iPhoneのRAM・CPU・バッテリー使用状況を確認・監視する方法
iPhoneを長く使っていると、動作が以前より遅くなった、新しいアプリやデータの保存スペースが足りない、バッテリーが数時間しか持たないといった悩みに直面することがあります。そんなときは、主要な3つのコンポーネント(RAM・CPU・バッテリー)の使用状況をチェックしてみましょう。
iPhoneのRAM、CPU、バッテリーの使用状況を確認することで、バッテリーが単純に劣化しているのか、それとも機種自体の買い替えが必要なのかを判断できます。

また、デバイスを適切にメンテナンスしてパフォーマンスを維持する方法を知ることにも役立ちます。高額な修理や買い替えにかかる費用を節約しながら、自分の用途に合ったパフォーマンスを引き出せるようになります。
ノートPCのCPUやGPUの監視とは少し異なりますが、iPhoneでもCPUやバッテリー寿命、メモリ使用量を確認する方法はいくつかあり、どれも簡単に行えます。

iPhoneにはCPUやRAMを監視する標準機能はありませんが、App Storeには無料・有料のシステム情報アプリが多数公開されています。この記事では、無料アプリ「Lirum Device Info Lite」を使った確認方法をご紹介します。
バッテリーの寿命や健康状態については、標準の設定アプリで確認できるほか、お好みでサードパーティ製アプリを使うことも可能です。
iPhoneでRAM使用量を監視する方法

Appleの基調講演でiPhoneのRAM容量について語られることは少なく、公式サイトでも詳細な仕様を見つけるのは難しいものです。しかし、一部の国では規制当局への届出が義務付けられているため、そこから情報を入手できます。たとえば中国のTENAA(工業情報化部)には各モデルのRAM容量が登録されています。
iPhone 8 Plus、XS Max、XS、X、XRなどのモデルでは、RAMは機種によって3GBまたは4GB、バッテリー容量は2,675mAh〜3,174mAhの範囲となっています。
前述のとおり、iPhoneには実際のRAM容量を確認できる標準設定はありませんが、「Lirum Device Info Lite」アプリを使えば、搭載メモリの総容量と使用中のメモリ量をチェックできます。
「Lirum Device Info Lite」は無料で利用でき、iPhoneの詳細なスペック情報を取得しながらパフォーマンスを監視できる便利なアプリです。
まずApp Storeからアプリをダウンロードしてインストールし、起動します。ホーム画面が表示されたら、画面左上の「Options」(三本線アイコン)をタップします。
次に「This Device」をタップします。

「System」をタップし、確認したい項目をチェックします。確認が終わったらアプリを終了しましょう。
iPhoneでCPU使用率を確認する方法
iPhoneはバッテリー消費を抑えるためにクロック周波数を自動的に制限することがあります。しかし、デバイスが本来の性能を発揮できていないと感じたら、CPUの動作周波数を確認してみましょう。ここでも「Lirum Device Info Lite」アプリが活躍します。
このアプリにはリアルタイムのマルチコア対応CPUモニターが搭載されており、CPU使用率のグラフをリアルタイムで表示できるほか、以下のような情報も確認できます。
- GPUコア数
- GPUモデル
- CPUコアのベースクロック
- CPUの現在クロックと最大クロック
- コントラスト比
さらに、リアルタイムのメモリ割り当てグラフやメモリクロック、メモリ容量など、iPhone内部の動作状況やシステムデータも詳しくチェックできます。
CPU使用率を確認するには、アプリを起動してホーム画面を開き、左上の「Options」(三本線アイコン)をタップします。
次に「This Device」をタップします。

「CPU」をタップします。

必要な項目を確認したら、アプリを終了してください。

ホーム画面に戻って「Tools」をタップする方法もあります。

「CPU Monitor」をタップします。

iPhoneのCPUパフォーマンスがグラフで表示されるので、視覚的に分かりやすく確認できます。

iPhoneでバッテリー使用状況を監視する方法
バッテリーの寿命や健康状態、パフォーマンスも確認できます。RAMやCPUとは異なり、バッテリーについては標準の設定アプリで確認できるのが嬉しいところです。もちろん、サードパーティ製アプリを使っても構いません。
標準機能でバッテリー状態を確認するには、「設定」アプリを開いて「バッテリー」をタップします。

「バッテリーの状態」をタップすると、バッテリーの健康状態と、パフォーマンス管理機能の状態を確認できます。この機能は、iPhoneのパフォーマンスを動的に調整することで予期しないシャットダウンを防ぐもので、状況に応じてデバイスの電源を自動的にオフにすることもあります。
この機能は、バッテリーが瞬時に最大電力を供給できなくなった場合に有効化され、最初に予期しないシャットダウンが発生した後にオンになります。iOS 13.1以降を搭載したiPhone 6以降のモデルが対象ですが、後継モデルはソフトウェアとハードウェアの設計が高度化しているため、機能の影響を実感しにくい場合があります。
「バッテリーの状態」画面では、バッテリーの最大パフォーマンス能力と容量に関する情報を確認できます。容量は、新品時のバッテリーと比べてどの程度残っているかを示す指標です。
容量が低下しているように見えるのは、バッテリーが化学的に経年劣化するためです。これにより1回の充電で使える時間が短くなり、最高のパフォーマンスを発揮する能力にも影響します。

バッテリー寿命を詳しく調べたい場合は、Apple Storeでの診断を受けるか、「設定」アプリの「バッテリー」セクションを確認しましょう。
バッテリー残量(パーセント表示)、アプリごとのバッテリー使用状況、充電レベルなど、重要な指標をひと目でチェックできます。

サードパーティ製アプリを使いたい場合は、CPU・RAM・バッテリーの3つの指標をまとめて確認できます。
この記事で紹介している無料アプリ「Lirum Device Info Lite」の場合、ホーム画面で「This Device」をタップし、「Battery」を選択します。

監視したいバッテリー統計情報を確認したら、アプリを終了しましょう。

また、ホーム画面から「Tools」→「Battery」の順にタップしても同じ情報にアクセスできます。

バッテリー残量(パーセンテージ)、摩耗レベル、実際の電圧、充電レベルなど、確認したい統計情報を自由にチェックできます。

iPhoneの状態を定期的にチェックしよう
スマートフォンが日常のコンピューティングの中心になるにつれ、そのパフォーマンスにもっと注意を払うことが重要になっています。今やスマホ選びは、OSの好みやデザインだけでなく、性能面が大きな判断材料となっています。
購入時にiPhoneのプロセッサやコア数を目にすることはありませんが、今回ご紹介した方法を使えば、RAM・CPU・バッテリーの状態をしっかり把握し、デバイスをより良い状態で長く使い続けられます。
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