Google Chromeがアップデートできないときの対処法――3つの解決策を徹底解説
長年使ってきたGoogle Chromeは、大きなトラブルもなく概ね安定して動作してきました。たまにメモリスワップ関連の不具合や、EMETとの互換性の問題に遭遇することはありましたが、それ以外は非常に信頼性が高く、不満を感じることはほとんどありませんでした。自動アップデート機能に関してはなおさらです。
ところが、Windows 10のアップデート(バージョン1804系)をテストしていた際に、状況が一変しました。数週間ぶりにマシンの電源を入れると、Chromeが数バージョン遅れていたため、ブラウザを立ち上げてアップデートを実行しようとしたのです。しかし、次のようなエラーが表示され、失敗してしまいました。
「アップデートを確認中にエラーが発生しました:アップデートの確認を開始できませんでした(エラーコード 3: 0x80080005 ― システムレベル)」
このエラーコード0x80080005は、WindowsのCOMサーバー起動の失敗などを示すことが多く、システム側の要因でアップデート処理が開始できなくなっている状態を意味します。さて、どうすればよいのでしょうか。
問題の詳細
この問題は、「ヘルプ > Google Chromeについて」から手動でアップデートを試みた際に発生しました。通常、この操作を自分で行う必要はほとんどありません。Chromeはスケジュールされたタスクによって定期的に自動アップデートを確認しているためです。ところが今回は、この奇妙なエラーが突如発生。しかも、FirefoxやVLCなど他のソフトウェアは何事もなく正常にアップデートできていました。

解決策1:Chromeを再インストールする
まず試したのは、Chromeのインストーラーをダウンロードして再実行する方法です。これは時々必要になる作業です。例えばVLCでは、ミラーサイトの証明書エラーが表示されることがあるため、公式サイトからダウンロードしてアップグレードする方が確実です。ここでも同じ発想です。ところが、今回のインストーラーまでもが固まってしまいました。「ダウンロードを待機しています...」と表示されたまま、一向に先へ進まないのです。

解決策2:IFEO(イメージファイル実行オプション)のエントリを削除する
インストーラーが固まる明確な原因は分かりませんが、Googleの製品フォーラムやサポートフォーラムを見ると、同様の報告が数多く存在し、共通の原因は特定できていないのが実情です。上記の方法で解決しない場合は、次のステップとして、Chromeのアップデートに関するIFEO(Image File Execution Options)のエントリを削除してみましょう。
IFEOについては、以前WindowsのGWXアップデートツールを無効化する方法を紹介した際にも触れました。非常に柔軟で強力な機能であり、OSの挙動を細かくコントロールできます。今回は、Google Chromeのアップデート用のIFEOエントリを削除します。regedit.exeを起動し、以下のキーへ移動してください。
HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\
Image File Execution Options
左側のペインにある「GoogleUpdate.exe」というキーを削除します(念のため、事前に右クリックからエクスポートしてバックアップしておくと安心です)。その後、再度アップデートを試してみてください。これで解決するはずです。ただし、レジストリの編集に不安がある方は、無理をせず次の方法に進んでください。

解決策3:オフラインインストーラーを使う
3つ目の方法は、完全版のオフラインインストーラーをダウンロードして実行することです。こちらは(初回のダウンロード以外は)ネット接続に依存せずにインストールできます。実行中に「ダウンロードを待機しています...」というメッセージは表示されますが、最後まで問題なく完了するはずです。解決策2がうまくいかなかった場合や、レジストリ操作に抵抗がある方には、この方法が最も確実な選択肢となります。

まとめ
Chromeに変なエラーが出たら?そんなときは、本記事の手順を順番に試してみてください。これであなたのChromeは最新の状態に戻り、快適に使えるようになっているはずです。本記事では、シンプルで手軽な再インストール、少し玄人向けのIFEOレジストリ編集、そして最後に完全版オフラインインストーラーによる再インストールという、3つのアプローチを紹介しました。
本来なら、この問題が発生する根本的な理由まで詳しく解説したいところですが、システムログには有効な手がかりが残っておらず、筆者自身もアップデートの不具合に遭遇したのは今回が初めてでした。謎は完全には解けませんが、動作するブラウザが手元に戻ったことの方が重要です。この記事が同じ症状でお困りの方の助けになれば幸いです。
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