DjangoでGoogleログインを実装する方法|django-allauthを使った手順を解説
多くの開発者向けサイトでは、Googleのソーシャル認証(ソーシャルログイン)が導入されており、ユーザーにとって非常に便利な機能です。本記事では、DjangoプロジェクトにGoogleログイン機能を実装する手順を、django-allauthライブラリを使って詳しく解説します。
事前準備:Google Cloud Consoleでの設定
まず、Google側でOAuth認証のための準備を行います。
- Google Cloud Consoleにアクセスし、新しいプロジェクトを作成します。
- 「OAuth同意画面」に移動し、必要な情報を入力して「保存して続行」をクリックします。
- 「認証情報」ページを開き、「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」を選択します。
次に、アプリケーションの種類として「ウェブアプリケーション」を選択し、以下の2つのURLを登録します。
- https://127.0.0.1:8000/(承認済みのJavaScript生成元)
- https://127.0.0.1:8000/accounts/google/login/callback/(承認済みのリダイレクトURI)
設定が完了すると、クライアントIDとクライアントシークレットが発行されます。これらは後の工程で使用するため、安全な場所に保管しておきましょう。
Djangoプロジェクトの実装例
それでは、Djangoプロジェクトとアプリを作成し、実際にコードを書いていきます。
settings.py の設定
SITE_ID = 1
LOGIN_REDIRECT_URL = "/"
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
'django.contrib.auth',
'django.contrib.contenttypes',
'django.contrib.sessions',
'django.contrib.messages',
'django.contrib.staticfiles',
"django.contrib.sites", # ← 追加
"allauth", # ← 追加
"allauth.account", # ← 追加
"allauth.socialaccount", # ← 追加
"allauth.socialaccount.providers.google",
"googleauthentication" # アプリ名。任意の名前でOK
]
SOCIALACCOUNT_PROVIDERS = {
'google': {
'SCOPE': [
'profile',
'email',
],
'AUTH_PARAMS': {
'access_type': 'online',
}
}
}
# ファイルの末尾に追加
AUTHENTICATION_BACKENDS = (
"django.contrib.auth.backends.ModelBackend",
"allauth.account.auth_backends.AuthenticationBackend",
)
ここでは、ログイン成功後のリダイレクトURLを定義しています。INSTALLED_APPSには、認証に必要なallauth関連のアプリを追加しました。SOCIALACCOUNT_PROVIDERSでは、ログインに使用するプロバイダー(ここではGoogle)を指定し、ユーザーのどのデータ(プロフィールとメールアドレス)を保存するかを定義しています。
プロジェクトの urls.py の設定
from django.contrib import admin
from django.urls import path, include
urlpatterns = [
path('admin/', admin.site.urls),
path("accounts/", include("allauth.urls")), # 最も重要
path('', include("googleauthentication.urls")) # アプリのURL
]
「accounts/」パスは、Googleログインを有効化するためにallauthライブラリが提供するデフォルトのルーティングです。もう1つは、作成したアプリのURL設定を読み込むためのものです。
アプリの urls.py の設定
from django.urls import path
from . import views
urlpatterns = [
path('', views.home),
]
ここではルートURLに対してビューを割り当てています。
views.py の設定
from django.shortcuts import render
# Create your views here.
def home(request):
return render(request, 'home.html')
シンプルにフロントエンドのテンプレートを表示するだけのビューです。
テンプレートの作成
アプリのメインディレクトリにtemplatesフォルダを作成し、その中にhome.htmlファイルを以下の内容で作成します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Google Registration</title>
</head>
<body>
{% load socialaccount %}
<h1>My Google Login Project</h1>
<a href="{% provider_login_url 'google' %}?next=/">Login with Google</a>
</body>
</html>
{% load socialaccount %}タグでallauthライブラリをフロントエンドに読み込んでいます。<a>タグのhref属性には、provider_login_urlテンプレートタグで生成されるGoogleログインページへのリンクを設定しています。
マイグレーションとスーパーユーザーの作成
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
python manage.py makemigrations python manage.py migrate
次に、管理画面にアクセスするためのスーパーユーザーを作成します。
python manage.py createsuperuser
管理画面での最終設定
サーバーを起動し、管理画面(https://127.0.0.1:8000/admin/)にアクセスします。
- Sites(サイト)セクションを開き、ドメイン名と表示名に「https://127.0.0.1:8000」を入力してサイトを追加します。
- Social applications(ソーシャルアプリケーション)セクションで「追加」をクリックし、プロバイダーに「Google」を選択します。先ほど取得したクライアントIDとシークレットキーを入力し、「選択されたサイト」で先ほど追加したサイトをチェックします。

これで、GoogleがDjangoプロジェクトの認証バックエンドとして正式に登録されました。すべての設定が完了したので、動作確認に進みましょう。
実行結果
サーバーを起動してトップページにアクセスすると、「Login with Google」というリンクが表示されます。リンクをクリックするとGoogleの認証画面に遷移し、Googleアカウントで認証を行うと、自動的にホームページへリダイレクトされてログインが完了します。

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