしたり、シードボックスからダウンロードしたりできます。「トレント版Dropbox」と考えると分かりやすいでしょう。
なぜシードボックスが人気なのでしょうか? シードボックスは、普通のウェブサイトがPCにデータを送るときと同じ方法でデータを転送します。つまり、シードボックスをブロックするということは、すべてのウェブアクセスをブロックすることを意味するため、ネットワーク管理者にはブロックできないのです。
シードボックスは通常有料ですが、ZbigZという人気の無料アプリがあります。無料アカウントには、ダウンロード速度150KBpsの制限、最大ファイルサイズ1GB、同時に保管できるファイルは2つまで、7日で期限切れといった制限があります。
有料のシードボックスなら、こうした制限のほとんどが撤廃されるか、プランに応じた柔軟な上限設定が可能です。トレント向けで使いやすいのはRapidSeedboxとSeedbox.ioです。
自分でVPS(仮想専用サーバー)を構築できるレベルなら、DediSeedboxとUltraSeedboxがおすすめの選択肢です。
5. ポート80を使う(ただし遅い)
残念ながら、一部のISPは、一般的なトレントアプリが使用するポートやポートフォワーディングをブロックしています。シードボックスにお金をかけたくないなら、同じ考え方を無料で実践できます。
ポート80は、すべてのHTTPデータ転送に使われるデフォルトのポートなので、ネットワーク管理者によってブロックされることはまずありません。必要なのは、トレントアプリをポート80のみを使用するように設定することだけです。
アプリのネットワーク設定を開き、まず「ランダムポート」のチェックを外します。次にポート番号を80に設定し、テストして動作を確認しましょう。最後にUPnPとNAT-PMPのチェックを外せば準備完了です。
ただし注意してください。この方法ではトレント速度が大幅に低下します。ここで紹介する中では最も遅い方法ですが、困っているときは贅沢は言えませんよね。
トレントクライアントの選択も重要
トレントは海賊版との結びつきが強いため、悪いイメージを持たれがちです。しかしBitTorrentには、新しいOSのISOファイルのダウンロードから大容量のゲームアップデートまで、さまざまな合法的な用途があります。
合法的にトレントを使う場合でも、優れたクライアントが必要です。そして、それはuTorrentではありません。
実際、uTorrentはここ数年、セキュリティ脆弱性、バンドルされる不要ソフト、広告表示など、多くの問題を抱えてきました。代わりに、uTorrentを置き換えるべき高評価のトレントクライアントを選ぶことをおすすめします。
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