C#のMath.Abs()メソッドとは?絶対値を求める使い方と実行例を解説
C#のMath.Abs()メソッドは、指定した数値の絶対値を返すためのメソッドです。引数として指定できる数値は、decimal型、double型、16ビット符号付き整数(short型)など、さまざまな数値型に対応しています。
負の値を正の値に変換したい場合や、数値の大きさだけを比較したい場合などに便利なメソッドです。
double型の値に対するMath.Abs()の使用例
まずは、double型の数値に対してMath.Abs()メソッドを使い、絶対値を取得する例を見てみましょう。
using System;
class Demo {
public static void Main(){
Double val1 = 30.40;
Double val2 = Double.MinValue;
Double val3 = Double.MaxValue;
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val1, Math.Abs(val1));
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val2, Math.Abs(val2));
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val3, Math.Abs(val3));
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Absolute value of 30.4 : 30.4 Absolute value of -1.79769313486232E+308 : 1.79769313486232E+308 Absolute value of 1.79769313486232E+308 : 1.79769313486232E+308
この例では、Double.MinValue(最小値)とDouble.MaxValue(最大値)という極端な値も渡しています。負の最小値であっても、絶対値を取ると正の最大値と同じ値になることが確認できます。
16ビット符号付き整数(short型)に対するMath.Abs()の使用例
続いて、16ビット符号付き整数(short型)に対してMath.Abs()メソッドを使用する例を見てみましょう。
using System;
class Demo {
public static void Main(){
short val1 = -300;
short val2 = Int16.MaxValue;
short val3 = 0;
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val1, Math.Abs(val1));
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val2, Math.Abs(val2));
Console.WriteLine("Absolute value of {0} : {1}", val3, Math.Abs(val3));
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Absolute value of -300 : 300 Absolute value of 32767 : 32767 Absolute value of 0 : 0
-300という負の値が300に変換され、正の値である32767や0はそのままの値が返されていることがわかります。
まとめ
Math.Abs()メソッドは、decimal型、double型、int型、short型など複数のオーバーロードを持っており、さまざまな数値型の絶対値を簡単に求められます。ただし、Int16.MinValueやInt32.MinValueなど、各整数型の最小値を渡すと対応する正の値が表現範囲に存在しないため、OverflowExceptionがスローされる点には注意が必要です。
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