Excelでリンクを解除して値だけを残す方法|誰でもできる3つの簡単な手順
複数のワークシートやブックを扱っていると、ファイル同士がリンクで結ばれることがあります。しかし、リンク元のファイルを配布したくない場合や、数式ではなく計算結果の値だけを残したい場合には、リンクを解除する必要があります。
この記事では、Excelでリンクを解除しながら値を保持する3つの方法を、実際の操作画面に沿ってわかりやすく解説します。練習用ワークブックをダウンロードして、記事を読みながら一緒に試してみてください。
※記事内の手順は、練習用ワークブックをダウンロードして実際に操作しながら確認できます。
Excelでリンクを解除して値を保持する3つの方法
ここでは、「Employee Salary Details.xlsx」というファイルに保存された、10名の従業員の最初の2か月分の給与データを例にして説明します。

給与の合計額は別の最終データセットに表示されており、この時点で両方のファイルは互いにリンクされた状態です。これから、このリンクを解除して値だけを残す手順を見ていきましょう。

方法1:[データ]タブの「リンクの編集」コマンドを使う
まずは、[データ]タブにある「リンクの編集」コマンドを使う方法です。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、[データ]タブを開きます。
- [クエリと接続]グループにある「リンクの編集」をクリックします。

- 「リンクの編集」という小さなダイアログボックスが表示されます。
- 解除したいリンクを選択します。選択方法は通常のWindowsでの複数選択操作と同じです。
- その後、「リンクの解除」ボタンをクリックします。

- 警告メッセージを含むダイアログボックスが表示されます。この警告では、リンクの解除は元に戻せない永久的な操作であることが伝えられます。
- リンクを解除する場合は「リンクの解除」を、キャンセルする場合は「キャンセル」をクリックしてください。

- 最後に「閉じる」をクリックして、「リンクの編集」ダイアログボックスを閉じます。
- すると、すべてのリンク数式が消え、数式バーには値のみが表示されるようになります。

これで、リンクを解除して値だけを残すことに成功しました。
💬 知っておくべきポイント
「リンクの編集」コマンドを使うと、特定の種類のリンクをブック全体から一括で解除できます。たとえば、外部のワークブックからの単純な合計リンクをアクティブなブック内の4~5個の異なるワークシートに設定していた場合でも、このコマンドを実行すれば、それらのリンクがすべて解除され、値だけが残ります。
関連記事: Excelで壊れたリンクを削除する方法(3つの簡単な方法)
方法2:Excelのコピーアンドペースト機能を使う
次に、Excelのコピーアンドペースト機能を使ってリンクを解除し、値を保持する方法を紹介します。コピーアンドペーストには2通りのやり方があり、それぞれ以下で説明します。
2.1 値として貼り付ける
この方法では、コピーしたセルを「値」形式で貼り付けることで、リンクを解除して値だけを残します。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、セル範囲C5:C14を選択します。
- 「Ctrl+C」を押して、内容をコピーします。

- 次に、マウスを右クリックし、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「値」として貼り付けるオプションを選択します。

- すると、すべてのリンク数式が消え、数式バーには値のみが表示されます。

このように、値として貼り付けるだけで、簡単にリンクを解除して値を保持できます。
2.2 「形式を選択して貼り付け」オプションを使う
続いて、「形式を選択して貼り付け」オプションを使う方法です。手順を順番に説明します。
📌 手順:
- まず、セル範囲C5:C14を選択します。
- 「Ctrl+C」を押して、内容をコピーします。

- [ホーム]タブの[クリップボード]グループにある「貼り付け」のドロップダウン矢印をクリックし、「形式を選択して貼り付け」を選択します。

- 「形式を選択して貼り付け」という小さなダイアログボックスが表示されます。
- [貼り付け]セクションで「値」オプションを選択します。
- 最後に「OK」をクリックします。

- すべてのリンク数式が消え、数式バーには値のみが表示されます。

以上で、リンクを解除して値だけを正確に残すことができました。
関連記事: ファイルを開く前にExcelのリンクを解除する方法(簡単な手順付き)
方法3:VBAコードを使う
VBAコードを書くことでも、リンクを解除して値を保持できます。手順は以下の通りです。
📌 手順:
- まず、[開発]タブを開いて「Visual Basic」をクリックします。[開発]タブが表示されていない場合は、開発タブを有効化しておく必要があります。また、「Alt+F11」キーを押してもVBE(Visual Basic Editor)を起動できます。

- VBEの画面が開いたら、[挿入]タブにある「標準モジュール」をクリックします。

- 空のエディター画面に、以下のVBAコードを入力します。

Sub Break_Links_and_Keep_Value()
Dim Connection As Variant
Connection = ActiveWorkbook.LinkSources(Type:=xlLinkTypeExcelLinks)
Do Until IsEmpty(Connection)
ActiveWorkbook.BreakLink Name:=Connection(1), _
Type:=xlLinkTypeExcelLinks
Connection = _
ActiveWorkbook.LinkSources(Type:=xlLinkTypeExcelLinks)
Loop
End Sub
- 「Ctrl+S」を押してコードを保存します。
- エディターのタブを閉じます。
- その後、[開発]タブの[コード]グループにある「マクロ」をクリックします。

- 「マクロ」という小さなダイアログボックスが表示されます。
- Break_Links_and_Keep_Valueを選択し、「実行」ボタンをクリックしてコードを実行します。

- 実行後、セルには値だけが残ります。

これで、VBAコードによって正常にリンクが解除され、値だけを保持できました。
💬 知っておくべきポイント
このVBAコードは、ブック内に存在するすべての外部データリンクを一括で解除します。そのため、大きなデータセットの中から特定のリンクだけを解除したい場合は、上記の他の方法を使用してください。
関連記事: リンク元が見つからないときにExcelのリンクを解除する方法(4つの方法)
まとめ
今回は、Excelでリンクを解除しながら値を保持する3つの方法を紹介しました。「リンクの編集」コマンド、コピーアンドペースト、VBAのいずれかを使えば、状況に応じて柔軟に対応できます。この記事が皆さんの業務に役立てば幸いです。他に質問やご提案がある場合は、下のコメント欄でお気軽にお知らせください。
Excelに関するさまざまな問題と解決策については、私たちのサイトExcelDemyもぜひチェックしてください。新しい方法を学び続けて、スキルアップを目指しましょう!
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