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CPU使用率の監視をマスターしよう:初心者にもわかるステップバイステップ完全ガイド

CPUはコンピューターの頭脳とも言える存在ですが、人間の脳と違う点がひとつあります。それは、現時点でどれだけの処理能力が使われているのかを正確な数値で把握できるということです。

ヘビーなマルチタスクユーザーの方でも、ゲームのパフォーマンスを最大限に引き出したい方でも、CPU使用率を監視することは重要です。プロセッサーの本来の性能を十分に発揮できているのか、あるいは今感じているパフォーマンス問題の原因がCPUにあるのかを判断する材料になるからです。

この記事では、手軽でシンプルな方法から、やや手順は増えますがより詳細な情報を得られる方法まで、CPU使用率を監視するさまざまな手法を紹介します。オーバークロックをしている方や、CPUが高温になりすぎていないか気になる方は、あわせてCPU温度の確認方法も覚えておくと安心です。

CPU使用率の監視をマスターしよう:初心者にもわかるステップバイステップ完全ガイド
(画像提供:Tom's Hardware)

CPU使用率を読み解くときの重要ポイント

一般的にCPU使用率は単一のパーセンテージで表示され、CPUリソースのうち現在どれだけが使われているかを示します。100%ならCPU全体が稼働中、25%なら4分の1だけが使われているという意味です。ただし、ここに少し落とし穴があります。最新のCPUは複数のコアで構成されているからです。

たとえば、クアッドコアCPU(そろそろアップグレードを検討してもよい頃合いかもしれません)を持っていて、1つのコアが完全に使い切られている一方で、残り3つのコアがアイドル状態だったとします。この場合、全体のCPU使用率は25%と表示されますが、実際のパフォーマンスはその1コアの最大性能に制限されてしまいます。これは、複数のCPUコアをうまく活用できないゲームでよく見られる現象で、ゲーム全体のフレームレートが単一のコアまたはスレッドの性能に引っ張られる形になります。

こうしたケースでは、全体の使用率だけを見てもあまり役に立ちません。だからこそ、これから紹介する方法の中には、個々のCPUコアの動きを確認できるものがあり、ボトルネックがどこにあるのかを見極めるのに役立ちます。

WindowsタスクマネージャーでCPU使用率を確認する方法

Windowsには強力で詳細なパフォーマンス監視ツールが標準搭載されており、OSのバージョンが新しくなるほど提供される情報も充実しています。ここではWindows 11での手順を紹介します(Windows 10でも同じ操作が使えます)。

1. タスクマネージャーを起動します。最も簡単なのは「Ctrl + Shift + Esc」キーを押す方法です。

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(画像提供:Tom's Hardware)

2. 「パフォーマンス」タブを開き、「CPU」をクリックします。CPU全体の処理能力のうち何%が使用中かを示すグラフが表示されます。全体の使用率さえわかればいいという方は、ここで完了です。

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(画像提供:Tom's Hardware)

3. (任意)グラフ上で右クリックし、「グラフの変更」→「論理プロセッサー」を選択します。これにより、CPUが持つ個々の「スレッド」ごとの使用率が表示されます。この数値は物理コアの数と一致しないことがあります。一部のCPUコアは同時に2つのスレッドを処理できるためで、これが「物理」ではなく「論理」プロセッサーと呼ばれる理由です。

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(画像提供:Tom's Hardware)

論理プロセッサービューを開けば、CPUの負荷が全スレッドに均等に分散しているのか、それとも1〜2個のスレッドだけが100%で酷使され、残りは低負荷のままなのかを一目で判断できます。

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(画像提供:Tom's Hardware)

Xbox Game BarでCPU使用率を確認する方法

ウィンドウ表示のアプリを使っているなら、タスクマネージャーでの確認で十分ですが、マルチモニター環境でない限り、ゲームなどのフルスクリーンアプリ使用中には表示を切り替えられません。

そこで便利なのが、Windows標準の「Xbox Game Bar」です。フルスクリーンアプリの上にパフォーマンス監視ウィジェットを重ねて表示できます。手順は以下の通りです。

1. 「Win + G」キーを押してXbox Game Barを起動します。

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(画像提供:Tom's Hardware)

2. (任意)パフォーマンスウィジェットを移動します。マウスでドラッグすれば、フルスクリーンアプリの大事な部分を隠さない位置に配置できます。

3. ピンボタンでパフォーマンスウィジェットを固定します。ピン留めしておけば、Game Barを閉じた後もウィジェットが表示されたままになります。

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(画像提供:Tom's Hardware)

4. 「Win + G」キーでGame Barを閉じます。ピン留め済みなら、Game Barを閉じてもパフォーマンス情報はフルスクリーンアプリ上にオーバーレイ表示され続けます。

