AndroidとWindowsでiMessageを使う2つの方法【AirMessage・Chromeリモートデスクトップ】
iMessageは、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を通じてテキストメッセージ、動画、写真、音声クリップを送受信できるApple独自のアプリです。基本的にはApple製品同士でのみ利用できるサービスですが、工夫次第でAndroid端末やWindows PCからもiMessageを使える方法がいくつか存在します。
このガイドでは、WindowsパソコンやAndroidデバイスでiMessageを利用するための具体的な手順と、それらの方法に伴うリスクについて詳しく解説します。
WindowsとAndroidでiMessageにアクセスする方法
Apple製品以外でiMessageを使うテクニックには難易度の幅があり、ほぼすべての確立された方法では、すでにAppleデバイス(Macなど)を所有していることが前提となります。ただし、いくつかの回避策も存在します。以下では、Windows PCやAndroidデバイスでiMessageを使うための詳細なチュートリアルを紹介します。
1. AirMessageを使う(Androidのみ)
AirMessageは、Mac上のiMessageアプリのメッセージをブラウザやAndroidデバイスへ転送してくれるサービスです。この方法を使うには、Macコンピュータが必要になります。
- MacでAirMessageの公式サイトにアクセスし、サーバーアプリをダウンロードします(直接リンクはこちら)。ダウンロードしたアプリは必ず「アプリケーション」フォルダに移動しておきましょう。
- アプリを起動するとウェルカムメッセージのポップアップが表示されます。「Connect an Account(推奨)」ボタンをクリックし、Gmailアカウントを連携して登録します。
- 初回起動時、AirMessageにメッセージの送信・読み取りを許可するかどうかを尋ねられます。必ず許可してください。「Open System Preferences」ボタンをクリックして設定を始めます。
送信を手動で許可するには、「システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → プライバシー → オートメーション」から有効化します。メッセージの読み取りを許可するには、「システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → プライバシー → フルディスクアクセス」を開き、AirMessageアプリを追加します。
- このサービスを利用する間、Macは常に稼働している必要があります。スリープモードをオフにして、デバイスが利用不可にならないようにしましょう。「システム環境設定」の「省エネルギー」メニューを開き、「コンピュータのスリープ」スライダーを「しない」に設定します。
- 続いて、WindowsマシンのブラウザからAirMessageのWeb版にアクセスし、Macで登録したのと同じGmailアカウントでサインインします。Androidの場合は、Google PlayストアからAirMessageアプリをダウンロードすれば、Web版とほぼ同じ要領で使えます。
2. Chromeリモートデスクトップを使う
AirMessageと同様に、この方法でもMacが必要です。Windows PCやAndroidスマホ・タブレットから遠隔操作する対象がMacになるためです。
- MacにChromeブラウザがインストールされていることを確認します。Windows PCやノートPCからiMessageにアクセスしたい場合は、そちらにもChromeをインストールしておきましょう。
- Chromeを起動し、こちらのページから「Chromeに追加」ボタンをクリックして、Chromeリモートデスクトップ拡張機能をダウンロードします。
- ブラウザ右上のパズルアイコンをクリックし、「Chromeリモートデスクトップ」を選択して拡張機能にアクセスします。
4. リモートアクセスをセットアップするには、「ダウンロード」ボタンをクリックします。
- Chromeリモートデスクトップのインストールが始まります。ウィンドウは閉じずに、ホストインストーラーが開くのを待ちましょう。
- Chromeリモートデスクトップのインストール手順を示した新しいウィンドウがポップアップ表示されます。「続ける」をクリックします。
- ソフトウェアをインストールするディスクを選択し、「続ける」をクリックします。
- 「インストール」をクリックします。インストール先を変更したい場合は、「インストール先を変更」をクリックしてください。
- デバイス名の入力を求められます。任意の名前を入力して「次へ」をクリックします。
- リモート接続時に使用するPINを設定します。PINは6桁以上の数字である必要があります。「スタート」をクリックしましょう。
