Pythonで行列を転置する方法をわかりやすく解説
行列の転置(transpose)とは、行列の行と列を入れ替える操作のことです。Pythonでは、行列は「同じ要素数を持つリストのリスト」として表現されます。ここでは、Pythonを使って行列を転置する基本的な方法を解説します。
Pythonにおける行列の表現
たとえば、3行2列の行列は次のようなリストオブジェクトで表せます。
X = [[12,7],
[4 ,5],
[3 ,8]]この行列を転置すると、2行3列の行列になります。
ネストしたループ(二重ループ)で転置する方法
最も基本的な方法は、for文を入れ子にして行と列のインデックスを入れ替えることです。以下のコードでは、外側のループで行を、内側のループで列を走査し、result[j][i] に X[i][j] を代入することで転置を実現しています。
X = [[12,7],
[4 ,5],
[3 ,8]]
result = [[0,0,0],
[0,0,0]]
# 行を走査
for i in range(len(X)):
# 列を走査
for j in range(len(X[0])):
result[j][i] = X[i][j]
for r in result:
print(r)実行結果
このコードを実行すると、転置された行列が表示されます。
[12, 4, 3] [7, 5, 8]
元の行列 X の3行2列が、結果では2行3列に入れ替わっていることが確認できます。
補足:zip()を使ったより簡潔な書き方
Pythonでは、組み込み関数 zip() を使うと、ループを書かずに1行で転置できます。
transposed = [list(row) for row in zip(*X)] print(transposed) # [[12, 4, 3], [7, 5, 8]]
zip(*X) はリストの各要素(行)を引数として展開し、同じ位置の要素同士をまとめることで転置を実現します。NumPyを使用している場合は、numpy.transpose() や .T 属性を使うとさらに簡単です。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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