Matplotlibのプロットを矢印キーで前後にスクロールする方法
Matplotlibで作成したグラフを、キーボードの左右の矢印キー操作で前後にスクロール表示する方法を解説します。key_press_eventを活用することで、マウス操作に頼らないインタラクティブなデータ可視化が実現できます。
実装の手順
- 図のサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白(パディング)を調整します。
- NumPyを使ってcurr_pos(現在位置)とyのデータを作成します。
- figure()メソッドで新しい図を作成するか、既存の図をアクティブにします。
- key_press_eventイベントにキー入力処理用の関数をバインド(接続)します。
- add_subplot()で図にAxes(座標軸)を追加します。
- plot()メソッドでcurr_posとyのデータ点をプロットします。
- 左右の矢印キーが押されるたびに、曲線が対応する方向へ移動するようにします。
- show()メソッドで図を画面に表示します。
コード例
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50]
plt.rcParams["figure.autolayout"] = True
curr_pos = np.linspace(-10, 10, 100)
y = np.sin(curr_pos)
def key_event(e):
global curr_pos
if e.key == "right":
curr_pos = curr_pos + 1
else:
curr_pos = curr_pos - 1
ax.cla()
ax.plot(curr_pos, np.sin(curr_pos))
fig.canvas.draw()
fig = plt.figure()
fig.canvas.mpl_connect('key_press_event', key_event)
ax = fig.add_subplot(111)
ax.plot(curr_pos, y)
plt.show()
コードのポイント
- mpl_connect():キャンバスにイベントハンドラを登録します。ここでは
'key_press_event'に対してkey_event関数を紐付けています。 - e.key:押されたキーの種類を判定します。
"right"なら位置を+1、それ以外(左矢印キーなど)なら-1します。 - ax.cla():既存のプロットをクリアしてから再描画することで、グラフの重なりを防ぎます。
- fig.canvas.draw():変更後のデータでキャンバスを強制的に再描画し、画面を更新します。
出力結果

コードを実行すると正弦波のグラフが表示されます。この状態でキーボードの左矢印キーまたは右矢印キーを押すと、グラフが前後(左右)にスクロールし、波形がリアルタイムに移動します。
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