C#のMathF.Sinh()メソッドとは?構文と具体例でわかりやすく解説
C#のMathF.Sinh()メソッドは、float型(単精度浮動小数点数)の引数を受け取り、その双曲線正弦(ハイパボリックサイン)を返す静的メソッドです。数学的な計算やグラフ描画など、高度な数値処理が必要な場面で活用されます。
構文
MathF.Sinh()メソッドの基本的な構文は以下の通りです。
public static float Sinh (float val);
引数 val には、双曲線正弦を求めたい数値を指定します。戻り値もfloat型として返されます。
使用例1:無限大と角度を指定した場合
まず、正の無限大・負の無限大、およびラジアンに変換した角度を引数に渡した場合の動作を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = float.PositiveInfinity;
float val2 = float.NegativeInfinity;
float val3 = (20f * (MathF.PI)) / 180;
Console.WriteLine("MathF.Sinh(val1) = "+MathF.Sinh(val1));
Console.WriteLine("MathF.Sinh(val2) = "+MathF.Sinh(val2));
Console.WriteLine("MathF.Sinh(val3) = "+MathF.Sinh(val3));
}
}実行結果
このプログラムを実行すると、以下の出力が得られます。
MathF.Sinh(val1) = Infinity MathF.Sinh(val2) = -Infinity MathF.Sinh(val3) = 0.356198
この結果から、正の無限大を渡すと「Infinity」、負の無限大を渡すと「-Infinity」が返されることがわかります。また、20度をラジアンに変換して渡した場合は、その双曲線正弦である約0.356198が返されています。
使用例2:通常の数値とNaNを指定した場合
次に、通常の数値と非数値(NaN)を引数に渡した場合の例です。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = 55f;
float val2 = float.NaN;
Console.WriteLine("MathF.Sinh(val1) = "+MathF.Sinh(val1));
Console.WriteLine("MathF.Sinh(val2) = "+MathF.Sinh(val2));
}
}実行結果
このプログラムを実行すると、以下の出力が得られます。
MathF.Sinh(val1) = 3.847393E+23 MathF.Sinh(val2) = NaN
55という大きな値を渡すと、指数表記の非常に大きな結果(3.847393E+23)が返されます。一方、NaN(非数)を渡した場合には、結果もNaNとなるため、入力値の妥当性チェックが重要であることがわかります。
まとめ
MathF.Sinh()メソッドを使うことで、float型の値に対する双曲線正弦を簡単に計算できます。無限大やNaNといった特殊な値に対しても適切な結果を返すため、堅牢な数値処理を実装する際に役立ちます。
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