知っておきたい!Androidの隠しセキュリティコード15選

サムスンをはじめとする大手メーカーがリリースするほぼすべてのAndroidスマートフォンには、高度なセキュリティ機能が搭載されています。その一部はAndroidシステムによって自動的に有効化されますが、設定アプリを開かずにスマホの各種機能(特にセキュリティ関連)へ直接アクセスできる「USSDコード」や「シークレットコード」と呼ばれる隠しコマンドも存在します。
USSDコードとは?
USSDコードは「フィーチャーコード」「シークレットコード」「クイックコード」などとも呼ばれ、数字と記号の組み合わせでスマートフォンのさまざまな機能にアクセスできるものです。

Androidのクイックコードは、GSM(Global System for Mobile Communications:移動体通信のグローバル標準規格)方式のスマートフォンで利用され、携帯キャリアとの通信に使われます。これらのコードはSIMカードや電話番号にプログラムされており、Androidスマホをより簡単かつ効率的に操作するための仕組みです。
ただし、一部のUSSDコードは端末によって動作しない場合があります。たとえばデュアルSIM端末ではエラーが出ることが多く、キャリアや地域、電話アプリによっても正常に動作しないことがあります。SIMカード自体に問題があるケースもあります。結局のところ、実際に試してみるしかありません。
USSDコードの使い方
USSDコードの使い方は思っているよりずっと簡単です。Androidの設定画面を開いて目的の項目を探す必要はありません。以下の手順に従ってください。
- Androidスマホの「電話」アプリを開きます。通常はホーム画面にあります。