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(画像提供:Tom's Hardware)

オーバーレイを消したいときは、再度Game Barを開いてウィジェットのピン留めを解除し、バーを閉じれば元どおりです。

MSI AfterburnerでCPU使用率を監視する方法

Xbox Game Barでも基本的なCPU使用率メーターは使えますが、スレッドごとの詳細までは表示されません。フルスクリーンの3Dアプリ実行中にCPU全体の細かい動きを確認したいなら、MSI AfterburnerとRiva Tuner Statistics Server(RTSS)の組み合わせがおすすめです。設定手順は以下の通りです。

1. MSI Afterburnerをダウンロードしてインストールします。公式サイトから入手し、解凍してインストールしてください。インストール時にRTSSのインストールチェックを外さないよう注意しましょう。

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(画像提供:Tom's Hardware)

2. MSI Afterburnerを起動します。特別な権限を求められたら「はい」を選んで続行します。

3. 設定(歯車)ボタンをクリックします。プロパティウィンドウが開き、各種設定を変更できるようになります。

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(画像提供:Tom's Hardware)

4. 「モニタリング」タブに移動します。ここで、システムのどの項目を監視し、どれをオーバーレイ表示するかを選択できます。

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(画像提供:Tom's Hardware)

5. 「アクティブなハードウェアモニタリンググラフ」内の「CPU使用率」という名前の項目をすべてチェックします。各項目はPC内の論理CPUに対応しています。例では20個ありますが、お使いのハードウェアによって数は異なります。

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(画像提供:Tom's Hardware)

6. Shiftキーを押しながら各CPU使用率項目をクリックして選択します。番号付きのCPU使用率項目をすべて選択状態にしてください。

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(画像提供:Tom's Hardware)

7. 「OSDに表示」をクリックします。これで、監視中の各CPUがオンスクリーンディスプレイに表示されるようになります。

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(画像提供:Tom's Hardware)

8. 「オンスクリーンディスプレイ」タブでショートカットキーを設定します。デフォルトのOSD切り替えキーは「Home」ですが、扱いづらい場合は好きなキーに変更しましょう。今回は「Shift + P」を設定しました。

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(画像提供:Tom's Hardware)

9. 「OK」をクリックしてゲームを起動します。設定を確定したらゲームや3Dアプリを実行すると、各CPUの使用率が表示されるはずです。表示されない場合は設定したトグルキーを押してみてください。それでも出ないときは、MSI Afterburnerがバックグラウンドで起動しているか確認しましょう。

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(画像提供:Tom's Hardware)

HWiNFO64でCPU使用率の履歴を確認する方法

ここまでの方法は、CPUがその瞬間に何をしているかをリアルタイムで見るものでした。しかし、使用パターンを後から分析したり、特定の時間帯に使用率が急上昇したり異常な挙動をしていないか調べたりしたい場面もあります。

無料ユーティリティのHWiNFO64はまさにその目的に合ったツールです。使い方は以下の通りです。

1. HWiNFO64をダウンロードしてインストールします。公式サイトから入手できます。PCへのインストールを避けたい場合はポータブル版を選ぶことも可能です。

2. アプリを起動し、「Start」をクリックします。初期化が完了するまで少し時間がかかることがあります。

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(画像提供:Tom's Hardware)

3. 「Monitoring」→「Sensor Status」をクリックします。センサーステータスウィンドウが開き、監視中のすべてのデータソースを確認できます。

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(画像提供:Tom's Hardware)

4. 「Total CPU Usage」センサーを確認します。センサーにマウスカーソルを合わせると、何を測定し、どう計算されているかの説明が表示されます。

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(画像提供:Tom's Hardware)

5. ログ記録開始ボタンをクリックします。

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6. CSVファイルの保存先を選択します。HWiNFO64はログをCSV形式で保存します。あとで見つけやすい場所を指定しましょう。

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7. 計測が終わったら「Stop Logging」ボタンをクリックします。

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8. CSVファイルを開きます。お好みのソフトで開きましょう。ここではExcelで「新しいブック」→「データ」→「テキスト/CSVから」→「読み込み」の手順で取り込みました。

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(画像提供:Tom's Hardware)

最初の2列には日付と時刻が記録されています。これを「Total CPU Usage」の列や、個々のコア・スレッドの使用率を示す列と照らし合わせれば、いつ負荷が高かったのかを詳しく分析できます。

これらの方法をマスターすれば、どんな用途でPCを使っていても、CPUが実際に何をしているのか迷うことはもうありません。日常のトラブルシューティングからゲームのパフォーマンスチューニングまで、ぜひ活用してみてください。

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