Pythonのabs()関数とは?絶対値の求め方を徹底解説
Pythonの組み込み関数abs()は、数値の「絶対値」を求めるための関数です。絶対値とは、数値に付いている符号(プラス・マイナス)を取り除き、その数値そのものの大きさ(マグニチュード)だけを取り出した値のことを指します。
特に複素数の場合、絶対値(大きさ)の計算には平方根など複数の手順が必要となるため、abs()関数を使うと非常に便利です。
abs()関数の構文
abs(num)
引数 num には、整数・浮動小数点数・複素数のいずれかを指定できます。それぞれの型ごとの戻り値は以下の通りです。
- 整数:符号を除いた整数値を返します
- 浮動小数点数:符号を除いた浮動小数点数を返します
- 複素数:原点からの距離、すなわち √(実部² + 虚部²) を返します
使用例
以下の例では、整数・浮動小数点数・複素数の3種類の数値に対してabs()関数を使用し、それぞれの絶対値を計算しています。
n = -112
print('整数の絶対値:', abs(n))
f = -39.222
print('浮動小数点数の絶対値:', abs(f))
c = (11 - 21j)
print('複素数の絶対値(大きさ):', abs(c))実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
整数の絶対値: 112 浮動小数点数の絶対値: 39.222 複素数の絶対値(大きさ): 23.706539182259394
このように、abs()関数を使えば1行で簡単に絶対値を求めることができます。負の数を正の数に変換したい場合や、複素数の大きさを評価したい場合など、数値処理やデータ分析のさまざまな場面で活用できる、Pythonの基本かつ重要な関数です。
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