C#のMathF.Abs()メソッドの使い方を例付きで解説
C#のMathF.Abs()メソッドは、float型(単精度浮動小数点数)の絶対値を返すためのメソッドです。負の値を渡すと正の値に変換され、正の値やゼロはそのまま返されます。
構文
MathF.Abs()メソッドの構文は以下のとおりです。
public static float Abs (float val);
引数 val には、絶対値を求めたいfloat型の数値を指定します。戻り値として、その数値の絶対値がfloat型で返されます。
MathF.Abs()の使用例
まず、正の値と負の値をそれぞれ渡した場合の動作を確認してみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = 20.5f;
float val2 = -89.5f;
Console.WriteLine("Absolute float value1 = "+(MathF.Abs(val1)));
Console.WriteLine("Absolute float value2 = "+(MathF.Abs(val2)));
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
Absolute float value1 = 20.5 Absolute float value2 = 89.5
このように、正の値「20.5」はそのまま返されますが、負の値「-89.5」は符号が外れて「89.5」として返されていることがわかります。
別の使用例
次に、小数点以下の値を持つfloat型の数値に対してMathF.Abs()メソッドを使用する例を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
float val1 = 0.1f;
float val2 = 1.0f;
Console.WriteLine("Absolute float value1 = "+(MathF.Abs(val1)));
Console.WriteLine("Absolute float value2 = "+(MathF.Abs(val2)));
}
}出力結果
実行結果は以下のとおりです。
Absolute float value1 = 0.1 Absolute float value2 = 1
どちらの値も元々正の数であるため、絶対値は元の値と同じになっています。
まとめ
MathF.Abs()メソッドを使うことで、float型の数値から簡単に絶対値を取得できます。MathクラスのAbs()メソッドとの違いは、MathFがfloat型専用であるという点です。float型の演算を行う場合、MathF.Abs()を使用することでdouble型への暗黙的な変換が発生せず、パフォーマンス面でも有利になります。
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