再帰を使ってJavaScriptでネストされた配列の合計を求める方法
JavaScriptでは、数値が入れ子になった(ネストされた)配列を受け取り、その中に含まれるすべての数値の合計を返す関数が必要になることがあります。配列の中にさらに配列が含まれている場合、単純なループだけでは対応できません。そこで役立つのが「再帰」です。再帰とは、関数が自分自身を呼び出す仕組みのことで、深さが不定のネスト構造でも柔軟に処理できます。
ネストされた配列の例
今回扱うのは、次のような複数階層を持つ配列です。
const arr = [2, 5, 7, [ 4, 5, 4, 7, [ 5, 7, 5 ], 5 ], 2];
この配列は3階層にネストされており、すべての数値を足し合わせると合計は58になります。
サンプルコード
以下が再帰を使った実装例です。
const arr = [2, 5, 7, [
4, 5, 4, 7, [
5, 7, 5
], 5
], 2];
const calculateSum = (arr, query) => {
let count = 0;
for(let i = 0; i < arr.length; i++){
if(Array.isArray(arr[i])){
count += calculateSum(arr[i], query);
continue;
};
count += arr[i];
};
return count;
};
console.log(calculateSum(arr));コードの解説
このコードのポイントは以下の通りです。
1. Array.isArray() による判定: 各要素に対して Array.isArray() を使い、それが配列かどうかをチェックします。
2. 再帰呼び出し: 要素が配列だった場合、その配列を引数として自分自身(calculateSum)を再度呼び出します。これにより、どれほど深くネストしていてもすべての要素を処理できます。
3. 数値の加算: 要素が配列でなければ、それは数値なのでそのまま合計(count)に加算します。
出力結果
コンソールには次のように出力されます。
58
別の方法:flat() メソッドを使う
ES2019以降で利用できる Array.prototype.flat() を使えば、再帰を書かずに同様の処理を実現できます。Infinity を指定すると、すべての階層が完全に平坦化されます。
const sum = arr.flat(Infinity).reduce((acc, val) => acc + val, 0); console.log(sum); // 58
どちらの方法でも結果は同じですが、ネストの深さが不明なデータを汎用的に扱いたい場合は再帰による実装が、簡潔さを重視する場合は flat() との組み合わせが便利です。用途に応じて使い分けましょう。
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