- 使いたいUSSDコードを入力します。多くの場合、「*」(アスタリスク)または「#」(シャープ)で始まります。

- 通話ボタンを押すと、USSDコードが実行され、情報が表示されます。

試したいAndroidの秘密のセキュリティコード
以下に、Android端末で知っておくと便利なセキュリティコードをまとめました。
1. GPSシステムテスト
USSDコード:*#*#1472365#*#*
AndroidのGPS(全地球測位システム)の精度や動作状況を確認したいときに使える定番のコードです。
スマホのGPSがオンになっているかどうかを把握しておくと、紛失や盗難などの予期せぬ事態で役立ちます。GPSが有効であれば、端末の位置情報を特定できます。
2. カレンダーの保存データ確認
USSDコード:*#*#225#*#*
スマートフォンにはカレンダーデータが保存されていることがあり、このコードで端末内に登録された予定を確認できます。
表示される内容には、各国の祝日や誕生日などが含まれます。今後の重要な予定があれば、カレンダー情報として通知されることもあります。
3. SAR値(電波吸収率)の確認
USSDコード:*#07#
SAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)値を知ることで、Android端末を使用している際に人体が吸収する電磁エネルギーの量を把握できます。
現在、FCC(米国連邦通信委員会)はスマートフォンのSAR値を体重1キログラムあたり1.6ワット以下に制限しています。
このコードを使えば、自分のAndroidスマホがこの基準を超えているかどうかがわかります。もし超えているようなら、新しい機種への買い替えを検討するタイミングかもしれません。
4. バッテリー・WLANなどの端末情報
USSDコード:*#*#4636#*#*
このコードを使うと、バッテリー、WLAN(無線LAN)、その他の端末情報を一覧できます。
WLANやバッテリーの状態に加え、使用統計やWi-Fi情報から「誰がどのアプリにアクセスしたか」まで確認できるため、セキュリティ対策機能としても活用できます。
5. ファームウェア情報
USSDコード:*#*#4986*2650468#*#*
ファームウェア情報は、端末のファームウェアが不正に書き換えられていないかを確認するのに役立ちます。改ざんはシステム障害につながる可能性があります。
このコードを実行すると、初期ファームウェアに関する重要な情報(PDA、RF呼び出し日付、機種名、ハードウェア、製造日など)を取得できます。
6. 発信者番号通知のオフ
USSDコード:*31#
Androidユーザーは発信者番号通知機能により、相手の番号が画面に表示されます。しかし、状況によっては自分の番号を相手に知られたくないこともあるでしょう。
そんなときは、このUSSDコードで発信者番号通知をオフにできます。再度同じコードを入力すれば、通知機能を再びオンに戻すことも可能です。
7. ファクトリーリセットの実行
USSDコード:*#*#7780#*#*
端末にバグや内部不具合が発生してパフォーマンスに影響が出ている場合、ファクトリーリセットが最善策となることがあります。
ファクトリーリセットはハードリセットとは異なり、端末のファームウェアは保持されます。ただし、Android端末上のデータやインストール済みアプリはすべて削除されます。
ログイン情報なども消えてしまうため、実行前に必ずデータのバックアップを取りましょう。実行後は、購入したばかりのような状態でスマホを使えます。
8. カメラ情報の確認
USSDコード:*#*#34971539#*#*
カメラのファームウェアは、システムセキュリティに影響を与える要素の一つです。実際、スマホのカメラへの不正アクセスを狙った悪意ある攻撃は少なくありません。
Androidカメラのファームウェア詳細を把握しておけば、サイバー犯罪者による改ざんの兆候を早期に発見できます。このコードがあれば、設定画面を開く必要もありません。
9. ストレージとシステムの詳細
USSDコード:*#3282*727336*
このコードで、端末内部のシステムおよびストレージに関する正確な情報を取得できます。表示される項目の一つが通常のデータ使用量です。もし普段と違う異常な通信量が確認できれば、誰かが遠隔であなたのスマホを操作している可能性があります。
10. 端末のシャットダウン
USSDコード:*#*#7594#*#*
何らかの理由で通常の方法では電源を切れない場合、このシークレットコードが最適な選択肢になります。
実行すると端末は自動的にシャットダウンします。再び電源を入れる際にはセキュリティ用のパスコード入力が必要となるため、他人が端末のデータにアクセスするのを防げます。
11. 汎用テストモードの起動
USSDコード:*#0*#
Androidスマホが正常に動作しているかをチェックするには、「汎用テストモード」を起動するのが最も確実です。
このコードを入力すると、グリップセンサー、RGBテスト、サブキー、バーコードエミュレータテスト、LED、フロントカメラ、タッチスクリーンテスト、端末のバージョン情報など、さまざまなテスト機能にアクセスできます。
複数の項目で問題が見つかった場合は、誰かが端末に細工をしている可能性が高いと言えます。
12. 転送電話の確認
USSDコード:*#67#
このコードで、着信転送機能が有効になっているかどうかを確認できます。大切な電話が他の番号へ転送されている場合でも、この機能が教えてくれます。
転送が有効な場合、回線が使用中でも重要な電話が別の番号へ送られたことを通知してくれます。着信拒否した際にも通知を受け取れます。
13. MACアドレスの確認
USSDコード:*#*#232338#*#*
悪意ある活動を検知するもう一つの方法が、MAC(Media Access Control)アドレスが変更されていないかを確認することです。MACアドレスはネットワークインターフェースコントローラー(NIC)に割り当てられる固有の識別子です。
TCP(Transmission Control Protocol)などのネットワークプロトコルには不可欠な要素であり、MACアドレスがないとTCPは機能しません。このコードでMACアドレス情報を確認し、自分のネットワークと一致しているかをチェックしましょう。一致していなければ、何らかの侵害が起きていないか調査することをおすすめします。
14. IMEI情報の確認
USSDコード:*#06#
IMEI(International Mobile Equipment Identity)は、スマートフォンの「デジタル指紋」となる重要な固有識別子です。
多くの場合、IMEIコードは端末背面に印字されていますが、それを見るには裏蓋を外す必要があります。
裏蓋の外し方がわからない場合や外せない場合は、このコードを入力すればIMEI情報がすぐに表示されます。
15. ハードリセット
USSDコード:*2767*3855#
端末内のデータを完全に消去しなければ解決できないトラブルもあります。そのような場合は、Androidスマホのハードリセットが必要です。繰り返しになりますが、実行前には必ずデータのバックアップを作成してください。
重要なデータが安全に保存されていることを確認したら、このコードを使ってすべてのデータを削除し、スマホをまっさらな状態に戻せます。
その他に覚えておきたい便利なコード
USSDコード以外にも、MMI(Man Machine Interface)コードと呼ばれるものがあります。両者はいずれも「#」または「*」で始まるため、違いを見分けるのは少し難しいでしょう。

さらに、MMIコードの使い方もUSSDコードとまったく同じで、ダイヤラーから電話アプリに入力するだけです。機能面にも共通点があり、IMEIの確認など、両方でアクセスできる機能もあります。また、スマホメーカーが新しいAndroidのフォークをリリースするたびに、両者とも定期的に更新されています。
よく似ていますが、USSDコードとMMIコードには違いもあります。一つは提供元の違いです。USSDコードは主に携帯キャリアが提供しており、そのためキャリアごとに内容が異なります(キャリア依存型)。
一方、MMIコードは機種依存型です。Samsung Galaxy、Google Pixel、Oppoなど、使用しているスマートフォンブランドによってコードが変わります。MMIコードは、修理業者やスマートフォン技術者によっても頻繁に利用されています。
対応範囲については、MMIコードの方がUSSDコードよりも少ない傾向にあります。
以下は試してみたいMMIコードの例です:
- *#*#1234#*#*(PDAソフトウェアのバージョン情報)
- *#*#2222#*#*(スマートフォンのハードウェアバージョン)
- *#*#44336#*#*(現在のソフトウェアバージョンとシステム更新情報)
- *#7465625#(Android端末のロック状態)
- *#*#2663#*#*(タッチスクリーンのバージョン)
まとめ
USSDコードを活用すれば、発信者番号通知のオフのように、わずか数秒でさまざまな機能やセキュリティ設定にアクセスでき、時間の節約になります。ぜひ、番号ブロックの方法やAndroid・iOSでのデフォルトアカウント変更の方法も合わせて学んでみてはいかがでしょうか。
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