古いiPhoneを売却・下取り前に初期化する3つの方法【事前準備も解説】
iPhoneを売却したり、誰かに譲ったり、新しい機種に下取りに出したりする予定ですか?その前に、まずiPhoneを消去(初期化)しておきましょう。新しいデバイスへの乗り換えが格段にスムーズになります。あわせてApple IDとiPhoneの連携を解除しておけば、次に使う人が問題なくデバイスをアクティベートできます。この記事では、iPhoneを売却・譲渡する前に正しく消去する方法を詳しく解説します。

iPhoneを消去する前に行うべき3つの準備
古いiPhoneを消去する前に、必ず済ませておきたい重要な準備が3つあります。
1. Apple Watchのペアリングを解除する
Apple Watchを使っている場合は、iPhoneやWatchをリセットする前に必ずペアリングを解除してください。これによりアクティベーションロックが無効になり、Apple Watchを別のiPhoneで使えるようになります。
- iPhoneで「Watch」アプリを開き、「マイウォッチ」タブの右上にある「すべてのWatch」をタップします。
- 自分のApple Watchの横にある情報アイコンをタップします。
- 「Apple Watchとのペアリング解除」をタップし、確認画面で「[名前]のApple Watchとのペアリング解除」を選択します。
- Apple IDのパスワードを入力し、右上の「ペアリング解除」をタップします。


これでWatchがアカウントから切り離され、アクティベーションロックが無効になり、「Watchを探す」も削除されます。
2. iMessageとFaceTimeの登録を解除する
AndroidなどApple以外のデバイスに乗り換える場合は、古いiPhoneを消去する前にiMessageを無効化しましょう。これを怠ると、新しいAndroidスマホで、iOSデバイスの「メッセージ」アプリから送信されたSMS/MMSを受信できなくなることがあります。
作業を始める前に、iMessageの電話番号に関連付けられたSIMカードがiPhoneに入っていることを確認してください。そのうえで、iPhoneをモバイル通信網に接続し、「設定」>「メッセージ」の順に進んで「iMessage」をオフにします。

続いて「設定」メニューに戻り、「FaceTime」を選択して「FaceTime」をオフにします。

すでにiPhoneが手元にない場合は、オンラインでiMessageとFaceTimeの登録を解除できます。スマホまたはPCのブラウザでAppleの「Self Solve」ポータルページにアクセスし、国コードを選択して、登録解除したいiMessage/FaceTimeの電話番号を入力欄に記入します。「コードを送信」を選択して先へ進みます。

SMSで届いた6桁の確認コードを入力して「送信」を選択します。入力した情報が確認できれば、Appleが遠隔操作でその電話番号をiMessageサービスから解除してくれます。
3. 「iPhoneを探す」とアクティベーションロックをオフにする
下取りに出すためにiPhoneを消去する前に、最も重要なのがアクティベーションロックの無効化です。これによりiPhoneがあなたのApple IDから切り離され、購入者が問題なくデバイスを使用できるようになります。
「設定」アプリを開き、自分のApple ID名をタップして「探す」を選択し、「iPhoneを探す」をオフにします。続けてApple IDのパスワードを入力し、「オフにする」をタップします。

方法1: iOSの設定からiPhoneを初期化する
手動でiPhoneを初期化すると、手順の一部を見落としてしまう恐れがあります。iOS 15の初期化ツールはプロセス全体をガイドしてくれるため、見逃す心配がありません。このツールはアクティベーションロックを無効化し、Apple IDを切り離し、リセット前にデータをバックアップしてくれます。
iOS 15以降が動作しているiPhoneでは、以下の手順で安全に初期化できます:
- 「設定」アプリを開き、「一般」をタップして「iPhoneを移行またはリセット」を選択します。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。

ツールが、iPhoneから削除されるアプリ、個人データ、アカウント、サービスの一覧を表示します。
- 「続ける」をタップし、iPhoneのパスコードを入力して先へ進みます。
- iPhoneをWi-Fiネットワークに接続し、iCloudバックアップが作成されるのを待ちます。バックアップせずに消去したい場合は「バックアップをスキップ」をタップします。
- Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」をタップし、次の画面の指示に従います。

iOS 14以前のiPhoneを初期化する場合
iOS 14以前が動作しているiPhoneをリセットするには、「設定」>「一般」>「リセット」の順に進みます。iPhoneのパスコードとApple IDのパスワードを入力し、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
方法2: パソコンからiPhoneを消去する

