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CPU温度を監視する方法|適正温度の目安と高温時の対処法

PCのCPU温度をチェックすることは、車のオイル点検に似ています。毎日行う必要はありませんが、数ヶ月に一度は目を通しておきたい項目です。特に、ゲーミング向けの高性能CPUなどで日常的に高負荷をかけている方は、定期的な温度管理が重要になります。

幸い、CPU温度の確認はとても簡単です。PCケースを開けて温度計を差し込む必要はありません。すべてのCPUにはデジタル温度センサーが内蔵されており、専用ソフトでその数値を読み取るだけで済みます。

この記事では、CPUにとって健康的な温度範囲、温度の確認方法、そして温度が高すぎる場合の対処法について詳しく解説します。

CPUの適正温度はどのくらい?

CPUがアイドル状態(どのプログラムにも使われていない状態)にあるときの健康な温度は、50℃(122℉)前後またはそれ以下です。一方、ゲームをプレイしているとき、動画をレンダリングしているとき、その他の負荷の高い作業を行っているときには、CPUはより多くの電力を消費し、温度も上昇します。アイドル時の温度が正常であれば、重要なのは高負荷時の温度です。こうした状況下でCPUが適切に冷却されているか、定期的にモニタリングしましょう。

高負荷時には、CPUの温度を理想的には80℃(176℉)以下に保つことが望ましいです。ただし、ウルトラブック、ゲーミングノートPC、小型ケース(SFF)PCでは、これより高温になる場合があります。80℃を多少超える程度なら許容範囲内ですが、95℃(203℉)を超えると危険水域です。この時点で一部のCPUはサーマルスロットリング(クロック速度を落として過熱を防ぐ機能)を開始し、最悪の場合PCがシャットダウンすることもあります。

より高度なユーザーで、CPUが過酷なワークロードに耐えられることを確信したい場合は、Prime95やAIDA64などのプログラムを使ってCPUを100%のストレステストにかけるのも有効です。テスト実行中は後述のツールで温度を注意深く観察し、95℃を超えたらすぐに中止してください。理想的なストレステストの長さは1時間ですが、最高温度は10〜15分ほどで頭打ちになることが多いです。

CPU温度をモニタリングする方法

CPU温度の確認は、モニタリングソフトを起動して数値を読み取るだけの簡単な作業です。代表的なソフトとしては、HWMonitor、Core Temp、NZXTのCAMなどが挙げられます。これらは数あるツールのほんの一例で、本記事では初心者にも扱いやすいNZXTのCAMとCore Tempの使い方をご紹介します。

CAMは、PCケース・電源・CPUクーラーのメーカーであるNZXTが開発したツールです。同社製品との連携を想定していますが、NZXT製ハードウェアを持っていなくても、手軽なモニタリングツールとして十分に活用できます。

インストールすると、CAMは見やすいユーザーインターフェース(UI)を提供します。最初のブロックにはCPUのステータスが表示され、負荷率、温度、クロック速度、クーラーファンの回転数を一目で確認できます。このブロックをクリックすると、さらに詳細な情報にアクセス可能です。

たとえば、あるシステムのCPU温度が41℃だった場合、これはアイドル時として非常に健康的な数値といえます。

CAMにはオーバーレイ機能もあり、CAMを起動したままゲームを起動すると自動的に表示されます。このオーバーレイにより、ゲーム中でもCPUの状態や負荷時の温度をリアルタイムで確認できるのが便利です。

もうひとつの選択肢がCore Tempです。こちらはよりシンプルなUIを持つ軽量ツールです。インストール画面でフリーウェア(追加ソフト)のチェックボックスを必ず外しておきましょう。

Core Tempの表示例では、CPUは平均46℃、最大75℃(167℉)で稼働しており、正常な温度範囲内といえます。このストレステスト時の数値はPrime95を約30分間実行して記録されたもので、実際には10分以内に最高温度の75℃に達していました。

Core Tempでゲーム中の温度を監視する最良の方法は、まず普通にゲームセッションを楽しみ、その後にソフトを開いて記録された最高温度を確認することです。この数値が95℃以上であれば要注意です。80〜95℃の間であれば、改善の余地があると考えられます。

CPU温度が高すぎる場合の対処法

高負荷時にCPU温度が80℃を超える場合は、冷却が十分に行われているかシステムを点検しましょう。以下のチェックリストを参考にしてください。

  • PC内部(ラジエター含む)はホコリで汚れていないか?
  • 高負荷時にすべてのファンが正常に回転しているか?
  • PCの使用年数はどのくらいか?
  • CPUとCPUクーラーの間のサーマルグリス(熱伝導ペースト)を最後に塗り直したのはいつか?3年以上経過しているなら塗り直しを検討しよう。
  • 使用中のCPUクーラーの冷却能力は、CPUの定格TDPより高いスペックか?
  • SFF PC、小型すぎるCPUクーラー、ノートPCを使用していないか?

SFF PCやノートPCの場合、長時間の高負荷使用を想定して設計されていないため、冷却能力が限られている可能性があります。たとえば、多くのノートPCは非常にコンパクトな冷却機構を搭載しており、短時間のパフォーマンス発揮には問題ありませんが、長時間のゲーミングセッションではシャットダウン閾値を下回るよう性能を抑える必要があります。ゲーミングノートPCが大型化しがちなのは、大掛かりな冷却システムを搭載しているためです。

一方、フルサイズのゲーミングPCを使用していて冷却は十分なはずだと感じる場合は、CPUへのサーマルグリスの塗り直しを検討してください。多くのサーマルグリスは約3年で性能が大幅に低下します。新しいグリスの塗布とホコリの清掃によって、冷却性能とパフォーマンスが大きく向上します。これはBTO PCでも自作PCでも同様に当てはまります。

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