15年間Google一筋だった私が、DuckDuckGoを愛するようになった理由
Google検索が普及する前の世界を、私ははっきりとは覚えていません。2000年代初頭から、Googleはまるで自分の脳の延長のように機能し、探している情報をいつも的確に提示してくれました。そのため15年以上もの間、Google以外の検索エンジンを使う人を見かけるたびに、違和感を覚えるほどでした。
端的に言えば、私は生粋の「Googleファン」だったのです。ところがDuckDuckGoへ乗り換えて3か月が経った今、もうGoogleには戻れないかもしれない、と感じています。
Googleを手放すのは簡単ではありませんでした。ただ、主にこの記事を書くために自分に課してDuckDuckGoを試してみたところ、Googleについて特に恋しく思うことは何もありませんでした。それどころか、DuckDuckGoの魅力にどんどん引き込まれていったのです。
もちろん、プライバシーへの懸念はあります。スノーデン事件以降、Googleが個々のユーザーの検索履歴――いわば内心の独り言――を記録し、収益化していることに違和感を抱いたことのない人はいないでしょう。しかし、Googleのトラッキングへの不快感以上に、私が3か月経った今もDuckDuckGoを使い続けている理由は、その機能が気に入っているからです。
Googleが何でも自動でやってくれる方向を目指すのに対し、DuckDuckGoは、使いこなすためのコツを学ぶ努力をするユーザーに報いてくれる検索エンジンなのです。
!Bangコマンドが強力すぎる
Googleは、ユーザーにキーワードを入力させ、検索結果を表示し、何か(おそらく広告)をクリックさせることを望んでいます。一方DuckDuckGoは、ユーザーがそう望むなら、検索結果も広告も丸ごとスキップすることを許してくれます。
その中心的な仕組みがBangs(バング)です。少し分かりにくい名前ですが、DuckDuckGoから他のサイトを直接素早く検索できる便利な機能です。
例えば、Wikipediaの「Google」に関する記事を開きたいときは、「!w Google」と入力するだけ。「Netflix and Chill」をUrban Dictionaryで調べたいときも、「!u netflix and chill」と入力すればすぐに結果が出ます。キーボードショートカットを覚えるのと同じように、最初は少し努力が必要ですが、一度身につければ膨大な時間を節約できます。
あらゆる設定をカスタマイズできる
DuckDuckGoは、ユーザーについて何も決めつけません。それは検索結果の見た目や動作についても同じです。Instant Answers(インスタントアンサー)機能をオフにしたければ、オフにできます。フォントや背景色、単位系を変更したければ、それも可能です。さらに、検索結果にファビコンやWeb of Trustのアイコンを追加することさえできます。これらはGoogleで実現するにはブラウザ拡張機能が必要なものばかりです。
しかも、こうしたカスタマイズにはアカウント登録すら不要です。匿名のブックマークレットを作成すれば、設定を保存して別のパソコンでも同じ環境で使えます。
広告を完全にオフにできる
カスタマイズといえば、他のサイトでは見たことのない選択肢があります。
そうです。DuckDuckGoは、ユーザーが望むなら広告を完全に非表示にできるのです。しかも同時に、サイトのことを周囲に広めてほしいと呼びかけています。
キーボードショートカットが使える
DuckDuckGoの検索結果は、すべてキーボードだけで操作できます。矢印キーで結果を移動し、Enterキーを押せばページが開きます。さらにCtrl+Enter(MacならCmd+Enter)を押せば、結果をバックグラウンドの新しいタブで開くことも可能です。
些細なことに思えるかもしれませんが、ショートカットを覚えるとすべての操作が速くなります。まさに、パワーユーザー向けの機能を得意とするDuckDuckGoらしい特徴です。
ユーザー制作のInstant Answersが充実
ここまで、GoogleにはないDuckDuckGoの優れた機能を紹介してきましたが、その魔法の一端を担っているのが「DuckDuckHack」コミュニティです。ボランティアたちが、さまざまな機能をDuckDuckGoの検索結果に追加しています。例えば、チートシートを検索すると、多くの場合すぐに見つかります。
Twitterのユーザー名を検索すればプロフィールが表示され、人気ソフトウェアの代替品を検索すれば「AlternativeTo」からの結果が表示されます。
DuckDuckGoのInstant Answersには、ここで紹介しきれないほど多彩なものがあります。要するに、APIを持つサイトがあれば、誰かが必ずDuckDuckGoへの組み込み方法を見つけるのです。自社サービスしか埋め込まないGoogleの方針とは好対照で、とても新鮮に感じられます。
フィルターバブルからの脱出
Googleは、ユーザーがどんなものをクリックしそうかを把握することで、検索結果が改善されると考えています。長い間、私もこの考えを受け入れていました。その含意には釈然としないものがありましたが。
こうした講演を見て、「残念だが必要なことだ」と思い込んでいたのです。検索は極めて個人的なものなのだから、行動の監視こそがより良い結果をもたらすはずだと。
しかし乗り換えてみると、検索結果に表示されるサイトの多様性が増したことに気づき、それが心地よかったのです。過去にRedditで問題の解決策を見つけたからといって、検索結果にRedditばかり表示される必要はありません。それでも時間とともにGoogleはRedditなどを優先表示するようになりました。DuckDuckGoははるかに多様な結果を示し、以前はほとんど目にしなかったサイトを紹介してくれます。私はそれが本当に気に入っています。
要するに、フィルターバブルに包まれたインターネットは退屈なのです。そこから抜け出せるのは素晴らしいことです。
弱点:Googleサービスとの連携がない
DuckDuckGoがあらゆる面でGoogleより優れているなどとは申しません。実際、そうではありませんから。最大の弱点のいくつかは、Googleが検索結果に統合している機能、すなわちGoogleニュース、Google画像検索、Googleマップに関係しています。これらのサービスはそれぞれの分野で最高の性能を持ちますが、言うまでもなくDuckDuckGoの検索結果には統合されていません。
そこで私は、前述の!Bang機能を活用しています。「!gm」でGoogleマップ、「!gi」でGoogle画像検索、「!gn」でGoogleニュースを呼び出せます。十分に機能しますが、やはりこれらが検索に統合されていたほうが良かったとも感じます。それでも、DuckDuckGoにはこの大きな欠点を補って余りあるメリットがあるのです。
DuckDuckGoとGoogleの関係は、TwitterとFacebookの関係に似ている
最近はほとんどFacebookにログインしません。単純に面白くないからです。ログインしても、タイムラインからは一刻も早く離脱します。大抵、何の魅力もないからです。私はTwitterのほうが好きです。タイムラインに何を表示するかを完全にコントロールでき、明確にフォローを選んだ人たちの最新投稿だけが時系列順に表示されるからです。興味深いタイムラインを構築するには時間がかかりましたが、その価値は十分にありました。
DuckDuckGoを使えば使うほど、これはTwitterに似ていると気づきます。DuckDuckGoは、行動を追跡して「あなたが欲しいと思うもの」を推測して提示するのではなく、自分が求めたものをそのまま返してくれる検索エンジンなのです。追跡してお節介焼きに振る舞うアプローチを好む人もいるでしょうが、私は「ユーザーが求めたものをそのまま返す」アプローチのほうが優れていると思います。
ぜひあなたも試してみてください。ブラウザのデフォルト検索エンジンをDuckDuckGoに変更し、しばらく強制的に使ってみてください。気に入るかどうか、確かめてみてください。万人向けではないかもしれませんが、少なくともいくつかのお気に入りの機能は見つかるはずです。
あなたの体験を、ぜひ下のコメント欄で教えてください。
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