設定アプリから直接初期化できない場合は、MacまたはWindowsパソコンを使いましょう。MacはmacOS Catalina 10.15以降が必要です。Windowsの場合は、最新版のiTunesがインストールされていることを確認してください。
MacでiPhoneを初期化する手順
- USBケーブルでiPhoneをMacノートブックまたはデスクトップに接続します。iPhoneのロックを解除し、指示があればパソコンによるデータと設定へのアクセスを許可します。
- 「Finder」を開き、サイドバーで自分のiPhoneを選択します。
まずアプリと個人データをパソコンにバックアップしておくと、新しいiPhoneに復元できて便利です。バックアップを作成する場合は次の手順へ進み、不要な場合は手順6までスキップしてください。
- 「一般」タブに移動し、「iPhone内のすべてのデータをバックアップ」を選択して「今すぐバックアップ」をクリックします。

- バックアップをセキュリティパスワードで暗号化するかどうかを選択します。

暗号化する場合は、次の画面でパスワードを入力して「パスワードを設定」を選択します。

- (iPhone上で)iPhoneのパスコードを入力すると、バックアップが開始されます。
- バックアップ完了後、「ソフトウェア」セクションまでスクロールし、「iPhoneを復元」を選択します。

- 「バックアップ」を選択するとiPhoneの設定のコピーがパソコンに保存されます。バックアップせずに進むには「バックアップしない」を選択します。

WindowsでiPhoneを初期化する手順
- iPhoneをWindows PCに接続し、iTunesを開いて左上のiPhoneアイコンを選択します。

- 消去前にバックアップを取りたい場合は、サイドバーの「概要」を選択し、「今すぐバックアップ」をクリックします。

- 「iPhoneを復元」を選択して、iPhoneを工場出荷時の状態にリセットします。

- 必要に応じて、復元前にiTunesでiPhoneの設定のバックアップを作成するかどうかを選択します。

方法3: リカバリーモードでiPhoneを消去する
iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合は、リカバリーモードに入ってMacまたはWindowsパソコンからデバイスを消去します。リカバリーモードは、正常に起動しなくなったiPhoneを消去する際にも役立つ手段です。
iPhoneをパソコンに接続し、FinderまたはiTunesを開いて、以下の手順でリカバリーモードに入ります:
- iPhone 8シリーズ、第2世代iPhone SE、その他Face ID搭載モデル: 音量を上げるボタンを押して素早く放します。次に音量を下げるボタンを押して放します。最後に、サイドボタンをリカバリーモード画面が表示されるまで長押しします。

- iPhone 7シリーズと第7世代iPod touch: サイド(またはトップ)ボタンと音量を下げるボタンを、リカバリーモード画面が表示されるまで同時に長押しします。
- それより古いiPhoneとiPod touch: ホームボタンとサイド(またはトップ)ボタンを、リカバリーモード画面が表示されるまで同時に長押しします。
デバイスがリカバリーモードで起動すると、FinderやiTunesに「iPhoneに問題があります」というポップアップが表示されます。「復元」を選択して先へ進みます。

パソコンがインターネットに接続されていれば、FinderやiTunesは初期化後に最新版のiOSをiPhoneへインストールします。「復元して更新」を選択して先へ進みます。

売却の準備はこれで完了
下取りに出す予定のiPhoneをリモートで消去することはおすすめしません。Appleは端末が紛失・盗難されたものと判断し、iPhoneを消去してもアクティベーションロックを有効のまま残してしまうためです。必ずiPhoneの設定メニューから初期化するか、パソコンを使って消去してください。その後、「探す」サービスでiPhoneのアクティベーションロックの状態を確認しておきましょう。
初期化後もアクティベーションロックが有効なままの場合は、Appleサポートに連絡し、アクティベーションロック解除のサポートを依頼してください。
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