Excelで大きなCSVファイルを開く2つの簡単な方法
CSV(カンマ区切り値:Comma-Separated Values)は、作成が簡単でさまざまなプラットフォームで利用できることから、広く使われているプレーンテキスト形式のファイルです。ただし、大量のデータを含むことが多く、ファイルサイズが大きくなりやすいという特徴もあります。他のプラットフォームでも十分に扱える形式ではありますが、シンプルさと柔軟性の高さから、今でも多くのユーザーがMicrosoft Excelを使い続けています。
しかし、CSVファイルがあまりにも大きい場合、Excelでは開けないことがあります。本記事では、大きなCSVファイルをExcelで開くための具体的な方法を詳しく解説します。
Excelで大きなCSVファイルを開く2つの方法
大きなCSVファイルをExcelで開く主な方法は「Power Query」を活用することです。また、ファイルを開くだけでなく、分割してからExcelで読み込めるようにしてくれるオンラインサービスも存在します。
そもそもこの種のファイルが開けない最大の原因は、CSVファイルと比較してExcelの行数・列数に上限がある点にあります(Excelの最大行数は1,048,576行)。そのため、ファイルを複数に分割することで問題が解決するケースもあります。
以下に、大きなCSVファイルをExcelで開くための2つの方法を紹介します。
方法1:Power Queryエディターを使用する
Excelにはかつて「Power Pivot」というアドインがあり、データモデルの構築や接続設定、計算処理などに利用されていました。その後、MicrosoftがExcel 2013までメンテナンスしていたのが「Power Query」です。現在は更新こそされていませんが、大きなCSVファイルをExcelで開く用途には今でも十分に活用できます。
以下の手順で、Power Queryを使って大きなCSVファイルを開きましょう。
手順:
- まず、リボンの「データ」タブをクリックします。
- 次に「データの取得」を選択し、「ファイルから」にマウスカーソルを合わせて「テキスト/CSVから」を選択します。

- ローカルファイルを参照して、対象のCSVファイルを選択します。
- するとウィンドウが開きます。下部にある「読み込み」オプションの横にある下向き矢印をクリックしてください。

- ドロップダウンメニューから「読み込み先」を選択します。
- すると「データのインポート」ダイアログボックスが表示されます。
- 「このデータをワークブックにどのように表示するかを選択してください」の項目で「接続のみ作成する」を選びます。
- 下部の「このデータをデータモデルに追加する」にチェックを入れます。

- 最後に「OK」をクリックし、読み込みが完了するまで少し待ちます。
- 読み込み後、ワークシート右側の「クエリと接続」ペインにクエリが表示されます。

ここからクエリと接続を開くことができます。

このウィンドウから、CSVファイルのデータを操作できるようになります。
関連記事: 書式なしでCSVファイルをExcelで開く方法(2つの簡単な方法)
方法2:オンラインツールでCSVファイルを分割する
Excelで大きなCSVファイルが開けない理由の一つは、ソフトウェア側で1,048,576行を超えるデータを扱えないことにあります。この数字だけを見ると十分大きく感じますが、現代のアナリストが扱うデータセットと比べると決して十分とは言えません。そこで有効な対策となるのが、CSVファイルをExcelの上限行数より少ない複数の小さなファイルに分割する方法です。
現在、こうした機能を無料で提供しているWebサイトがいくつかあります。ここでは「splitcsv」というサービスを例に説明します。
手順:
- まずサイトにアクセスし、図のように「Choose File」を選択して、対象のファイルを指定します。

- アップロードが完了するまで待ちます。完了したら「Split Options」をクリックします。

- 次のページで、ページ上部の「Header Rows」(ヘッダー行)や「Skip Rows」(スキップ行)などの好みのオプションを設定できます。

- ページ下部には「Output Details」(出力詳細)オプションがあり、ここから次のページへ進めます。

- 図のように直接ファイルをダウンロードすることもできますし、必要に応じてより高度なオプションに進むことも可能です。

- 高度なオプションを選んだ場合は、次のようなページが表示されます。ここでは、列の追加・削除や並べ替えを行えます。

- 続いて、ページ下部にある「Confirm Order」(順序の確認)オプションを確認します。

- その後、ファイルの詳細情報が再度表示されます。ページ下部でメールアドレスを入力し、「Split」(分割)を選択しましょう。

これで、分割されたファイルがメールで届きます。
関連記事: ExcelでのCSVファイルの書式設定(2つの実例付き)
まとめ
以上が、Microsoft Excelで大きなCSVファイルを開くための方法でした。これらの手順を活用すれば、大きなファイルも問題なく開けるようになるはずです。それでも開けない場合は、大規模データの処理に対応した他のプラットフォームを検討するのも賢明な選択肢となります。本ガイドが皆さんのお役に立てば幸いです。ご質問やご提案があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
このようなガイドをもっと見たい方は、Exceldemy.comをご覧ください。
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