- インストールを完了するには、Chromeリモートデスクトップへの権限付与が必要です。「アクセシビリティ環境設定を開く」をクリックします。
- アクセシビリティの画面で、「ChromeRemoteDesktopHost」の横にあるチェックボックスにチェックを入れます。すでにチェックが入っている場合は、一度外してから再度入れ直してください。
- 次に、画面収録の権限を求めるウィンドウがポップアップ表示されます。「画面収録環境設定を開く」をクリックし、前の手順と同様に「ChromeRemoteDesktopHost」にチェックを入れます。
- これらの手順がすべて完了したら準備OKです。「OK」をクリックします。
- 最後に「閉じる」をクリックします。
- 数秒後、拡張機能にデバイスのリモートデスクトップ状態が「オンライン」と表示されるはずです。
- 画面を共有するには、「コードを生成」をクリックします。
- 表示されたアクセスコードをコピーします。
- Windows側でChromeを起動し、Chromeリモートデスクトップ拡張機能を開きます。「別のパソコンに接続」タブに、Macからコピーしたアクセスコードを貼り付けて「接続」をクリックします。
- Windows側でセッションの接続が始まります。
- その頃、Mac側には新しいウィンドウがポップアップ表示されます。「共有」をクリックして、Windowsデバイスからの表示と操作を許可しましょう。
- 「(あなたのメールアドレス)がこのパソコンに接続しました」と表示されたら、WindowsデバイスからMacを操作できるようになっています。Androidユーザーの場合は、Chromeリモートデスクトップのアプリをダウンロードすれば、Web版と同じように使えます。
- あとはMacで「メッセージ」アプリを開けば、WindowsからiMessageが使い放題です!
注意:WindowsとMacの両方のChromeブラウザに、同じGmailアカウントでログインしておく必要があります。Androidデバイスの場合も同様です。
AirMessageやChromeリモートデスクトップを使う際のリスク
AirMessageとChromeリモートデスクトップはどちらも高度な暗号化技術を採用しているため、アプリ自体のセキュリティはかなり高い水準にあります。リスクの中心は、むしろGmailアカウントの安全性にあります。たとえばChromeリモートデスクトップの場合、Gmailアカウントへのアクセス権を持つ人物は、自分のChromeブラウザに拡張機能をインストールし、PINさえ分かればあなたのリモートセッションを乗っ取れてしまいます。
そうなると、Macに保存されているあらゆる情報にアクセスされる危険性があります。AirMessageも同様の脅威を抱えています。このアプリはGmailアカウントでのログインが必要なうえ、デバイス内の情報を読み取る権限を与えなければならないからです。
こうした問題は、Gmailアカウントに極めて強固なパスワードを設定し、不審なメールやリンクを避けることで大部分は防げます。また、アカウント情報を他人に教えるのは絶対にやめましょう。Gmailのセキュリティ対策に関するヒントも参考にして、アカウントを安全に保ってください。
よくある質問
1. iPadianアプリ経由でiMessageにアクセスできますか?
iPadianは、iOSデバイスのインターフェースを模倣したWindows向けアプリです。多くの人が思っていることとは裏腹に、iPadianはiOSエミュレータではなくシミュレータです。iOSプラットフォームの見た目と操作性を再現するだけで、iPhoneやiPadと同じ環境を実際に実行しているわけではありません。
iPadianの開発元は、同アプリがAppleのiMessageサービスに対応していないことを明確にしています。実際、公式サイトでもかなり目立つ形でその旨が強調されています。そもそもiOSシミュレータであるiPadianは、ほとんどのiOSアプリを正常に動作させることができず、全機能を使うには25ドルの支払いも必要です。
2. iPhone/iPadを脱獄せずにCydiaの手法を使えますか?
いいえ、できません。Cydiaアプリを利用して、別のデバイスのWebブラウザからiMessageにアクセスする方法自体は存在します。具体的には、CydiaのBigBossリポジトリから「Remote Messages」アプリをダウンロードするやり方です。残念ながら、この方法はiPhoneまたはiPadが脱獄(Jailbreak)されている場合にしか使えません。
3. WindowsやAndroidでもFaceTimeは使えますか?
WindowsやAndroidデバイスからFaceTime通話を発信することはできません。ただし、Appleデバイスを持っている人がFaceTime通話を開始し、そのリンクを共有してくれれば、通話に参加することは可能です。
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