Androidスマホ・タブレットでPCのマウスとキーボードを使う方法【DeskDock完全ガイド】
スマートフォンやタブレットでは、どうも作業がはかどらない——そんな経験はありませんか?気のせいだと思いたいところですが、マウスとキーボードを手にすると不思議と作業モードに入れるのは、多くの人が共感する感覚です。
Androidデバイスの大半は、指によるタッチ操作が主な入力方法です。しかし、指先での操作はマウスやキーボードほど滑らかではなく、生産性の面で大きな弱点になりがちです。
もし、パソコンで使っているマウスやキーボードをそのままスマホやタブレットで使えたら便利だと思いませんか?実はそれ、可能です。この記事では、パソコンの入力機器を使ってAndroidデバイスを操作する方法を詳しく解説します。
DeskDockをダウンロードしてAndroidをマウスで操作
このチュートリアルでは、「DeskDock」というアプリを使用します。後半では別の方法も紹介しますが、Androidとマウス・キーボードを接続するなら、DeskDockが最も速く、簡単で、確実な方法です。
DeskDockには無料版とPro版があり、Pro版は別途ダウンロードが必要です。
DeskDockの主な機能
DeskDockは、Androidの画面をパソコンのセカンドモニターのように扱えるアプリです。マウスカーソルをパソコン画面の端から外に出すことで、そのままAndroidデバイス上へ移動できます。
当然ながら、Pro版の方が多くの機能を利用できます。例えば、無料版で共有できるのはマウスのみ。ノートパソコンのキーボードとマウスの両方をAndroidで使いたい場合は、Pro版へのアップグレードが必要です。
頻繁に使う予定があるなら、Pro版は投資する価値があります。ただし、まずは無料版で試して、自分のニーズを満たすかどうか確認することをおすすめします。
無料版DeskDockの主な機能は以下の通りです。
- クリップボード共有: PCとAndroidデバイス間でデータを簡単にコピー&ペーストできます。
- マルチタッチ対応: ショートカットでマルチタッチジェスチャーを再現できるため、アプリ起動中は端末に直接触れる必要がほぼありません。
- 複数デバイス対応: Androidデバイスを複数所有している場合でも、1つのアプリにすべて接続し、同時に使用できます。
- カスタマイズ可能なマウス設定: 左クリック・右クリックそれぞれに割り当てる動作を選べます。
前述の通り、Pro版ではキーボードの共有が可能になります。さらに、最大10個のマウスボタンの割り当て、ドラッグ&ドロップ対応、電源・音量・画面輝度を操作するキーボードショートカットなども利用でき、広告表示もありません。
スマホやタブレットにアプリをインストールするだけでなく、パソコン側にもサーバーアプリの導入が必要です。サーバーはWindows、Mac、Linux向けに提供されています。
最後に、Playストアにある他の類似アプリと異なり、DeskDockはroot化不要で動作する点も大きな魅力です。
DeskDockのセットアップ方法
ここからは、DeskDockをインストールして実際に動かすまでの手順を見ていきましょう。
サーバーのセットアップ:JavaとUSBデバッグ
デバイスにアプリをインストールする前に、まずパソコンにサーバーを導入します。Androidとマウス・キーボードを接続する工程の中で最もややこしい部分なので、順を追って説明します。
サーバーの動作には「Java Runtime Environment 1.7」以降が必要です。まだインストールしていない場合は、Java公式サイトからダウンロードし、画面の指示に従ってインストールしてください。
次に、スマホやタブレットでUSBデバッグを有効にします。このオプションは非表示の開発者向けオプションメニューの中にあります。設定 > 端末情報を開き、ビルド番号を7回連続タップすると、開発者向けオプションが有効になります。
開発者モードが有効になったことを確認したら、設定 > システム > 開発者向けオプション > デバッグ > USBデバッグへ進み、スイッチをオンにします。確認画面が表示されたらOKをタップしましょう。
デバイスを接続する
次に、USBケーブルでAndroidデバイスとパソコンを接続します。多くの場合、普段使っている充電ケーブルで十分です。
USB接続を行うと、パソコンが自動的にADBドライバーをインストールします。運悪くMTPドライバーしか(あるいは全く)インストールされない場合は、手動でダウンロードしてインストールする必要があります。
Androidデバイスの種類は非常に多いため、ここですべてのダウンロードリンクを紹介することはできません。「(端末名) ADBドライバー」などで検索すれば見つかるはずです。それでも見つからない場合は、Android開発者向け公式サイトを確認するか、メーカーのカスタマーサポートに直接問い合わせてください。
なお、Macユーザーはドライバーのインストールが不要です。
最後に、以下のリンクからDeskDockのサーバーソフトウェアをダウンロードします。必ず自分のOSに合ったバージョンを選んでください。サーバーはスタンドアロンアプリなので、システムに追加のファイルをインストールする必要はありません。
サーバーが正常に起動すると、システムトレイにアイコンが表示されます。アイコンを右クリックすると、各種設定をカスタマイズできます。
ダウンロード: DeskDock Server(無料)
DeskDock Androidアプリのインストール方法
先述のリンクから、DeskDockのAndroidアプリをデバイスにインストールします。
サーバーが正しくセットアップされていれば、あとはUSBケーブルでスマホをパソコンにつなぐだけです。アプリが自動的にサーバーを検出し、接続を確立します。
アプリとサーバーが接続できない場合は、正しいドライバーがインストールされていない可能性が高いです。前のセクションに戻り、MTPドライバーではなくADBドライバーが使われているか確認しましょう。
Android 8 Oreo以降を搭載している場合は、DeskDockをユーザー補助サービスとして有効にする必要があります(設定 > ユーザー補助 > ダウンロード済みサービス > DeskDockを開き、サービスを使用のスイッチをオンにします)。
これにより、他のアプリの上にAndroidのマウスカーソルが表示されるようになります。Oreoより前のOSバージョンでは、この手順は不要です。
マウスでAndroidを操作するその他の方法
「Synergy」をご存じの方もいるかもしれません。かつて人気だったDeskDockの代替手段で、マウスとキーボードでスマホを操作できました。
Synergyは元々オープンソースプロジェクトでしたが、現在メインのフォークは有料化されています。GitHubでは小規模なフォーク(Synergy Android 7やSynergy Android Cyanogen)が入手できますが、いずれもroot化が必要なため、多くのユーザーには向いていません。
もう一つの選択肢は、USB OTG(On-The-Go)ケーブルを購入して、通常のUSBキーボードをスマホに接続する方法です。Amazonで販売されているUGREEN Micro USB 2.0 OTGケーブルなどがおすすめです。
準備ができたら機器をつなぎ、設定 > システム > 言語と入力からUSBデバイスの設定を行います。OTGケーブルの活用法について詳しく知りたい方は、関連記事もぜひチェックしてみてください。
Androidでキーボードとマウスをどう使っていますか?
Android用の理想のマウスドライバーを夢見ていた方、Androidタブレットにマウスとキーボードを接続したいと思っていた方、同じ悩みを持つ仲間はたくさんいます。入力デバイスを組み合わせれば、Androidデバイスは外出先での作業に最適な環境になります。
この記事では、DeskDockアプリを使ってモバイルデバイスでマウスを利用する方法と、いくつかの代替案を紹介しました。これらの方法で、思い通りの使い方ができるようになれば幸いです。
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