PHPのlocaleconv()関数とは?ロケール別の数値・通貨書式情報を取得する方法
localeconv()関数とは
PHPのlocaleconv()関数は、現在のロケール(地域・言語設定)に基づく数値および通貨の書式情報を連想配列として取得するための関数です。小数点記号や桁区切り文字、通貨記号など、ロケールごとに異なる数値表現の詳細を確認したい場合に役立ちます。
返される配列要素
localeconv()関数は、以下の要素を含む連想配列を返します。
- [decimal_point] ― 小数点文字
- [thousands_sep] ― 桁区切り文字(千位区切り)
- [int_curr_symbol] ― 国際通貨記号(例:USD)
- [currency_symbol] ― 通貨記号(例:$)
- [mon_decimal_point] ― 金額用の小数点文字
- [mon_thousands_sep] ― 金額用の桁区切り文字
- [positive_sign] ― 正の値を示す記号
- [negative_sign] ― 負の値を示す記号
- [int_frac_digits] ― 国際的な小数桁数
- [frac_digits] ― ローカル(当該ロケール)の小数桁数
- [p_cs_precedes] ― 正の値の前に通貨記号を置く場合は1(true)、後ろに置く場合は0(false)
- [p_sep_by_space] ― 正の値と通貨記号の間にスペースがある場合は1(true)、ない場合は0(false)
- [n_cs_precedes] ― 負の値の前に通貨記号を置く場合は1(true)、後ろに置く場合は0(false)
- [n_sep_by_space] ― 負の値と通貨記号の間にスペースがある場合は1(true)、ない場合は0(false)
- [p_sign_posn] ― 正の値の符号位置に関する書式設定
- 0 ― 数値と通貨記号を括弧で囲む
- 1 ― 数値と通貨記号の前に「+」記号を置く
- 2 ― 数値と通貨記号の後に「+」記号を置く
- 3 ― 通貨記号の直前に「+」記号を置く
- 4 ― 通貨記号の直後に「+」記号を置く
- [n_sign_posn] ― 負の値の符号位置に関する書式設定
- 0 ― 数値と通貨記号を括弧で囲む
- 1 ― 数値と通貨記号の前に「-」記号を置く
- 2 ― 数値と通貨記号の後に「-」記号を置く
- 3 ― 通貨記号の直前に「-」記号を置く
- 4 ― 通貨記号の直後に「-」記号を置く
- [grouping] ― 数値の桁区切りパターンを示す配列(例:3は「1 000 000」のように3桁ごとに区切ることを意味する)
- [mon_grouping] ― 金額の桁区切りパターンを示す配列(例:2は「1 00 00 00」のように区切ることを意味する)
構文
localeconv()パラメータ
この関数にはパラメータはありません。
戻り値
setlocale()関数で設定された現在のロケールに基づくデータを、連想配列として返します。
使用例
以下にlocaleconv()関数の基本的な使用例を示します。
<?php
setlocale(LC_ALL, "US");
$info = localeconv();
print_r($info);
?>出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Array
(
[decimal_point] => .
[thousands_sep] =>
[int_curr_symbol] =>
[currency_symbol] =>
[mon_decimal_point] =>
[mon_thousands_sep] =>
[positive_sign] =>
[negative_sign] =>
[int_frac_digits] => 127
[frac_digits] => 127
[p_cs_precedes] => 127
[p_sep_by_space] => 127
[n_cs_precedes] => 127
[n_sep_by_space] => 127
[p_sign_posn] => 127
[n_sign_posn] => 127
[grouping] => Array
(
)
[mon_grouping] => Array
(
)
)補足:値が「127」になる場合について
上記の出力例では、多くの項目が「127」と表示されています。これはCHAR_MAXと呼ばれる特別な値で、「そのロケールにおいて該当する設定が定義されていない」ことを示します。この例ではロケール指定が"US"となっており、環境によっては正しく認識されないためです。
実際に正しい書式情報を取得するには、setlocale()でシステムに存在する適切なロケール(例:「en_US.UTF-8」や「ja_JP.UTF-8」など)を指定してください。OSによって利用可能なロケール名が異なる点にも注意が必要です。
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