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ICCプロファイルでプリンターとスキャナーを調整する方法|入手先からインストール手順まで解説

プリンター、スキャナー、モニターを適切にキャリブレーションすれば、画面上に見えているものがそのまま印刷結果になり、モニター上の色が紙の上でも正確に再現されるようになります。その調整を支えてくれるのがICCプロファイルです。

ICCプロファイルとは、International Color Consortium(国際カラーコンソーシアム)が策定した一連の標準規格で、カラーマネジメントの分野で広く利用されています。各ファイルは特定のデバイスに対応しており、環境が違っても一貫した色を保つための手段となります。このガイドでは、ICCプロファイルを活用して写真をベストな状態で仕上げる方法を解説します。

ICCカラープロファイルの基本を知りたい方へ

ICCカラープロファイルの概要をつかみたい場合は、International Color Consortiumの公式サイトを訪れてみましょう。同サイトのFAQには、カラーマネジメント、カラーマネジメントシステム、ICCプロファイルに関するよくある質問への回答がまとめられています。さらに、色彩用語、カラーマネジメント、プロファイル、デジタルフォトグラフィー、グラフィックアーツを扱う専用ページも用意されています。

ICCプロファイルの入手先

インク・用紙・プリンター設定の最適な組み合わせを見つけるには、IlfordやHammermillといった写真用紙メーカーの情報が役立ちます。これらの企業は公式サイト上で多数のプリンタープロファイルを公開しており、ICCプロファイルなどの有用なデータは、一般的に「サポート(Support)」セクションから入手できます。

ただし、これらのICCプロファイルは一般ユーザー向けというより、フォトプロフェッショナル向けに作られている点に注意が必要です。平均的なユーザーであれば、プリンターのデフォルト設定(または写真印刷モード)で十分満足できる結果が得られます。たとえばIlfordは、Adobe Photoshopやそれに準ずるハイエンドな画像編集ソフトを使っていることを前提としています。該当しない場合は、無理に導入せず、普段どおりの印刷設定を利用するのがよいでしょう。

キヤノンは、対応するサードパーティ製プリンター向けのICCプロファイルを、アートペーパー印刷ガイドとあわせて公式サイトで公開しています。ブラザー(Brother)はWindowsのICMプリンタープロファイルを採用しています。また、TFT Centralでは、比較的こまめに更新されているICCプロファイルとモニター設定のデータベースを提供しています。

このテーマは非常に奥深いものです。技術的な側面により深く踏み込みたい方は、ICC公式サイトで無料ダウンロードできる電子書籍がおすすめです。「Building ICC Profiles: The Mechanics and the Engineering」は、ICCプロファイルとカラーマネジメントでの活用法を掘り下げた内容で、UnixおよびWindows OS上で実行できるコンパイル済みのCコードも収録されています。

ICCプロファイルのインストール方法

ICCプロファイルをダウンロードしたら、正しい場所にインストールします。WindowsとMacそれぞれの手順は以下の通りです。

  1. ファイルを展開する: ダウンロードした.ZIPファイルからICCプロファイルを取り出し、アクセスしやすい場所に保存します。
  2. Windowsの場合: 展開したファイルを右クリックし、「プロファイルのインストール(Install Profile)」を選択します。これで正しい場所へ自動的に保存されます。
  3. Macの場合: 展開したICCプロファイルを手動でコピーし、~/Library/Colorsync/Profiles フォルダにドラッグ&ドロップします。

なお、このフォルダは初期状態では非表示になっていることがあります。見つからない場合は、macOSで隠しフォルダを表示する方法(Finderで「command + shift + .」キーを押す)を試してみてください。

印刷時にプロファイルを適用する

プロファイルをインストールしたら、実際の印刷時に指定して初めて効果を発揮します。Adobe Photoshopなどの編集ソフトから印刷する場合は、印刷ダイアログで「Photoshopによるカラー管理」を選択し、使用する用紙に対応したICCプロファイルを指定しましょう。その際、プリンタードライバー側のカラーマネジメントは必ずオフにしてください。両方が有効になると色が二重に変換され、かえって不正確な仕上がりになります。

モニター側もハードウェアキャリブレーターなどで定期的に校正しておくと、画面と印刷物の色のズレをさらに小さくできます。ICCプロファイルの導入は少し手間に感じるかもしれませんが、思い通りの色で印刷するための確実な一歩となるでしょう。

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