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DNSリークとは?発生原因と確認・対策方法を徹底解説

DNSリークとは?発生原因と確認・対策方法を徹底解説

VPNなどのプライバシー保護サービスを利用する際には、すべての外部ネットワークトラフィックがVPNの暗号化トンネルを通じて送信されていることを確認することが極めて重要です。これを怠ると、ユーザーの実際のIPアドレスが漏洩し、位置情報や閲覧履歴、ひいては本人の身元まで明らかになってしまう恐れがあります。こうした漏洩の中で最も一般的なのが「DNSリーク」です。これは、暗号化されていないDNSリクエストがISP(インターネットサービスプロバイダ)のDNSサーバーへ送信されることで、IPアドレスが露出してしまう現象を指します。

DNSとは?

DNS(ドメインネームシステム)は、入力されたURLを数値のIPアドレスに変換するための仕組みです。ほぼすべてのインターネットサービスプロバイダは、自社のインフラ内にDNSサーバーを設置しています。これにより、ユーザーは地理的に近いサーバーへDNSリクエストを送信でき、よく訪問するウェブサイトの情報がキャッシュされることで高速な通信が可能になります。また、CloudflareやGoogleが提供するサービスをはじめ、多くのサードパーティ製DNSサービスも存在します。

DNSがニュースで話題になる理由は主に2つあります。1つはDNSプロトコルを悪用したDoS攻撃(サービス拒否攻撃)、もう1つは一部の国によるインターネットの自由への厳しい制限です。攻撃者はDNSプロトコルを利用して膨大なトラフィックを特定のドメインに集中させることができ、ボットネットワークを必要としないDoS攻撃が成立します。また、イランやトルコなどの国では、DNSプロトコルを使って国内ユーザーによる一部または全部のウェブサイトへのアクセスを定期的に制限しており、こうした国のユーザーはGoogleなどの公開DNSサービスを利用することで規制を回避できることが少なくありません。

DNSリークはどのように発生するのか?

DNSリークとは?発生原因と確認・対策方法を徹底解説

VPNに接続すると、ユーザーの外部ネットワークトラフィックはVPNの暗号化トンネルを通じて送信されます。これにより、トラフィックの内容と発信元の両方が隠蔽され、オンライン上での安全性と匿名性が保たれます。本来であれば、すべてのDNSリクエストも同じく暗号化トンネル経由でVPN側のDNSサーバーへ送信されるはずです。ところが、VPNの設定が不適切な場合、暗号化されていないDNSリクエストがISPのDNSサーバーへ送られてしまうことがあります。その結果、ユーザーの閲覧情報とIPアドレスが平文のまま送信され、広告業者や盗聴者など、第三者が容易にこれを監視できる状態になってしまうのです。

自分の環境でDNSリークが起きているか不安な場合は、まずVPNに接続したうえで、「DNS Leak Test」のような診断サイトを利用してDNSアドレスを確認しましょう。

サイトのトップページにある「Standard Test」または「Extended Test」をクリックし、DNSリクエストに関連付けられている場所とIPアドレスをチェックしてください。

DNSリークとは?発生原因と確認・対策方法を徹底解説

DNSリークとは?発生原因と確認・対策方法を徹底解説

表示された結果がVPNに関連付けられたものではなく、自分の実際の場所とIPアドレスだった場合、DNSリークが発生していることになります。

DNSリークの修正方法

DNSリークが判明したら、必ず修正することが重要です。放置すれば、VPNによる身元保護の効果はほぼ失われてしまいます。VPN接続に使用しているソフトウェアによって対処法が異なるため、以下の方法を参考にしてください。

OpenVPN 2.3.9以降の場合

OpenVPN 2.3.9以降のバージョンでは、DNSリクエストをVPN経由のみに限定するオプションを設定できます。

1. 接続設定用の .conf または .ovpn ファイルを開きます。

2. 新しい行に以下のテキストを追加します。

block-outside-dns

Windowsの場合

Windowsのネットワーク設定からもDNSリークに対処できます。

1. DHCPから静的IPアドレスに切り替えます。これにより、独自のDNS設定を指定できるようになります。

2. DNS設定には、以下のような公開DNSサービスを利用しましょう。

  • OpenDNS(優先:208.67.222.222/代替:208.67.222.220)
  • Google(優先:8.8.8.8/代替:8.8.4.4)
  • Cloudflare(優先:1.1.1.1/代替:1.1.0.0)

また、接続中のVPNが使用しているDNSサーバーのIPアドレスを手動で入力する方法もあります。

ルーターの場合

多くのルーターでもDNS設定を変更できます。前述のGoogleやCloudflareなどの公開DNSを設定しておくとよいでしょう。

まとめ

VPNサービスが提供するプライバシーの盾を維持するためには、DNSリクエストを適切に保護することが不可欠です。もしVPNの品質の低い運用によってDNSリークが発生しているのであれば、できるだけ早く別のVPNサービスへの乗り換えを検討しましょう。DNSリクエストの扱いが雑な事業者は、VPNのコア機能についても同様に不備がある可能性が高いからです。

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