Google Chromeにゼロデイ脆弱性が発覚――今すぐアップデートを
Googleは、自社のブラウザー「Google Chrome」に存在するゼロデイ脆弱性が実際に悪用されていたことを明らかにしました。同社は3月1日にこの問題を修正するパッチを公開しましたが、事実は公表していませんでした。つまり、ユーザーはできるだけ早くGoogle Chromeをアップデートする必要があります。
ゼロデイとは何か?
ゼロデイ(0-day)とは、開発者が問題を発見・修正する前に、ハッカー側が先に脆弱性を発見し悪用してしまう状態を指します。「ゼロデイ」という名称は、脆弱性が野放しにされて悪用されるまでに、開発者に残された猶予期間が「ゼロ日」であることに由来しています。
Googleがゼロデイエクスプロイトの標的となるのは珍しいことです。同社には多数のセキュリティ研究者が在籍しており、悪意ある攻撃者が悪用を始める前にこうした問題を発見・修正する体制を敷いています。しかしこの一件に関しては、Googleも不意を突かれた形となりました。
脆弱性のコードネームは「CVE-2019-5786」
GoogleはCVE-2019-5786について、FileReaderにおけるメモリ管理の不具合であると説明しています。FileReaderは、Webアプリがユーザーのコンピューター上に保存されたファイルを読み取ることを可能にするブラウザーの機能です。この脆弱性を突かれると、悪意のあるコードが実行される恐れがあると考えられています。
現時点で公開されている詳細情報は限られています。これは、Googleがすべてのユーザーがアップデートを完了するまで、技術的な詳細の公開を意図的に控えているためです。ただしこの脆弱性は、マルウェアを仕込むために利用され、最終的には攻撃者がリモートからコンピューターを乗っ取ることにつながる可能性があるようです。
今すぐGoogle Chromeをアップデートしよう
お使いのChromeはすでに自動アップデートによって最新化されており、この脆弱性がこれ以上悪用される前に修正済みである可能性が高いです。しかし念のため、手動でアップデートを確認し、バージョン72.0.3626.121以降が実行されていることを確認しましょう。
Chromeのバージョンを確認する手順は以下の通りです。
1. Chromeを開き、右上にある縦に並んだ3つの点(⋮)をクリックして設定を開く
2. ヘルプをクリックし、Google Chromeについてを選択する
3. インストール済みのビルド番号が表示されるので、「アップデートを確認」をクリックして最新状態にする
ゼロデイ攻撃は常に発生しうるものです。ブラウザーの自動アップデートを有効にし、定期的にバージョンを確認する習慣をつけておけば、こうした脅威からコンピューターを守りやすくなります。
-
MacにGoogle Chromeをインストールする方法|初心者向け完全ガイド
最近macOSに乗り換えたばかりの方の中には、「Chromeでのブラウジングが恋しい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。macOSの標準ブラウザはSafariですが、Apple純正のブラウザがどうもしっくりこないという方は、MacにもGoogle Chromeをインストールすることができます。 この記事では、MacにChromeをダウンロードしてインストールする手順を、初心者の方にもわかりやすいようにステップバイステップで解説します。 豆知識:Safariが標準になる前の話 実は、Safariは最初からmacOSの標準ブラウザだったわけではありません。かつてMacには、Micros
-
Google Chromeがアップデートできないときの対処法――3つの解決策を徹底解説
長年使ってきたGoogle Chromeは、大きなトラブルもなく概ね安定して動作してきました。たまにメモリスワップ関連の不具合や、EMETとの互換性の問題に遭遇することはありましたが、それ以外は非常に信頼性が高く、不満を感じることはほとんどありませんでした。自動アップデート機能に関してはなおさらです。 ところが、Windows 10のアップデート(バージョン1804系)をテストしていた際に、状況が一変しました。数週間ぶりにマシンの電源を入れると、Chromeが数バージョン遅れていたため、ブラウザを立ち上げてアップデートを実行しようとしたのです。しかし、次のようなエラーが表示され、失敗してしまい