【JavaScript】再帰関数を使ってネストされた配列内のfalsy値(NaN・undefined・null)を0に置き換える方法
ネストされた配列のfalsy値を一括で置き換えたい
JavaScriptでは、配列の中に配列が含まれる「ネストされた(多次元)配列」を扱うことがあります。たとえば、次のようなデータ構造です。
const arr = [3, 5, 7, 2, [4, NaN, null, 4, 8, [3, undefined, 24, null], null, 5, 1], NaN, 45, 2, 1];
このような配列には、NaN、undefined、nullといったfalsy値(偽と評価される値)が含まれていることがあります。
今回の課題は、再帰関数(recursive function)を作成し、ネストされた配列の中にあるすべてのfalsy値を 0 に置き換えることです。
ポイント:再帰処理とArray.isArray()
Array.isArray()を使えば、要素が配列かどうかを判定できます。- 要素が配列の場合は、その配列に対して自分自身の関数を再度呼び出す(再帰する)ことで、どれだけ深くネストしていても対応できます。
- 要素が配列以外の場合は、その値がfalsyかどうかを
!arr[i]で判定し、falsyなら0を代入します。
実装例
それでは、実際にコードを書いてみましょう。
const arr = [3, 5, 7, 2, [4, NaN, null, 4, 8, [3, undefined, 24, null],
null, 5, 1], NaN, 45, 2, 1];
const recursiveSimplify = (arr) => {
for(let i = 0; i < arr.length; i++){
// 要素が配列の場合は再帰的に処理
if(Array.isArray(arr[i])){
recursiveSimplify(arr[i]);
// 配列以外でfalsyな値なら0に置き換え
}else if(!arr[i]){
arr[i] = 0;
 };
};
};
recursiveSimplify(arr);
console.log(arr);
コードの解説
- ループで各要素をチェック:
forループで配列の先頭から順番に各要素を確認していきます。 - 配列なら再帰呼び出し:
Array.isArray(arr[i])がtrueの場合、その要素は配列なので、recursiveSimplifyを再度呼び出して内部を処理します。 - falsy値なら0に置換: 配列以外の要素については
!arr[i]がtrue(つまりfalsy)の場合に0を代入します。NaN、undefined、nullはいずれもfalsyなので、すべて0に変換されます。
false、0、-0、0n(BigInt)、""(空文字)、null、undefined、NaN の8種類です。このコードではこれらすべてが 0 に置き換わるため、数値だけの配列に限定した場合に有効な手法です。
実行結果
コンソールへの出力は以下のようになります。
[ 3, 5, 7, 2, [ 4, 0, 0, 4, 8, [ 3, 0, 24, 0 ], 0, 5, 1 ], 0, 45, 2, 1 ]
ご覧のとおり、元の配列内の NaN、undefined、null が、どの階層にあってもすべて 0 に置き換えられていることが確認できます。このように再帰処理を活用すれば、任意の深さにネストされた配列でも柔軟にデータクレンジングを行うことができます。
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