iPhoneのバッテリーを長持ちさせる8つの方法|バッテリー健康度を維持するコツ
AppleのiPhoneは高性能なデバイスですが、多くの電子機器と同じように、適切なメンテナンスを行わなければ本来の性能を発揮できません。手入れさえ続ければ何年も航海を続けられる船と同じように、iPhoneもバッテリーの健康状態(バッテリー健康度)を維持することで、長年にわたって快適に使い続けることができます。
この記事では、iPhoneのバッテリー維持がなぜ重要なのか、そしてデバイスの寿命を延ばすために具体的にどうすればいいのかを詳しく解説します。
なぜiPhoneのバッテリー健康度の維持が重要なのか
すべてのiPhoneは時間の経過とともに劣化していきますが、日頃の使い方次第でそのスピードを大幅に遅らせることができます。iPhoneで最初に不具合が出やすいパーツのひとつがバッテリーです。バッテリーのケアをおろそかにすると、最悪の場合、充電ケーブルをつないでもまったく動かなくなってしまうこともあります。
バッテリーの寿命は使用環境や使い方など多くの要因によって左右されるため、正確に予測することはできません。しかし、よくあるバッテリーのトラブルを把握し、iPhone全体の長期的な健康を意識しておくことは、快適な使用期間を延ばす大きな助けになります。
少しでも長くiPhoneを使いたいなら、以下で紹介するバッテリー健康度を維持する方法を実践してみてください。
1. 充電サイクルを極端に増やさない
Appleによると、iPhoneは400〜500回のフル充電サイクルを経過すると、新品時のバッテリー容量に比べて保持できる充電量が大幅に低下します。つまり、一般的にはiPhoneの使用頻度が低いほど、バッテリーは長持ちするということです。
さらに、満充電の状態や完全放電の状態を長時間続けること自体も、バッテリー健康度を下げる原因になります。そのため、できるだけバッテリー残量を40%〜80%の範囲に保つことを心がけましょう。
2. 放電したままの状態で長時間放置しない
リチウムイオンバッテリーを構成する電池セルには限られた寿命があり、iPhoneのメリットを受け続けたいなら、日頃から大切に扱う必要があります。スマートフォンのバッテリーにとって最大の敵のひとつが「完全放電」です。電池セルの残量が絶対的なゼロまで落ちると、二度と動作しなくなる可能性があります。
幸い、iPhoneのバッテリーは電源が切れた後もわずかな予備充電を保持する仕組みになっており、この問題を回避できるようになっています。それでも、iPhoneの電源が完全に落ちたら、できるだけ早く充電し直すことを忘れないでください。コンセントにたどり着くまでのつなぎとして、バッテリー残量が20%以下になったら「低電力モード」を活用するのも効果的です。
3. 夜通し充電しっぱなしにしない
就寝中に充電するのは最も手軽な方法のため、夜通し充電している人は多いでしょう。しかし、このような過充電の状態が続くと、バッテリーを傷め、iPhone本体の寿命を縮める原因になります。
過充電がバッテリーに悪影響を与える理由は、すでに満杯のセルに対して、設計上許容される量以上の電流を流し続けてしまうからです。また、夜の大半を100%充電の状態で過ごすこと自体が、バッテリー健康度にとって好ましくありません。
そこで活用したいのが、iPhoneに搭載された「最適化されたバッテリー充電」機能です。設定 > バッテリー > バッテリーの状態から有効にできます。毎日ほぼ同じ時間に充電ケーブルから外す習慣があれば、iPhoneがそのパターンを学習し、実際に使用する直前まで100%までの充電を自動的に待機してくれるようになります。
4. 使わない機能をオフにする
充電サイクルを減らし、バッテリー健康度を維持するためには、本当に必要な機能以外はオフにしましょう。特に電力消費が大きいのは、「Appのバックグラウンド更新」「Bluetooth」「位置情報サービス」「プッシュ通知」などです。これらはすべて設定アプリから管理できます。
加えて、画面の明るさを下げたり、通知の数を絞ったりすることも有効です。通知が頻繁に届くとロック画面が何度も点灯するため、知らず知らずのうちにバッテリーを消耗してしまいます。
5. Apple認証の純正充電器だけを使う
世の中には、品質の低いiPhone用充電器を製造・販売する業者が少なくありません。こうした充電器でも一応充電はできますが、Appleの認証を受けていないため、純正品と同等の品質や互換性は保証されていません。
安全面とバッテリー健康度の両方を守るためには、Apple認証のアクセサリ、とくにLightningケーブルを使用することが重要です。認証済みの製品は、サージ(突入電流)やショートからデバイスを守り、怪我や内部部品(バッテリーを含む)の破損リスクを低減してくれます。
6. 極端な温度変化を避ける
iPhoneを高温や低温の極端な環境から守ることで、バッテリーやその他の部品を傷めることなく、デバイスの寿命を全うできる可能性が高まります。
極端な低温環境では、バッテリーの駆動時間が短くなったり、充電を保持する能力が低下したり、最悪の場合まったく動作しなくなることもあります。一方、極端な高温環境は、本体にひび割れが発生するなど一部の機能を恒久的に使えなくする恐れがあり、結果としてバッテリー全体のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
7. 質の良いiPhoneケースを取り入れる
バッテリーを長持ちさせるためには、ホコリや汚れの多い環境にiPhoneを置かないことも大切です。塵やゴミの粒子がバッテリーの接点に蓄積すると、バッテリー寿命が短くなる原因になります。
保護ケースを使えば、ゴミやホコリがポート(接続端子)に入り込む前にブロックできます。さらに、質の良いiPhoneケースは、画面の破損や水没などのトラブルからデバイスを守る役割も果たしてくれます。
ただし注意したいのは、ケースがiPhoneを包み込みすぎると放熱が妨げられ、本体が過熱してバッテリー健康度に悪影響を与える場合があるという点です。通気性や熱対策にも配慮したケースを選びましょう。
8. iOSを最新バージョンにアップデートする
iPhoneのバッテリー健康度を維持する重要なポイントのひとつが、OSを最新の状態に保つことです。時間の経過とともに、iPhoneは速度やパフォーマンスを向上させるアップデートを受け取ります。これにより、バッテリーを長期的に良好な状態へと導くことができます。
また、アップデートには省電力に役立つ新機能が含まれていることも多いです。たとえばiOS 12では「スクリーンタイム」が導入されました。この機能を使えば、デバイスの利用時間や、どのアプリを最も使っているかを把握でき、日常のスマホ利用習慣を見直して無駄な時間を減らすきっかけになります。
iPhoneのバッテリーをもっと長く使うために
残念ながら、iPhoneのバッテリーが時間とともに性能を落としていくこと自体は防げません。iPhoneには依然としてリチウムイオンバッテリーが採用されており、使用による自然な劣化は避けられないからです。しかし、日々の長期的なメンテナンスは、経年によるパフォーマンス低下に確実な違いをもたらします。
バッテリー健康度を保つことは、iPhoneを長く使い続けられるだけでなく、動作の遅さやアプリの強制終了などのトラブルを防ぐことにもつながります。幸い、バッテリーを健康な状態に保つためにできることはたくさんあります。そして万が一どうにもならなくなったときでも、Appleに依頼すればバッテリーを交換してもらえるので安心です。
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