Matplotlibで軸の背景を透明にする方法
Matplotlibでは、patch.set_alpha()メソッドを使ってアルファ値(不透明度)を調整することで、軸(プロット領域)の背景を透明にできます。これにより、複数のグラフを重ねて表示する際などに便利です。
軸を透明にする手順
- figureサイズの設定:
rcParamsで図のサイズを指定し、サブプロット間・周囲の余白を自動調整します。 - 図の作成:
figure()メソッドで新しい図を作成するか、既存の図をアクティブにします。 - Axesの追加:
add_subplot()でサブプロット配置の一部としてAxesを図に追加します。 - 背景色の設定:
set_facecolor()メソッドで現在の軸の背景色を設定します。 - 別のAxesの追加:
add_axes()メソッドで図に新しいAxesを追加します。 - データの作成: NumPyを使用してtとsのデータを生成します。
- データのプロット: 手順5で追加した2つ目の軸に対して、
plot()メソッドでtとsのデータ点を描画します。 - 透明化の設定:
set_alpha()メソッドを使用し、アルファ値を最小限に抑えることで軸を透明にします。 - 表示:
show()メソッドで図を画面に表示します。
コード例
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
fig = plt.figure()
ax1 = fig.add_subplot(1, 1, 1)
ax1.set_facecolor('orange')
ax2 = fig.add_axes([0.5, 0.5, 0.3, 0.3])
t = np.arange(0, 1, 0.01)
s = np.sin(t)
ax2.plot(t, s, linewidth=2)
ax2.patch.set_alpha(0.01)
plt.show()
コードのポイント
このコードでは、まずオレンジ色の背景を持つメインのAxes(ax1)を作成しています。次に、add_axes([0.5, 0.5, 0.3, 0.3])で図の中央付近に小さなAxes(ax2)を重ねて追加し、その上に正弦波をプロットしています。
重要なのは最後のax2.patch.set_alpha(0.01)の行です。アルファ値は0.0(完全な透明)から1.0(完全な不透明)の範囲で指定でき、ここでは0.01というほぼゼロの値を設定することで、ax2の背景をほぼ完全に透明にしています。この値を1.0にすると背景は白く塗りつぶされ、下にあるオレンジ色の背景が隠れてしまいます。
実行結果
スクリプトを実行すると、オレンジ色の背景の上に、背景が透明な正弦波グラフが重ねて表示されます。set_alpha()の値を変更することで、透明度を自由に調整できるので、用途に応じて試してみてください。
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