Python Matplotlibで箱ひげ図をプロットする際のNaN値の処理方法
PythonのMatplotlibで箱ひげ図(ボックスプロット)を描画する際、データにNaN(欠損値)が含まれていると、意図しない結果やエラーの原因になることがあります。本記事では、NaN値を適切に処理して箱ひげ図をプロットする方法を、具体的な手順とサンプルコードとともに解説します。
実装の手順
figureサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白(パディング)を調整します。
データサンプル数と範囲を表す変数 N を初期化します。
ランダムなばらつき(spread)、中央のデータ(center)、外れ値の上限(flier high)・下限(flier low)を作成し、それらを連結したデータと、NaNを除去したフィルタリング済みデータを用意します。
boxplot() メソッドを使って箱ひげ図を作成します。
show() メソッドで図を表示します。
ポイント:NaN値の除去
ここで重要なのが data[~np.isnan(data)] の部分です。NumPyの isnan() 関数で各要素がNaNかどうかを判定し、否定演算子 ~ を組み合わせることで、NaN以外の要素だけを抽出できます。このフィルタリング済みデータを boxplot() に渡すことで、欠損値の影響を受けない正しい箱ひげ図が得られます。
サンプルコード
import matplotlib.pyplot as plt import numpy as np # 図のサイズを設定 plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50] plt.rcParams["figure.autolayout"] = True # データサンプル数 N = 10 # ランダムなばらつき spread = np.random.rand(N) # 中央のデータ center = np.ones(N) # 外れ値の上限・下限 fh = np.random.rand(N)+N fl = np.random.rand(N)-N # 連結データ data = np.concatenate((spread, center, fh, fl), 0) data[5] = np.NaN # NaNを除去したデータ filtered_data = data[~np.isnan(data)] # 箱ひげ図をプロット plt.boxplot(filtered_data) plt.show()
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような箱ひげ図が出力されます。

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