JavaFXで基本アプリケーションを作成する方法【初心者向けステップ解説】
JavaFXで基本的なアプリケーションを作成するには、以下の手順に従って進めます。各ステップごとに必要なクラスとメソッドを解説していきますので、初めてJavaFXに触れる方でも理解できる内容となっています。
1. Applicationクラスを継承する
JavaFXアプリケーションを作成するには、javafx.applicationパッケージのApplicationクラスを継承し、その抽象メソッドであるstart()を実装する必要があります。このstart()メソッド内に、JavaFXアプリケーションの本体となるコードを記述していきます。
まず、Javaクラスを作成し、Applicationクラスを継承したうえで、start()メソッドを以下のように実装します。
public class JavafxSample extends Application {
public void start(Stage primaryStage) throws Exception {
}
}
2. Groupオブジェクトを作成する
Groupノードは、複数の子ノードをまとめて管理するためのコンテナノードです。Groupノードが描画される際には、その子ノードもすべて順番に描画されます。
start()メソッド内で、javafx.scene.Groupクラスをインスタンス化してGroupオブジェクトを作成します。
Group root = new Group();
3. Sceneオブジェクトを作成する
シーングラフは木構造に似たデータ構造で、モダンなグラフィカルアプリケーションではノードの集合として表現されます。JavaFXアプリケーションでは、javafx.scene.Sceneクラスがシーングラフのすべてのコンテンツを保持します。
Sceneクラスをインスタンス化し、そのコンストラクタに前のステップで作成したGroupオブジェクト(root)を渡します。第2引数と第3引数には、シーンの幅と高さをピクセル単位で指定できます。
Scene scene = new Scene(root, 600, 300);
4. SceneオブジェクトをStageに追加する
Stage(ステージ)はJavaFXアプリケーションの最上位コンテナであり、アプリケーションにウィンドウを提供します。javafx.stage.Stageクラスによって表現され、そのインスタンスはstart()メソッドの引数として自動的に渡されます。
setScene()メソッドを使用して、前のステップで作成したSceneオブジェクトをStageにセットします。
primaryStage.setScene(scene);
5. コンテンツを表示する
Stageクラスのshow()メソッドを呼び出すことで、シーンの内容が画面に表示されます。
primaryStage.show();
6. アプリケーションを起動する
mainメソッドから、Applicationクラスのstaticメソッドであるlaunch()を呼び出すことで、JavaFXアプリケーションを起動します。
public static void main(String args[]){
launch(args);
}
サンプルコード
ここまでの手順をすべて組み合わせた、完全なサンプルコードがこちらです。背景色の指定なども加えています。
import javafx.application.Application;
import javafx.scene.Group;
import javafx.scene.Scene;
import javafx.scene.paint.Color;
import javafx.stage.Stage;
public class BasicApplication extends Application {
public void start(Stage stage) {
// Groupクラスのインスタンス化
Group root = new Group();
// Sceneクラスのインスタンス化
Scene scene = new Scene(root, 595, 300, Color.BEIGE);
// StageにSceneを設定
stage.setScene(scene);
// Stageにタイトルを設定
stage.setTitle("JavaFX Basic Application");
// Stageの内容を表示
stage.show();
}
public static void main(String args[]){
launch(args);
}
}
実行結果
上記のコードをコンパイルして実行すると、ベージュ色の背景を持つ空のウィンドウが表示されます。これがJavaFXアプリケーションの最も基本的な構造です。あとはこのGroupにボタンやテキストなどのUI部品を追加していくことで、本格的なデスクトップアプリケーションを構築できます。

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